標準語の「してください」よりも、
少しやわらかく、日常の会話にそのままなじむ言い方で、家でも仕事でも使いやすい大分弁です。
この記事では、
- 大分弁「しちくりい」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「しちくりい」とは?

大分弁の しちくりい は、
「してください」
「してくれ」
という意味で使われます。
- 主に:お願い・依頼
- 場面:家庭/仕事/日常会話
きつい命令ではなく、
やわらかく頼む感じが出やすい言葉です。
「しちくりい」の意味【大分弁 → 標準語】

しちくりい=してください
ニュアンスのポイント
- 相手に動作をお願いする時に使う
- 命令より、やわらかい依頼の響きがある
- 家でも職場でも使いやすい
「あとで連絡しちくりい。」
=あとで連絡してください。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「あとで連絡しちくりい。」
=あとで連絡してください
「その戸、閉めちくりい。」
=その戸を閉めてください
「分からんけん、もう一回おそえてしちくりい。」
=分からないから、もう一回教えてください
シチュエーション別
- 家庭
- 「ご飯できたら呼んじくりい。」
=ご飯ができたら呼んでください
- 「ご飯できたら呼んじくりい。」
- 仕事
- 「この書類、確認しちくりい。」
=この書類を確認してください
- 「この書類、確認しちくりい。」
- 日常
- 「着いたら電話しちくりい。」
=着いたら電話してください
- 「着いたら電話しちくりい。」
※ 物をもらう時の「くりい」より、
動作をお願いする時にしっくりくる言葉です。
標準語との違い
- 標準語:してください
- 大分弁:しちくりい
標準語の「してください」よりも、
「しちくりい」は会話の距離が近く、少しくだけたやわらかさがあります。
「してくれ」ほど強くなく、「してください」ほどかたくない、ちょうど日常に合う頼み方です。
かぼみ目線の一言コラム
「しちくりい」って、
お願いしよるのに、ちょっとあったかいんよね。
頼みごとって、言い方ひとつで角が立つこともあるけど、
「しちくりい」やと、やわらかく言える。
家でも仕事でも使いやすい、大分らしい頼み方やなぁって思うんよ。

地域差

大分弁の「しちくりい」は「してください/してくれ」のくだけたお願いで、かたい敬語より近い距離感の頼み方っちゃ。
SNSのコメントを見ると、別府では「頼むけん修理しちくりぃ」「洗濯もん干しちくりぃ」みたいに今も使う声があり、「やっちくりぃ」「持っちきちくりぃ」「許しちくりぃ」など、動詞につけて広く応用できるのが特徴。
一方で大分市では「あまり使わん」「山間部や高齢者寄り」という声もあり、県内全体で見ると地域差より世代差・性別差が出やすそうやね。
女性ややわらかい言い方では「しちょくれ」「しちょってな」「しちょきよえ」「しちくれん/しちくれんな」が出やすく、「しちくりい」は少しおじさん・年配男性っぽい響きに感じる人もおるみたい。日田では「してくれない」が“ちょうだい・してくれん?”に近い形で使われるという声もあって、お願い表現の枝分かれが面白いところ。
豆知識として、似た音の「しちくじい」は「しつこい」で、意味はまったく別。何回も「しちくりい」ばかり言うと「しちくじぃなぁ」と返される、なんて方言同士の掛け合いも起きるっちゃ。
ただ、まだ把握できていない部分もあるので、分かり次第更新していきます。

関連大分弁
まとめ
- 「しちくりい」=してください
- 相手にやわらかくお願いする時に使う
- 家でも仕事でも使いやすい依頼表現
- 地域によって言い方や伸ばし方に揺れがある
かぼみの大分弁講座では、
日常のお願いごとに残る大分弁も、これからも一つずつ丁寧に残していきます。
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