大分弁の「こげなん」は、
目の前にある物や、今話題にしよる内容を指して「こんなの」と言う時に使う言葉です。
会話の中でかなり出やすい言い方で、
物を見せながら言ったり、ちょっと呆れたり、逆に感心したりする時にも自然に使われます。
この記事では、
- 大分弁「こげなん」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「こげなん」とは?

大分弁の こげなん は、
「こんなの」
「こういうの」
という意味で使われます。
- 主に:目の前の物・今話題の内容
- 場面:日常会話/説明/感想
「これ」より少し広く、
見せながら“こういうやつ”とまとめて指す感じがある言葉です。
「こげなん」の意味【大分弁 → 標準語】
こげなん=こんなの
ニュアンスのポイント
- 目の前の物を指しやすい
- 「こういうもの」というまとめ方ができる
- 呆れ・感心・説明のどれにも使いやすい
「こげなん、初めて見たわ。」
=こんなの、初めて見たよ。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「こげなん、どこで買うたん?」
=こんなの、どこで買ったの?
「こげなんで足るんかえ?」
=こんなので足りるの?
「こげなん、よう作ったなぁ。」
=こんなの、よく作ったね
シチュエーション別
- 家庭
- 「こげなん、まだ取っちょったん?」
=こんなの、まだ取っておいたの?
- 「こげなん、まだ取っちょったん?」
- 仕事
- 「こげなんじゃ、説明にならんで。」
=こんなのじゃ、説明にならないよ
- 「こげなんじゃ、説明にならんで。」
- 日常
- 「こげなん見たら、笑いがこらえきらん。」
=こんなのを見たら、笑いが我慢できない
- 「こげなん見たら、笑いがこらえきらん。」
※ 物そのものにも使えますが、
話の内容や状況そのものを指す時にも自然に使えます。
標準語との違い
- 標準語:こんなの
- 大分弁:こげなん
標準語の「こんなの」と意味は近いですが、
「こげなん」は会話の中でよりやわらかく、口語らしい響きがあります。
「こういうの」をぎゅっと一言にしたような、大分らしい言い方です。
かぼみ目線の一言コラム
「こげなん」って、
見た瞬間に出る言葉なんよね。
考えて言うというより、
「あ、こげなんか」ってそのまま口に出る感じ。
物にも話にも使えるけん、暮らしの中でよう働く言葉やなぁって思うんよ。

地域差

大分弁の「こげなん」は「こんなの」で、目の前の物を指しながら言う時にしっくりくる言い方っちゃ。
SNSコメントを見ると、大分市・日田・蒲江などで普通に使う人がいて、「こげなん、どこで見つけたん?」「こげなん常識やろ」みたいに、驚きにもツッコミにも使いやすい。
一方で、県内でも「聞いたことない」という声は少なく、かなり広く通じる部類に見える。形のゆれとしては「こげなん」だけでなく、「こげん」「こげな」「こげえ」まで並んで使われやすく、九州では「そげん/あげん/どげん」とセットで残ることが多い。
豆知識としておもしろいのは、「こげなん」が単なる“こんなの”だけじゃなく、少し感情を乗せやすいこと。見つけた物に驚いた時の「こげなん!」にもなるし、少し呆れて「こげなん質問よくするわ」とも言える。
また、「こげなもんでわりぃけどな」のようにへりくだりにも使えるけん、見た目以上に働きの広い言葉やね。
宮崎県北でも近い形が出るという声があったように、この系統は大分だけの孤立語というより、九州の広い“こげん・そげん圏”の中で、大分らしい音に育った表現と見たほうが分かりやすいっちゃ。
ただ、まだ把握できていない部分もあるので、分かり次第更新していきます。
関連大分弁
まとめ
- 「こげなん」=こんなの
- 目の前の物や話題を指す時に使う
- 説明・感想・呆れ・感心のどれにも使いやすい
- 口語らしいやわらかさがある
かぼみの大分弁講座では、
会話の中で自然に出る指し言葉の大分弁も、これからも一つずつ丁寧に残していきます。
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