大分弁の「おじい」は、
恐怖や威圧感を感じたときに使われる感情表現です。
意味としては
「こわい」「おっかない」 に近く、
人だけでなく、状況や雰囲気に対しても使われます。
この記事では、
- 大分弁「おじい」の意味
- 日常での使い方・生活感のある例文
- 「年配の人(おじい)」との違い
をまとめて紹介します。
大分弁「おじい」とは?
大分弁の おじい は、
「こわい」
「迫力がある」
「ビビる」
という意味で使われる言葉です。
- 主に:感情表現
- 場面:怒られそう/空気が張りつめたとき/圧を感じたとき
人を指す言葉ではなく、
感じた“こわさ”そのものを表すのが特徴です。
「おじい」の意味
おじい=こわい
ニュアンスのポイント👇
- 怒られそうでビクッとする
- 雰囲気がピリッとしている
- 本気でヤバいと感じる一歩手前
「今日の先生、おじいなあ」
と言うときは、
「今日は怒ったらこわそうやな…」という意味になります。
生活感のある例文
「今の空気、おじいなあ。」
=「今の雰囲気、こわいなあ。」
「あの人、怒ったらおじいで。」
=「あの人、怒ったらこわいよ。」
「試験前の教室、しんけんおじい。」
=「試験前の教室、すごくピリピリしてる。」
シチュエーション別
- 学校
- 「今日の先生、機嫌悪そうでおじい。」
=怒られそうな緊張感。
- 「今日の先生、機嫌悪そうでおじい。」
- 職場
- 「上司の空気、ちょっとおじいな。」
=圧・緊張。
- 「上司の空気、ちょっとおじいな。」
- 家庭
- 「母ちゃん、今は話しかけたらおじいで。」
=近づかん方がいい感じ。
- 「母ちゃん、今は話しかけたらおじいで。」
※ 人そのものではなく、状態・空気感を指すのがポイント。
「おじい(祖父)」との違いに注意
同じ音でも意味はまったく別です。
- おじい(名詞)
→ 祖父・年配の男性 - おじい(形容)
→ こわい・迫力がある
文脈で完全に区別されるため、
大分の人は混同しません。
県外の人が一番びっくりするポイントのひとつです。
かぼみ目線の一言コラム
かぼみ的に「おじい」は、
本能的な警戒心がそのまま出る言葉やと思っちょん。
まだ怒られてないけど、
何かヤバい。その“察した感じ”を、
一言で言えるのが「おじい」なんよね。
大分弁って、
空気を読む言葉が多いなあと感じます。

地域差・言い回しの違い
大分弁の「おじい」は「怖い」を意味する言葉ですが、県内でも地域によって使われる語形が異なります。
大分市を含む中南部(豊後方言圏)では、主に「おじい」や、より強調された「おじィ」という形が広く使われます。一方、中津市などの県北地域(豊前方言圏)では、北九州方面の影響もあり「おぞい」という語形が使われる傾向があります。また、日田・玖珠などの西部では「おじい」と「おぞい」の両方が混在する地域差が見られます。
似た大分弁
- こええ:こわい(直接的)
- おっかねえ:標準語寄り
- せせろしい:腹が立つ(相手側の感情)
関連大分弁
- せせろしい(腹が立つ)
- どうくっちょん(ふざけてんの?)
- ばけする(馬鹿にする)
まとめ|「おじい」は空気のこわさを表す大分弁
- 「おじい」=こわい
- 人ではなく、雰囲気や状態を指す
- 怒り・緊張を察したときに使う
- 文脈で意味が完全に変わる言葉
かぼみの大分弁講座では、
感情や空気を一言で表す大分弁も
大切に残していきたいと思っちょんけん、
「これ、県外の人に説明しづらいよなあ」って言葉があったら、
また教えてな😊
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