大分弁の「かやす」は、
物や人を倒す・ひっくり返すことを表す言葉です。
意味としては
「倒す」/「ひっくり返す」
にあたり、「かやる(倒れる)」の他動詞形にあたります。
この記事では、
- 大分弁「かやす」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「かやす」とは?
大分弁の かやす は、
「倒す」
「ひっくり返す」
という意味で使われます(他動詞)。
- 主に:コップ・自転車・イス・物
- 場面:不注意・勢い・事故
「かやる(倒れる)自動詞」が自然に倒れる動きなのに対し、
かやすは“倒す側”の動作になります。
「かやす」の意味【大分弁 → 標準語】
かやす=倒す/ひっくり返す
ニュアンスのポイント👇
- 手や体が原因
- 勢いがある
- 不注意のニュアンス
「テーブルにぶつかって、コップかやした。」
=テーブルにぶつかって、コップを倒した。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「自転車ば、かやしてしもうた。」
=倒してしまった
「走りよってイスかやした。」
=ひっくり返した
「子どもが花瓶かやした。」
=倒した
シチュエーション別
- 家庭
- 「気ぃつけんと、またかやすで。」
=注意。
- 「気ぃつけんと、またかやすで。」
- 子ども
- 「ふざけよったら机かやすぞ。」
=警告。
- 「ふざけよったら机かやすぞ。」
- 日常
- 「風で看板かやされた。」
=倒された(受け身的ニュアンス)。
- 「風で看板かやされた。」
※ 「ゴロン」といく感じの動作です。
標準語との違い
- 標準語:倒す/ひっくり返す
- 大分弁:かやす
標準語よりも
動きが具体的で、瞬間の様子が伝わりやすい表現です。
かぼみ目線の一言コラム
かぼみ的に「かやす」は、
“やってしまった感”が強い言葉やと思っちょん。
「倒した」より
ちょっと軽いけど、ちゃんと怒られそうな響きなんよね。

地域差
大分弁の「かやす」は「ひっくり返す/倒す」の“やった側”の言い方で、誰かの動作や不注意で物を倒した時に使うっちゃ。
たとえば「バケツん水かやしちょって(バケツをひっくり返してこぼしちょる)」「お茶かやしてしもうた(倒してこぼした)」みたいに、中身ごとぶちまけた時に出やすい。
県内のゆれとしては、日田では「かやす」のほうが自然という声があり、倒れる側の「かやる」より“倒す・こぼす”の用法が残りやすい印象。
強調形で「かやかす」を使う家もあって、「誰な!お茶をかやかしたんは!」みたいに叱り文句で生きる。
豆知識:自動詞の「かやる(倒れる)」とセットで覚えると、「倒れた/倒した」の区別が一発で通じて便利なんよ。
ただ、まだ把握できていない部分もあるので、
分かり次第更新していきます。
関連大分弁
まとめ
- 「かやす」=倒す/ひっくり返す
- かやるの他動詞形
- 勢いのある動き
- 日常でよく使う動作語
かぼみの大分弁講座では、
動きの対になる大分弁も、
これからも一つずつ丁寧に残していきます。


