大分弁の「しゃっち」は、
必要以上に手間をかけた行動を指して使われる言葉です。
意味としては
「あえて/わざわざ」
にあたり、状況によっては軽い呆れやツッコミのニュアンスも含みます。
この記事では、
- 大分弁「しゃっち」の意味
- 日常での使い方・生活感のある例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「しゃっち」とは?
大分弁の しゃっち は、
「あえて」
「わざわざ」
という意味で使われる言葉です。
- 主に:行動の選び方
- 場面:遠回り/余計な手間/逆張り
中立というより、
**「そこまでせんでも…」**という気持ちがにじみます。
「しゃっち」の意味【大分弁 → 標準語】
しゃっち=あえて/わざわざ
ニュアンスのポイント👇
- 余計な一手
- 手間を選ぶ
- 軽い皮肉を含むことも
「しゃっち遠い道行かんでもええやろ」
は、
「わざわざ遠い道を行かなくてもいいでしょ」という意味になります。
生活感のある例文【会話形式】
「しゃっち混む時間に行かんでも。」
=「わざわざ混む時間に行かなくても。」
「しゃっち自分でせんでも、頼めばええのに。」
=「あえて自分でしなくても、頼めばいいのに。」
「なんでしゃっちそげん言い方するん?」
=「どうしてわざわざそんな言い方するの?」
シチュエーション別
- 家庭
- 「しゃっち手間かけちょるなあ。」
=遠回り。
- 「しゃっち手間かけちょるなあ。」
- 仕事
- 「しゃっち今やらんでもよくね?」
=タイミングの指摘。
- 「しゃっち今やらんでもよくね?」
- 友だち
- 「しゃっち言わんでも伝わるやろ。」
=軽いツッコミ。
- 「しゃっち言わんでも伝わるやろ。」
※ 強く言うと皮肉になります。
標準語との違い
標準語と比べると👇
- あえて/わざわざ
→ 客観的 - しゃっち
→ 感情が混じる
大分では
行動の是非より、
**「なんでそうしたん?」**の気持ちが前に出ます。
かぼみ目線の一言コラム
かぼみ的に「しゃっち」は、
優しいツッコミの合図やと思っちょん。
責めるほどじゃないけど、
気になる。その距離感が
「しゃっち」なんよね。

地域差
「しゃっち(あえて/わざわざ)」は県内で広く通じる印象で、意味自体の地域差は小さめ。ただ言い方の揺れがあり、「しゃっち/さっち」に加えて「しゃっちゃ/さっちゃ」(語尾付き)、「しゃって」(日田)などが報告されています。
使い方は「しゃっち今せんでもええやん」「今それ言わんでも」みたいに、“わざわざ今?”のツッコミで出やすい。年代は、還暦前後が「よく使う」一方、「昔は使ったが今は使わん」声もあり、使用頻度は世代で差が出そう。
ただ、まだ把握できていない部分もあるので、
分かり次第更新していきます。
関連大分弁
- なしか(どうして?)
- どげえ(どう)
- すもつくれん(つまらない/くだらない)
まとめ|「しゃっち」は行動にツッコミを入れる大分弁
- 「しゃっち」=あえて/わざわざ
- 余計な手間を選んだときに使う
- 軽い皮肉やツッコミを含む
- 日常会話で自然に出る
かぼみの大分弁講座では、
行動の“選び方”に反応する大分弁も
これからも一つずつ残していきます
