大分弁の「きじょわしい」は、
気持ちがせいて落ち着かない状態を表す言葉です。
意味としては 「気ぜわしい」「気が急いてソワソワする」 に近く、
予定や気持ちに余裕がないときに、心の中のザワザワをそのまま言葉にした表現です。
この記事では、
- 大分弁「きじょわしい」の意味
- 日常での自然な使い方・例文
- 「しょわしい」との違い
をまとめて紹介します。
大分弁「きじょわしい」とは?
大分弁の きじょわしい は、
「気ぜわしい」/「気が急いて落ち着かない」
という心の状態を表す言葉です。
- 主に:大人が感情表現として使う
- 場面:時間に追われているとき/心配事があるとき
体の忙しさよりも、
気持ちの落ち着かなさに重点があるのが特徴です。
「きじょわしい」の意味
きじょわしい=気ぜわしい/気が急いて落ち着きがない
ニュアンスのポイント👇
- 何か気になってソワソワする
- 先のことを考えて気持ちが追いつかない
- 落ち着きたいのに落ち着けない
「今日はきじょわしいなあ」と言うときは、
「心がザワザワして、ゆっくりできん」状態を表しちょん感じです。
生活感のある例文
時間が気になって、なんかきじょわしいわ。
結果待ちで、きじょわして寝れんかった。
電話こんかえ?きじょわしいんやけど。
※ 体の忙しさより「心の忙しさ」を表すのがポイント。
しょわしい」との違い
似た言葉に しょわしい がありますが、
意味の軸は少し違います。
- しょわしい
→ 予定や作業が多くて、実際にバタバタしている状態 - きじょわしい
→ 心が急いて、気持ちが落ち着かない状態
「体がしょわしい日」もあれば、
「心がきじょわしい日」もある、という感じです。

地域差・似た言い回し
大分弁「きじょわしい」は、「気ぜわしい」「気が急いて落ち着きがない」という意味で、県内全域で通じる表現です。
この言葉は、前回話題にした「しょわしい(忙しい、騒がしい)」と関連しており、特に中部・北部地域(大分市や別府周辺)で、人の行動や様子が**「落ち着きがなく、せわしない」状態を指すのに使われます。地域による意味の大きなズレはなく、「心」の状態**を表す点で、「しょわしい」と使い分けられることがあります。
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関連大分弁
まとめ|「きじょわしい」は心の落ち着かなさを表す大分弁
- 「きじょわしい」=気ぜわしい/気が急いて落ち着かない
- 体よりも「心の状態」を表す言葉
- 心配・待ち時間・締切前などでよく使う
- 「しょわしい」と使い分けると表現が豊かになる
