大分弁の「くりい」は、
相手に何かを頼むときに使う言葉です。
標準語の「ください」にあたり、
命令というより、少しやわらかくお願いする感じが出るのが特徴です。
この記事では、
- 大分弁「くりい」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「くりい」とは?
大分弁の くりい は、
「ください」
「ちょうだい」
という意味で使われます。
- 主に:お願い・依頼
- 場面:日常会話/買い物/家庭内
「〜してくれ」のような強さよりも、
少しやわらかく頼む感じが出る言葉です。
「くりい」の意味【大分弁 → 標準語】
くりい=ください
ニュアンスのポイント
- 相手に何かを頼む時に使う
- 命令よりお願いの響きがある
- 日常会話で自然に出やすい
「それ、取ってくりい。」
=それ、取ってください。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「もうちょっと水、くりい。」
=もう少し水をください
「その袋、ひとつくりい。」
=その袋をひとつください
「分からんけん、教えてくりい。」
=分からないから、教えてください
シチュエーション別
- 家庭
- 「しょうゆ取ってくりい。」
=しょうゆを取ってください
- 「しょうゆ取ってくりい。」
- 買い物
- 「これ、ひとつくりい。」
=これをひとつください
- 「これ、ひとつくりい。」
- 日常
- 「あとで電話してくりい。」
=あとで電話してください
- 「あとで電話してくりい。」
※ 物をもらう時だけでなく、
動作をお願いする時にも使えます。
標準語との違い
- 標準語:ください
- 大分弁:くりい
標準語の「ください」よりも、
「くりい」は会話の中で少しくだけた、身近な響きがあります。
かしこまりすぎず、でも頼む気持ちはちゃんとある、ちょうど中間くらいの言い方です。
かぼみ目線の一言コラム
「くりい」って、
お願いしよるのに、ちょっとやさしいんよね。
「ください」やと少しかたいし、
「くれ」やと強い。
その間の、暮らしにちょうどいい言い方やなぁって思うんよ。

地域差

大分弁の「くりい」は「ください」のくだけた言い方で、家族やごく親しい相手に向ける“近い距離のお願い”っちゃ。
SNSのコメントを見ると、日田や三重町でも使う声があり、県内ではわりと広く通じる印象。
ただし「そこのかばん取っちょくれ(=取ってくりぃ)」のように、地域や家庭によっては「〜ちょくれ/〜しちくりぃ」と動詞につなげて使う方が自然な場合もある。
「タバコくりい」「めしくりい」みたいに名詞だけでも言えるけど、ややぞんざいにも聞こえるけん相手は選ぶ言葉やね。
豆知識として、「くりい」は「くれ」系のやわらかい変化形で、「行っち見ち来ちくりい」みたいに複合すると一気に大分らしさが出るっちゃ。
ただ、まだ把握できていない部分もあるので、分かり次第更新していきます。
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まとめ
- 「くりい」=ください
- 相手にやわらかく頼む時に使う
- 物をもらう時にも、動作をお願いする時にも使える
- 「〜しちくりぃ」などの形でもよく使われる
かぼみの大分弁講座では、
日常のお願いごとに残る大分弁も、これからも一つずつ丁寧に残していきます。
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