大分弁の「ちっころす(ちころす)」は、
感情が一気に高ぶったときに使われる、かなり強い言葉です。
意味としては 「ぶっころす」 に近く、
本来は冗談・誇張・怒りの爆発を表す言い回しとして使われます。
この記事では、
- 大分弁「ちっころす(ちころす)」の意味
- 実際に使われる場面・使われない場面
- ニュアンスと注意点
- かぼみ目線での受け取り方
を整理して解説します。
大分弁「ちっころす(ちころす)」とは?
大分弁の ちっころす(ちころす) は、
「ぶっころす」
という非常に強い言葉ですが、
実際に危害を加える意味で使われることはほぼありません。
- 主に:怒り・不満・限界の感情表現
- 場面:冗談交じり/身内同士/感情が爆発した瞬間
言葉としては強烈ですが、
感情の大きさを誇張して伝える表現です。
「ちっころす(ちころす)」の意味
ちっころす(ちころす)=ぶっころす
ただしニュアンスは👇
- 実行の意思はない
- 本気の脅しではない
- 「もう限界!」「めちゃくちゃ腹立つ!」の強調表現
標準語で言うと、
「もう!ほんとムカつく!」を
かなり荒い言葉にした感じに近いです。
実際の使われ方
⚠️ ※あくまで言語例として紹介します。
「もう〜!ほんとちっころすぞ!」
=「もう!ほんと腹立つ!」
「また忘れちょんの?ちっころすわ!」
=怒ってはいるが、本気ではない。
身内・かなり近い関係で
- 「あんた何回言わせるん!ちころすで!」
=感情が先に出るタイプの怒り。
※ 冗談が通じる関係限定で使われる言葉。
絶対に注意したい使いどころ
「ちっころす」は、
使う相手・場面を間違えると一気にアウトな言葉です。
使わないほうがいい場面
- 初対面・目上の人
- 職場・公の場
- SNSや文章(誤解されやすい)
方言を知らない人が聞くと、
本気の暴言・脅しとして受け取られる可能性が高いです。
かぼみ目線の一言コラム
かぼみ的に「ちっころす」は、
使わんほうがええ言葉やけど、知っちょくと大分が分かる言葉。
昔は、婆ちゃんとか親戚が
「ちころすぞ〜!」って言いよったけど、
今思うと、怒りというより“感情の噴火”やった気がする。
今は使わんけど、
聞いて意味が分かることが、大分弁を知るってことやと思うんよね。

※ SNS使用時は、必ず説明文を添えるのがおすすめ。
地域差・言い方の違い
- ちっころす:
→ 強調形。感情がかなり強い。 - ちころす:
→ 少しだけトーンが下がる。 - 地域や家庭によっては、
→ ほとんど使わない・禁止されている場合も多い。
似たニュアンスの大分弁(※比較用)
- ちたたく:ぶったたく
- ちちくりまわす:ぶん殴る
- ちちまわす:ぶん殴る
まとめ|「ちっころす」は感情の爆発を表す超強め表現
- 「ちっころす(ちころす)」=ぶっころす
- 実際の暴力を意味する言葉ではない
- 感情を誇張して表す大分弁
- 現代では使いどころに強い注意が必要
