大分弁の「えぎい」は、
食べ物の強い渋さ・えぐみを表すときに使われる言葉です。
意味としては
「えぐい渋さ」
にあたり、味覚にガツンと来る不快感をそのまま言葉にした表現です。
この記事では、
- 大分弁「えぎい」の意味
- 日常での使い方・生活感のある例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「えぎい」とは?
大分弁の えぎい は、
「強い渋さ・えぐみがある」
という意味で使われます。
- 主に:食べ物の味
- 場面:果物/野菜/下処理不足
一口食べた瞬間に
顔がしかめっ面になるレベルの渋さです。
「えぎい」の意味【大分弁 → 標準語】
えぎい=えぐい渋さ(食べ物の渋さ)
ニュアンスのポイント👇
- 渋みが強すぎる
- 口に残る不快感
- 下処理不足の合図
「こん柿、えぎぃなぁ」
は、
「この柿、渋すぎる」という意味になります。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「この柿、えぎぃわ。渋柿やな。」
=渋すぎて食べにくい
「下処理しちょらんけん、えぎぃんよ。」
=アクが強い・えぐみが残っている
「この葉っぱ、えぎぃけん入れんでええ。」
=味が悪くなる
シチュエーション別
- 家庭
- 「山で採った柿、えぎぃけん干そう。」
=渋抜き前提。
- 「山で採った柿、えぎぃけん干そう。」
- 料理
- 「アク抜きが足らんで、えぎぃな。」
=下処理不足。
- 「アク抜きが足らんで、えぎぃな。」
- 会話
- 「一口でわかった。えぎぃ。」
=即判断。
- 「一口でわかった。えぎぃ。」
👉 どの例文も
「渋い・えぐい」という味覚が
一読で分かる形です。
標準語との違い
標準語と比べると👇
- 渋い/えぐい
→ 説明的 - えぎい
→ 感覚そのまま
大分では
味の第一印象を、
短い一語で言い切る傾向があります。
かぼみ目線の一言コラム
かぼみ的に「えぎい」は、
料理の失敗を教えてくれる言葉やと思っちょん。
誰も責めんで、
状態だけ伝える。「えぎい」で
次どうするかが分かるんよね。

地域差
「えぎい(=食べ物の“えぐい渋さ/アクっぽさ”)」は県内でも地域と家庭で呼び方が割れるタイプ。コメントでは「初めて聞いた」「大分市では聞かない」など“非ネイティブ感”も出ていて、全県共通というより一部で日常語っぽい。使う人は、渋柿の“しぶさ”というより、筍・ほうれん草・山菜などのアク抜き不足/青臭さを「えぎぃ」と言う例が多い(=口の中がイガイガする感じ)。
地域差としては、代わりに 「しびぃ」(渋い)を使う派が多く、日田も「しびい」寄りという声。さらに佐伯方面では補足の通り 「むぎい」 が類義語として出ており、アクが強い・処理不足・(家庭によっては)脂っこさまで含めて使う場合があるらしい。つまり大まかに
- えぎぃ:アクっぽい/青臭い/えぐみ
- しびぃ:渋い(柿など)寄り
- むぎぃ:佐伯方面の類語(範囲広め)
で棲み分けが見える。なお比喩で「やり方がえぎぃ(エグい)」みたいに、人に対して使う転用も報告あり。
ただ、まだ把握できていない部分もあるので、
分かり次第更新していきます。
関連大分弁
まとめ|「えぎい」は渋さを伝える大分弁
- 「えぎい」=えぐい渋さ
- 食べ物の味に限定
- 下処理不足のサイン
- 日常会話で即伝わる
かぼみの大分弁講座では、
味覚までそのまま伝わる大分弁も
これからも一つずつ丁寧に残していきます。
