大分弁の「かてて」は、
「仲間に入れて」という意味で使われる言葉です。
子どもの遊びの場面で特によく聞く、
とても身近な大分弁のひとつです。
この記事では、
- 大分弁「かてて」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「かてて」とは?

大分弁の かてて は、
「仲間に入れて」
「一緒にやらせて」
という意味で使われます。
- 主に:遊び
- 場面:子ども同士
お願いするニュアンスを含んだ言葉です。
「かてて」の意味【大分弁 → 標準語】

かてて=仲間に入れて
ニュアンスのポイント👇
- 少し甘える感じ
- 子どもらしい響き
- 直接的で素直
「それ楽しそう!かてて〜。」
=それ楽しそう!仲間に入れて。
生活感のある例文【意味が分かる形】

「鬼ごっこ、かーてーてー。」
=仲間に入れて
「うちもかててよ。」
=私も入れて
「ゲームしよんの?かてて。」
=一緒にやらせて
シチュエーション別
- 学校
- 「何しよんの?かてて。」
=自然な参加表明。
- 「何しよんの?かてて。」
- 公園
- 「ボール遊び、か〜て〜て〜。」
=甘え。
- 「ボール遊び、か〜て〜て〜。」
- 家庭
- 「話にかてて。」
=会話に参加。
- 「話にかてて。」
※ 子ども時代の記憶に残る言葉です。
標準語との違い
- 標準語:仲間に入れて
- 大分弁:かてて
標準語なら、
「私も仲間に入れて」
と言うところを、
「うちも、かてて〜!」
と言います。
特に子どもの遊びでは、「仲間に入れて」という意味をたった三文字で伝えられる便利な言葉です。
しかも「かてて」には、
「私も一緒にしたい!」
「置いていかんで〜」
という気持ちまで少し入っている感じがあります。
SNSコメントでは、反対に仲間へ入れない時の言い方として、
「かてない」
という形を使ったという声もありました。
「かてて」だけでなく、遊びの中で一つの言葉として自然に活用されていたことが分かります。
かぼみ目線の一言コラム
かぼみ的に「かてて」は、
ちょっと勇気のいる言葉やと思う。
仲間に入りたいって、
ちゃんと口に出すって、子どもながらに大事なことやもんな。
「か〜て〜て」「いいよ〜」
って子供の頃の思い出、今思うと懐かしいよなぁ。

地域差

大分弁の「かてて」は、「仲間に入れて/一緒にやらせて」という意味。
「鬼ごっこ、かーてーてー!」
「うちもかてて〜」
SNSのコメントでは、大分市をはじめ「子どもの頃よく言いよった」「懐かしい」という声がかなり多く、昔の子どもの遊びでは広く使われちょった言葉みたい。
特に多かったのが、
「かてて」よりも
「かーてーてー」
と伸ばす言い方。
仲間に入りたい子が遠くから声をかけるような、あの独特の言い方までセットで覚えちょる人が多いんやね😊
一方で、県内でも形はいろいろ。
「かてちくりぃ」
「かってち」
「かってて」
「かせて/かっせて」
などの声があり、佐伯からは「かたらせて」という言い方も寄せられた。
今のところ、市町村ごとにきれいに分けられるほど材料はないけど、「かてる」系と「かたる」系の両方が県内にあるのは面白いところ。
反対に、仲間に入れない時は
「かーてーない」
「かーてーん」
と言ったという声も。
「かてて」だけじゃなく、断る言葉まで子ども同士でちゃんとセットになっちょったんやね😂
豆知識として、大分の方言資料には、
「かてる」=加える・仲間に入れる
「かたる」=加わる・一緒になる
の両方が記録されちょる。
つまり、
「かてて!」=私を仲間に入れて!
に対して、
「わしもかたらしちょくれ」=私も仲間に加わらせて
という、よく似た二つの言葉があるんよ。
県外からも福岡・久留米で「かてて」を使ったという声があった一方、「まぜて」「かたらして」など別の言い方もあり、九州でも地域によってかなり違うみたい。
そして何より「かてて」は、大人になったら使う場面が一気に減る言葉。
鬼ごっこ、ゴム跳び、長縄、近所の外遊び――
「かーてーてー!」を聞くと、言葉だけじゃなく昔の遊び場まで一緒に思い出す。
方言というより、“子どもの頃の合言葉”みたいな言葉なんかもしれんね😊
関連大分弁
まとめ
- 「かてて」=仲間に入れて
- 子ども同士でよく使う
- 素直で可愛い響き
- 九州圏で似た表現もある
かぼみの大分弁講座では、
子どもの頃の記憶に残る大分弁も、
これからも一つずつ丁寧に残していきます。
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