大分弁の「ばされえ」は、
「非常に」「ものすごく」を表す強調の言葉です。
「すごく」と言うより、もっと勢いよく気持ちごと出る感じがあり、風の強さや量の多さ、程度の大きさを強く言いたい時に使われます。
この記事では、
- 大分弁「ばされえ」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「ばされえ」とは?
大分弁の ばされえ は、
「非常に」
「ものすごく」
という意味で使われます。
- 主に:程度の強調
- 場面:天気・量・感情・様子
ただ強いだけでなく、
勢いよく言い切る感じがある言葉です。
*地域・世代によっては「ばさろう」とも言われます。
「ばされえ」の意味【大分弁 → 標準語】
ばされえ=非常に/ものすごく
ニュアンスのポイント
- 程度がかなり強い
- 気持ちも一緒に乗りやすい
- 会話の中で勢いよく使われる
「今日の風、ばされえ強いなぁ。」
=今日の風、ものすごく強いね。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「今日は、ばされえ暑い。」
=今日はものすごく暑い
「荷物が、ばされえ多いな。」
=荷物が非常に多いね
「あの店、人がばされえ並んじょる。」
=あの店、人がものすごく並んでいる
シチュエーション別
- 家庭
- 「洗濯物が、ばされえたまっちょる。」
=洗濯物がすごくたまっている
- 「洗濯物が、ばされえたまっちょる。」
- 仕事
- 「今日は注文が、ばされえ来ちょる。」
=今日は注文がものすごく来ている
- 「今日は注文が、ばされえ来ちょる。」
- 日常
- 「昨日の雨、ばされえ降ったなぁ。」
=昨日の雨、ものすごく降ったね
- 「昨日の雨、ばされえ降ったなぁ。」
※ 程度を大きく言いたい時に、
一言で勢いを出せる表現です。
標準語との違い
- 標準語:非常に/ものすごく/すごく
- 大分弁:ばされえ
標準語の「非常に」は少しかたいですが、
「ばされえ」はもっと口語的で、感情の勢いまで一緒に伝わります。
ただ程度を説明するだけでなく、話し手の実感がそのまま乗る言い方です。
かぼみ目線の一言コラム
「ばされえ」って、
ただの強調やなくて、気持ちまで前に出る言葉なんよね。
「すごい」よりも、
ちょっと土の匂いがするというか、暮らしの中でそのまま出てきた感じがある。
勢いがあって、言うだけで場面が見える大分弁やなぁと思うんよ。

地域差
大分弁の「ばされえ」は、「非常に/ものすごく」の強い強調として使う地域がある一方、県内でもかなり地域差が大きい言葉っちゃ。
コメントでは「初耳」「聞いたことない」が多く、広く共通というより一部地域の生きた表現っぽい。いっぽう日田では「たくさん」の意味で使うという声があり、「ばさろぉ有る」のように“量の多さ”へ意味が寄るのがおもしろいところ。
発音も「ばされえ」「ばされ」「ばさね」など揺れがあり、中央〜県北は語尾の「え」が弱まるという体感談も。
豆知識として、フットサルチーム「バサジィ大分(ばされい+さじい=すごく俊敏)」の名にも近い音が残っていて、勢い・強さ・多さを乗せやすい語感が、この言葉の魅力やね。
「ばされえ」は大分県内で一律に「非常に」と通るというより、地域によって意味の取り方や使用頻度に差がある言葉と考えられそうです。
まだ把握できていない部分もあるので、分かり次第更新していきます。
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まとめ
- 「ばされえ」=非常に/ものすごく
- 程度を強く言いたい時の大分弁
- 勢いと実感が一緒に乗る表現
- 地域によって意味や通じ方に差がありそう
かぼみの大分弁講座では、
地域差まで含めて面白い大分弁も、これからも一つずつ丁寧に残していきます。
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