大分弁の「つりあがり」は、
お調子者 のことを表す言葉です。
褒められたり、その気になったりして、すぐ調子に乗る人に対して使われることが多く、
少しあきれながらも、どこか憎めん感じを含んだ言い方です。
この記事では、
- 大分弁「つりあがり」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「つりあがり」とは?

大分弁の つりあがり は、
「お調子者」
「すぐその気になる人」
という意味で使われます。
- 主に:性格・ふるまい
- 場面:家庭/学校/日常会話
悪人というより、
すぐ調子に乗る、軽く浮かれやすい人 に向けて使われることが多い言葉です。
「つりあがり」の意味【大分弁 → 標準語】
つりあがり=お調子者
ニュアンスのポイント
- 褒められるとすぐその気になる
- 調子に乗りやすい
- あきれと親しみが混ざる
「あの子、褒めたらすぐつりあがるなぁ。」
=あの子、褒めたらすぐ調子に乗るね。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「あいつはつりあがりやけん、すぐ前に出たがる。」
=あの人はお調子者だから、すぐ前に出たがる
「一回褒められたくらいで、つりあがっちょん。」
=一回褒められたくらいで、調子に乗っている
「つりあがりやけん、またその気になっちょるわ。」
=お調子者だから、またその気になっているよ
シチュエーション別
- 家庭
- 「あんまり褒めたら、またつりあがるで。」
=あんまり褒めたら、また調子に乗るよ
- 「あんまり褒めたら、またつりあがるで。」
- 学校
- 「みんなの前やと、つりあがりがひどいな。」
=みんなの前だと、お調子者ぶりがひどいね
- 「みんなの前やと、つりあがりがひどいな。」
- 日常
- 「ちょっと注目されたけんち、つりあがりすぎやわ。」
=少し注目されたからって、調子に乗りすぎだよ
- 「ちょっと注目されたけんち、つりあがりすぎやわ。」
※ 本気でけなすというより、
“また始まったな”くらいの空気で使われることも多い言葉です。
標準語との違い
- 標準語:お調子者
- 大分弁:つりあがり
標準語の「お調子者」よりも、
「つりあがり」はその場で気分が上がってしまう感じが少し強く出ます。
性格の説明というより、今まさに“調子に乗っちょる”空気が見えやすい言い方です。
かぼみ目線の一言コラム
「つりあがり」って、
ちょっとあきれるけど、ちょっと笑える言葉なんよね。
ほんとに嫌な人というより、
“またその気になっちょるなぁ”って見守る感じがある。
大分の会話らしい、軽いツッコミの入る言葉やなぁって思うんよ。

地域差

大分弁の「つりあがり」は、「お調子者」「すぐその気になる人」を表す言葉やけど、県内ではかなり地域差があるみたいやね。
コメントを見ると、この言い方そのものを知っちょる人もおる一方で、「初めて聞いた」「うちでは別の言い方をする」という反応も多かった。
日田では「おだたっちょる」「ひゅーぐるる」、国東では「つらがる」、ほかにも「つけあがっちょる」「かんちょら」「けちゅうら」など、似た意味の言い換えがかなり多い。
つまり「つりあがり」は県内共通というより、ある地域では普通、別の地域では別語に置き換わるタイプの方言やね。
ニュアンスとしては、悪人というより「褒められたらすぐ調子に乗る」「まだ実力もないのに勢いだけ出る」感じが中心で、「そげぇつりあがりよったらこけるで」のように、たしなめる時によく合うっちゃ。
だから“憎たらしい”より、“ちょっと危なっかしいお調子者”に近い印象がある。
豆知識として、地域によっては「ちゅーかんのじょうはっちょん」のように、“ふざける・おどける・調子に乗る”をまとめて言う表現もあるらしく、大分はこの手の“調子に乗る系”語彙が意外と細かく分かれちょる。人柄の微妙な違いまで言い分けるのが、大分弁のおもしろさやね。
まだ把握できていない部分もあるので、分かり次第更新していきます。
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まとめ
- 「つりあがり」=お調子者
- 褒められたり注目されると、すぐその気になる人に使う
- あきれと親しみが混ざる言い方
- 地域によっては「おだたっちょる」「ひゅーぐるる」「けちゅうら」など別表現もある
かぼみの大分弁講座では、
性格やふるまいの細かい違いまで見える大分弁も、これからも一つずつ丁寧に残していきます。
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