大分弁の「しょわしい」は、
毎日をバタバタ過ごしているときに、つい口から出る言葉です。
意味としては 「忙しい」「せわしない」 に近く、
気持ちが落ち着かん感じまで含めて表せるのが特徴。
この記事では、
- 大分弁「しょわしい」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 地域差や似た言い回し
をまとめて紹介します。
大分弁「しょわしい」とは?
大分弁の しょわしい は、
「忙しい」/「せわしなくて落ち着かない」
という状態を表す言葉です。
- 主に:大人が日常的によく使う
- 場面:仕事・家事・育児・用事が重なったとき
単に予定が詰まっているだけでなく、
気持ちまでバタバタしている状態を含んでいます。
「しょわしい」の意味
しょわしい=忙しい/せわしない
ニュアンスのポイントはこのあたり👇
- 体も気持ちも落ち着かん
- なんとなく気ぜわしい
- ゆっくりできん感じ
「今日はしょわしいなあ」と言うときは、
「時間も気持ちも余裕がない」状態をまとめて表しちょん感じです。
生活感のある例文【会話形式】
日常会話での使い方
「今日は朝からしょわしいわ。」
「年末は何かとしょわしいなあ。」
「子どもが帰ってきたら、またしょわしくなるわ。」
シチュエーション別
- 仕事
- 「今週しょわしすぎて、昼ごはん食べる暇もなかった。」
=仕事が立て込んでいる状態。
- 「今週しょわしすぎて、昼ごはん食べる暇もなかった。」
- 家事・育児
- 「洗濯しながら電話して、ほんとしょわしいわ。」
=家の中でバタバタしている様子。
- 「洗濯しながら電話して、ほんとしょわしいわ。」
- 年末年始
- 「正月前は毎年しょわしいなあ。」
=準備や用事が重なる時期。
- 「正月前は毎年しょわしいなあ。」
※「忙しい」よりも、生活の動きが見える言葉。

地域差・似た言い回し
大分県内で「しょわしい」は主に「忙しい、せわしない」を意味します。
しかし、地域によりニュアンスが異なります。特に佐伯や臼杵などの南部海岸地域では、「うるさい」「騒がしい」という意味合いが強くなる傾向があります。一方、別府・大分市など中部では、
騒がしさよりも「落ち着かない」という状況を表す際にも使われ、地域間で微妙な意味のズレが見られます。
似た大分弁
- きじょわしい:
→ 気持ちがせいて落ち着かない(やや強め)
関連大分弁
- よだきぃ(だるい/気力が出ない)
- きじょわしい(気ぜわしい)
- しょわねぇ(暇/落ち着いている)
まとめ|「しょわしい」は生活のバタバタを表す大分弁
- 「しょわしい」=忙しい/せわしない
- 体だけでなく、気持ちの落ち着かなさも含む
- 仕事・家事・年末など、日常のバタバタでよく使う
- 地域や世代によって使い方に少し差がある
