大分弁の「こんめえ」は、
物や人、動物などが小さいことを表す言葉です。
子どもや小さな物を見たときに自然に出やすく、
かわいさや親しみがにじむ言い方として使われることもあります。
この記事では、
- 大分弁「こんめえ」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「こんめえ」とは?
大分弁の こんめえ は、
「小さい」
「ちいさめ」
という意味で使われます。
- 主に:物の大きさ・子ども・動物
- 場面:日常会話/見た目の印象/親しみのある表現
ただ大きさを説明するだけでなく、
“小さくてかわいい” という気持ちが混ざることもある言葉です。
「こんめえ」の意味【大分弁 → 標準語】
こんめえ=小さい
ニュアンスのポイント
- 物のサイズを表す
- 子どもや動物にも使いやすい
- 親しみやかわいさがにじむことがある
「この子、こんめえなぁ〜。」
=この子、小さいねぇ。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「この袋、こんめえけん全然入らん。」
=この袋は小さいから全然入らない
「うちの犬、まだこんめえで。」
=うちの犬はまだ小さい
「こんな、こんめえ皿で足りるん?」
=小さい皿で足りるの?
シチュエーション別
- 家庭
- 「この箱、こんめえけん別のに入れよう。」
=この箱は小さいから別のに入れよう
- 「この箱、こんめえけん別のに入れよう。」
- 子ども・動物
- 「あん子、まだこんめえけん抱っこせんと危ない。」
=あの子はまだ小さいから抱っこしないと危ない
- 「あん子、まだこんめえけん抱っこせんと危ない。」
- 日常
- 「こんめえ字で書いたら見えんわ。」
=小さい字で書いたら見えないよ
- 「こんめえ字で書いたら見えんわ。」
※ 物の大きさにも使いますが、
小さい存在への親しみがにじむ場面でもよく使われます。
標準語との違い
- 標準語:小さい
- 大分弁:こんめえ
標準語の「小さい」よりも、
こんめえは口語らしさが強く、日常の中で自然に出やすい言い方です。
特に、人や動物に使うときは、サイズの説明だけでなく、少しかわいがる気持ちが入ることがあります。
かぼみ目線の一言コラム
「こんめえ」って、
ただ“小さい”って言うより、ちょっとやさしいんよね。
小さい子とか、小さい動物とか、
見た瞬間に口から出る感じ。
大分の会話の中では、サイズの説明以上に、気持ちも一緒に乗っちょる気がするんよ。

地域差
大分弁の「こんめえ」は、「こんめぇ」「こんめい」という形も見られました。
たとえば、
- 「こんめぇで可愛いなあ、あん人」
- 「こんめぇこと言うなや」
- 「こげな、こんめい魚釣って来よってからに。どげんして食うと?」
- 「こんめいかて、あんしはりっぱじゃわいのぅ」
といった使い方があり、地域や話し手によって語尾が少し変わることがうかがえます。
また、物や子どもだけでなく、
「小さい魚」や「小さいことを言う」など、比喩的・幅広い用法も見られました。
県内の地域差は発音のゆれが中心で、日田あたりは「こめぇ」寄りという声があり、「こんめぇ」と混ざって使う人もおる。
さらに「ちんめぇ」「ちょんめぇ」みたいな派生も出て、家や世代でバリエーションが増えやすい。竹田では「ちょんまい」が出るというコメントもあって、地域で別語に置き換わる例もある。
豆知識:サイズだけじゃなく「こんめぇこと言うな(細かいこと言うな)」みたいに“器が小さい/細かい”方向にも伸びるけん、褒めにも悪口にもなるのが方言らしさやね。
まだ把握できていない部分もあるので、分かり次第更新していきます。
関連大分弁
まとめ
- 「こんめえ」=小さい
- 物・子ども・動物など幅広く使える
- ただのサイズ説明だけでなく、親しみがにじむこともある
- 「こんめぇ」「こんめい」など地域差・言い方の揺れがある
かぼみの大分弁講座では、
暮らしの中のやさしい目線が見える大分弁も、これからも一つずつ丁寧に残していきます。
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