大分弁の「好いちょる(すいちょる)」は、
人や物ごとへの好意をやわらかく伝えるときに使われる言葉です。
意味としては
「好きだ」
にあたり、強い主張というより、自然に気持ちがにじむニュアンスを含みます。
この記事では、
- 大分弁「好いちょる」の意味
- 日常での使い方・生活感のある例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「好いちょる(すいちょる)」とは?
大分弁の 好いちょる は、
「好きだ」
「好意を持っている」
という意味で使われる言葉です。
- 主に:人・食べ物・物ごと
- 場面:日常会話/気持ちの共有
告白の言葉というより、
普段の気持ちをそのまま言う表現です。
「好いちょる(すいちょる)」の意味
好いちょる=好きだ
ニュアンスのポイント👇
- 穏やか
- 気取らない
- 日常に溶け込む
「あれ、好いちょるんよ」
は、
「あれ、好きなんだよ」という意味になります。
生活感のある例文
「あの店、前から好いちょる。」
=「あの店、前から好き。」
「その音楽、しんけん好いちょる。」
=「その音楽、すごく好き。」
「別府、好いちょる人多いよな。」
=「別府が好きな人多いよね。」
シチュエーション別
- 食べ物
- 「この味、好いちょる。」
=好み。
- 「この味、好いちょる。」
- 人
- 「あの人の考え方、好いちょる。」
=尊敬・好意。
- 「あの人の考え方、好いちょる。」
- 場所
- 「うみべた、好いちょる。」
=暮らしの好み。
- 「うみべた、好いちょる。」
※ 強い告白表現ではありません。
標準語との違い
標準語と比べると👇
- 好きだ
→ はっきりした表明 - 好いちょる
→ 生活の中の自然な好意
大分では
「言わんでも分かる」気持ちを、
ちょっと言葉にする感じです。
かぼみ目線の一言コラム
かぼみ的に「好いちょる」は、
気持ちを軽く差し出す言葉やと思っちょん。
大げさに言わんでも、
「好いちょる」って言うだけで、
ちゃんと伝わる。それが大分弁のええとこやなあと思います。

地域差
「好いちょる/すいちょる」は大分で「好きだ」。資料では県内で広く通じ、現時点で強い地域差は見えにくい。言い方は「すいちょん」「好きやねー/好きやにー」「好きなんよ」などに揺れ、年配ほど「好いちょるけん…」系の告白が残る印象。
SNSでは店内に向けて「すいちょるかえー?」と聞く例もあり、対象次第でニュアンスが動く可能性あり。なお同音の「空いちょん」も連想も出る。
関連大分弁
まとめ|「好いちょる」は気持ちがにじむ大分弁
- 「好いちょる」=好きだ
- 強く言い切らない、やわらかな好意
- 人・物・場所に広く使える
- 日常会話でとても自然
かぼみの大分弁講座では、
気持ちをそっと伝える大分弁も
これからも一つずつ残していきます。
