大分弁の「からかう」って、こんなに種類あるん!?
――せがう/がまる/どうくる…“からかい”の強さと地域差まとめ
「からかう」って標準語やと一言で済むけど、
大分弁はここが妙に分岐しちょるんよね👀
同じ“いじり”でも、
冗談レベルなのか、しつこいちょっかいなのか、ほぼいじめ寄りなのかで、
使う言葉が変わる感じがある。
この記事では、コメントで出てきた言葉をベースに
意味の重み(強さ)と地域・世代の雰囲気が分かるように整理してみたよ。
まずは結論:大分の「からかう」は1語じゃない

大きく分けると、こんな感じに枝分かれする印象👇
- からかう/いじる(軽〜中):がまる、ちょくらかす、もどかす
- ふざける/ふざけんな(語気強め):どうくる、どうくっちょる、(ひゅーぐるう)
- いじり〜いじめ寄り(止める時にも出る):せがう(せがいなさんな)
- 調子に乗せる:おこづる/おこつる
- お調子者:つりあがり(つりあがる)
同じ“からかい”でも、方向が違うんよね。
1)「がまる」:いちばん“からかう”に近い定番枠
コメントの中で、いちばん説明が揃ってたのが がまる。
ニュアンスは 子ども相手のからかい/ちょっかいに強い。
例
- 「そげーがまると泣くけん、やめちょき」
- 「猿をがまると噛まれるよ」(←例文が分かりやすすぎる)
地域としては県南と言う人もおったし、全体的に“通じやすい大分側”の言葉っぽい。
2)「どうくる」:からかうというより「ふざけるな」寄り(語気強め)
どうくるは、単なる“いじり”より
空気読まずにふざける/調子に乗る方向に振れやすい印象。
例
- 「おまえ、こんな時にどうくるなよ」
- 「どうくっちょんのかぇー(ふざけちょんのか)」
- 「どうくんな!(別府っぽい言い方で出てた)」
「どうくるは語気が強め」って説明もあって、
怒りと冗談の境界におる言葉やね。
3)「せがう(せごう)」:軽い“からかい”じゃなく、いじめ寄りになることがある
ここが今回の一番おもしろい所。
辞書的には「からかう」側に置かれがちやけど、
コメントの体感としては “いじめ・しつこいちょっかい”寄りで出てきた。
例
- 「もう、せがいなさんな」(=やめなさい、止める時)
- 「そげぇ、あんやつをせがうなや」(=いじりすぎるな)
そして「からかうと、せがうは違う」派もおった。
この感じ、たぶん 地域+世代で“重み”が変わる言葉なんやと思う。
さらに「日出で聞いた」「北の方でよく聞いたかも」みたいな声もあって、
県北寄りで生き残りやすい可能性がある(※コメント体感)。
4)「ちょくらかす」:言い方が“からかう”っぽい直球タイプ
ちょくらかすは語感がもう“おちょくる”に近い。
今回のコメントでは中心にはならんかったけど、
「からかう」の直球枠として混ざってた。
日田方面の話と一緒に出がちで、
方言としては上流・内陸側の香りがするタイプ。
5)「もどかす」:知っとる人と初耳派が割れる“局地&世代”枠
あなたの補足がまさに核心で、
もどかす=からかう/ちょっかい出すとして使う人はおるけど、
県内でも「初耳」派が出やすい言葉っぽい。
- 「(年配の人に)言われよった」みたいな証言が出やすい
→ 局地+世代語として残ってる可能性。
※混乱ポイントとして、似た音で別解釈(例:もどがる=可愛がる と捉える人)も出やすいので、記事では
“通じにくい可能性あり”を添えると親切。
6)「おこづる/おこつる」:からかうじゃなく「調子に乗せる」
これは方向が違うやつ。
- 相手を煽って、のせて、調子に乗らせる
- からかった結果、相手が調子に乗る…みたいな場面で出やすい
“からかう”の近縁語として並べると理解しやすい。
7)「つりあがる」:年配が言う「お調子者」寄り
「つりあがる」は、“からかう動作”というより
性格・状態(お調子者)を指す感じ。
- 「あの人、つりあがりやけんなぁ」
みたいに人物評として出やすい。
8)おまけ:県外・他地域の「からかう」も別ルート
- 熊本:とごやかす(コメントで出た)
- 関西:おちょくる(有名)
- 鹿児島や宮崎なども「ふざける」系が別語で立ってること多い
九州、ほんと枝分かれが深い。
地域差ざっくり(コメント体感)
※きっちり地図化できるほどではないけど、雰囲気として👇
- 県北・日出〜北の方:せがう、どうくる系が話題に上がりやすい
- 県南:がまる+どうくる(使い分け)
- 日田:独立語感つよめ(ひゅーぐるう など)+ちょくらかす系の気配
- 別府:言い方のノリが強い(どぉ〜くんな 等の伸ばし)
まとめ:大分の“からかい”は、強さのグラデーションで言葉が変わる
同じ「からかう」でも、
- 軽いちょっかい → がまる
- 空気読まずふざける → どうくる
- しつこい/いじめ寄り → せがう
- 通じにくい局地語 → もどかす
- 煽って乗せる → おこづる
- お調子者評 → つりあがり
…みたいに、感情の温度と距離感で語彙が選ばれるのが大分弁の面白さやね。
※この記事は、SNSの投稿コメントで集まった用例・体感を参考に整理したものです(地域差やニュアンスは家庭・集落・世代でも揺れます)。



