大分弁の「こくる」は、
人がこける/転ぶ時に使う言葉です。
つまずいて前のめりになる時も、足を取られて転ぶ時も使いやすく、日常会話の中でかなり自然に出てくる大分弁です。
この記事では、
- 大分弁「こくる」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「こくる」とは?

大分弁の こくる は、
「こける」
「転ぶ」
という意味で使われます。
- 主に:人の動き
- 場面:歩いている時/走っている時/つまずいた時
ただ倒れるだけでなく、
足を取られて転んだ感じや不意にバランスを崩した感じが出やすい言葉です。
「こくる」の意味【大分弁 → 標準語】
こくる=こける/転ぶ
ニュアンスのポイント
- 足を取られて転ぶ感じがある
- 不意にバランスを崩す場面に合う
- 子どもにも大人にも使いやすい
「走りよったら、石につまずいてこくった。」
=走っていたら、石につまずいて転んだ。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「雨の日はようこくるけん、気ぃつけよ。」
=雨の日はよく転ぶから、気をつけよう
「段差でこくって、ひざ打った。」
=段差でこけて、ひざを打った
「あんまり急ぐと、またこくるで。」
=あまり急ぐと、また転ぶよ
シチュエーション別
- 家庭
- 「走るけんこくるんで。歩きない。」
=走るから転ぶんだよ。歩きなさい
- 「走るけんこくるんで。歩きない。」
- 学校
- 「廊下でこくったら危ないけん、ふざけんで。」
=廊下で転んだら危ないから、ふざけないで
- 「廊下でこくったら危ないけん、ふざけんで。」
- 日常
- 「買い物帰りに道でこくって、袋ば落とした。」
=買い物帰りに道で転んで、袋を落とした
- 「買い物帰りに道でこくって、袋ば落とした。」
※ 子どもへの注意でも、大人の失敗談でも自然に使える言葉です。
標準語との違い
- 標準語:こける/転ぶ
- 大分弁:こくる
標準語の「こける」に近いですが、
「こくる」は会話の中でより口になじみやすく、動きの感じがそのまま出やすい言い方です。
特に、つまずいて転んだ時の“やってしもうた感”が出しやすいのも特徴です。
かぼみ目線の一言コラム

「こくる」って、
音まで一緒に伝わる感じがあるんよね。
ただ転んだ、じゃなくて、
ちょっと勢いよくガクッとなった感じ。
子どもの頃からよう聞く、暮らしの中の動きの言葉やなぁって思うんよ。
地域差

大分弁の「こくる」は「こける/転ぶ」で、県内ではかなり通じやすい言い方っちゃ。
コメントを見ると、日田でも「けつまずいち、こくるばい」と自然に使われちょって、大きな地域差はあまり見えんね。
ただ、言い方には少しゆれがあって、「こくる」「こける」「こくん」が並んで使われる家もあるみたい。場面としては、段差・置きっぱなしのカバン・高い靴みたいに、“うっかり足を取られてガクッとなる”時によう合う。
豆知識として、「こくる」はただ転ぶより、勢いよく体勢を崩す感じが出やすい言葉。年配では「こくう」と聞こえる言い方もあって、発音の変化まで含めると、生活の中で生きた方言やなあと感じる語やね。
ただ、まだ把握できていない部分もあるので、分かり次第更新していきます。
関連大分弁
- かやる(ひっくり返る/倒れる)
- かやす(倒す・ひっくり返す)
- じりぃ(ぬかるんでいる)
まとめ
- 「こくる」=こける/転ぶ
- つまずいたり足を取られたりして転ぶ時に使う
- 会話の中で動きの感じがそのまま出やすい
- 子どもにも大人にも使いやすい日常語
かぼみの大分弁講座では、
暮らしの中の動きや失敗までそのまま伝わる大分弁も、これからも一つずつ丁寧に残していきます。
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