大分弁の「すかんたらしい」は、
人や物ごとに対して 「好かない」「感じがよくない」 と思う時に使う言葉です。
ただ単に嫌いというより、
なんとなく気に入らん、雰囲気が鼻につく、という時に出やすい大分弁です。
この記事では、
- 大分弁「すかんたらしい」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「すかんたらしい」とは?

大分弁の すかんたらしい は、
「好かない」
「感じがよくない」
という意味で使われます。
- 主に:人の態度・雰囲気・物言い
- 場面:日常会話/人物評/軽い不満
はっきり「嫌い」と言い切るほどではないけど、
なんか気に入らん という時にしっくりくる言葉です。
「すかんたらしい」の意味【大分弁 → 標準語】
すかんたらしい=好かない/感じがよくない
ニュアンスのポイント
- なんとなく気に入らない
- 態度や雰囲気への不満に使いやすい
- 強い悪口というより、軽い嫌悪感に近い
「あの言い方、ちょっとすかんたらしいな。」
=あの言い方、ちょっと感じがよくないね。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「なんかあの人、すかんたらしいんよなぁ。」
=なんだかあの人、感じがよくないんだよね
「そげな言い方したら、すかんたらしく見えるで。」
=そんな言い方をしたら、感じが悪く見えるよ
「あの店員さん、今日はちょっとすかんたらしかった。」
=あの店員さん、今日はちょっと感じがよくなかった
シチュエーション別
- 家庭
- 「いくら機嫌悪うても、そげん態度はすかんたらしいわ。」
=いくら機嫌が悪くても、そんな態度は感じがよくないよ
- 「いくら機嫌悪うても、そげん態度はすかんたらしいわ。」
- 仕事
- 「返事の仕方が、ちょっとすかんたらしいな。」
=返事の仕方が、ちょっと感じ悪いね
- 「返事の仕方が、ちょっとすかんたらしいな。」
- 日常
- 「見た目やなくて、話し方がすかんたらしいんよ。」
=見た目じゃなくて、話し方が感じよくないんだよ
- 「見た目やなくて、話し方がすかんたらしいんよ。」
※ 人そのものを全否定するより、
態度や空気感への不満として使いやすい言葉です。
標準語との違い
- 標準語:好かない/感じがよくない
- 大分弁:すかんたらしい
標準語の「感じが悪い」よりも、
「すかんたらしい」はもう少し生活の会話に近く、感情がじわっと出る言い方です。
「嫌い」と言い切るよりも、相手への引っかかりをやわらかく表せるのも特徴です。
かぼみ目線の一言コラム
「すかんたらしい」って、
真正面から怒るんやなくて、ちょっと距離を置く感じがあるんよね。
“なんか気に入らん”っていう、
その微妙な空気をうまく言える言葉やと思う。
強すぎんけど、ちゃんと本音が出る大分弁やなぁって思うんよ。

地域差

大分弁の「すかんたらしい」は、「好かん」「感じが悪い」「なんか受けつけん」を少し強めにした言葉っちゃ。コメントを見ると、日田では「昔はよう言いよったけど最近は聞かん」、日出では「あまり言わない」、一方で大分市内や一部の年配・女性語感として残っちょる可能性がありそう。県内全域で日常的というより、地域差に加えて世代差・家庭差が大きい言葉やね。
ニュアンスとしては、「嫌い」より軽い場合もあれば、逆に「顔も見たくない」くらい強い嫌悪にも使われる。特に、人の言い方・態度・出しゃばり・嫌味・こしきい行動に対して「あの人すかんたらしいわ」と出やすいみたい。単なる外見や物の評価というより、“その人の空気が好かん”という感情語に近いっちゃ。
豆知識として、「すかんたらしい」は大分だけの専用語というより、西日本の一部にも見られる言い方という指摘もある。語の作りとしては「好かん」+「〜たらしい」で、“好かん感じがにじみ出ちょる”ような響きになるのが面白いところ。かなり刺さる言葉やけん、冗談で使う時も相手は選んだ方がよさそうやね。
ただ、まだ把握できていない部分もあるので、分かり次第更新していきます。
関連大分弁
まとめ
- 「すかんたらしい」=好かない/感じがよくない
- 人の態度や雰囲気への不満を表す
- 強い悪口というより、じわっとした嫌悪感に近い
- 会話の中で本音が出やすい大分弁
かぼみの大分弁講座では、
人への距離感や空気まで伝わる大分弁も、これからも一つずつ丁寧に残していきます。
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