大分弁の「きのどきい」は、
相手に対する気遣いや申し訳なさを表す言葉です。
意味としては
「気の毒な」/「申し訳ない」
にあたり、状況によってはありがたい気持ちが混ざることもある、やわらかい感情表現です。
この記事では、
- 大分弁「きのどきい」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「きのどきい」とは?
大分弁の きのどきい は、
「申し訳ない」
「気の毒だ」
「ありがたいけど恐縮する」
という意味で使われます。
- 主に:人から何かしてもらったとき
- 場面:お礼・遠慮・気遣い
単なる「かわいそう」ではなく、
相手の厚意に対して遠慮や感謝が混ざるのが特徴です。
「きのどきい」の意味【大分弁 → 標準語】
きのどきい=気の毒な/申し訳ない
ニュアンスのポイント👇
- 相手を気遣う
- ありがたさを含む
- 遠慮の気持ち
「こんなしてもろうて、きのどきいなぁ。」
=こんなにしてもらって、申し訳ない(ありがたい)。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「弁当まで作ってくれて、きのどきいなぁ。」
=ありがたいけど申し訳ない
「わざわざ来てくれて、きのどきい。」
=恐縮している
「そげん気ぃ使わせて、きのどきいわ。」
=遠慮の気持ち
シチュエーション別
- 家庭
- 「手伝うてもろうて、きのどきいな。」
=感謝+遠慮。
- 「手伝うてもろうて、きのどきいな。」
- 近所付き合い
- 「差し入れまで、きのどきい。」
=ありがたい。
- 「差し入れまで、きのどきい。」
- 仕事
- 「そこまでしてもらって、きのどきいです。」
=丁寧な恐縮。
- 「そこまでしてもらって、きのどきいです。」
※ 単純な謝罪ではなく、
温度のある感情表現です。
標準語との違い
- 標準語:申し訳ない/気の毒だ
- 大分弁:きのどきい
標準語よりも
感謝・遠慮・気遣いが混ざった柔らかい表現になります。
かぼみ目線の一言コラム
かぼみ的に「きのどきい」は、
大分らしい優しさが出る言葉やと思っちょん。
「ありがとう」だけやなくて、
“そこまでしてもろうて悪いなぁ”
って気持ちが一緒に入っちょるんよね。

地域差
大分弁の「きのどきぃ」は、標準語の「気の毒」より幅が広くて、
- 不幸や大変さを思う“気の毒な”
- 手間をかけさせた“申し訳ない”
- 差し入れ等への“ありがたい(でも悪い)”が混ざる言葉。
日田では「そげなきのどきぃこつせんでいいつん(そんな気遣いせんでええ)」みたいに“遠慮させる側”の定番フレーズが出やすい印象。
地域のゆれは語尾で「きのどきぃ/きのどきい」「きのどきがっち(=気の毒がって=遠慮して)」などが見られる。豆知識:奢りや手伝いへの「きのどきぃ〜」は、“次は私が返す”まで含んだ社交の合図っちゃ。
ただ、まだ把握できていない部分もあるので、
分かり次第更新していきます。
関連大分弁
まとめ
- 「きのどきい」=気の毒な/申し訳ない
- 感謝と遠慮が混ざる表現
- 大分らしいやわらかい感情語
- 日常でよく使われる
かぼみの大分弁講座では、
人との距離感が伝わる大分弁も、
これからも一つずつ丁寧に残していきます。
