大分でよく耳にする方言「しゃあしい」。
日常会話でもしょっちゅう出てくる、大分を代表することばの一つです。
この記事では、意味・読み方・使い方を、
かぼみの日常イメージといっしょにやさしく紹介します。
しゃあしいの意味
しゃあしい=うるさい・騒がしい・落ち着かない
「音がうるさい」だけでなく、
「人がバタバタして落ち着かない」「気が散る」というニュアンスでも使われます。
読み方
しゃあしい(しゃーしい)
(※「しゃ」が強めに伸びる感じ)
例文
大分の日常でのリアルな使い方を紹介します👇
「子どもら走り回りよんて、しんけんしゃあしい!」
「横の工事がしゃあしくて、仕事に集中できん…」
「テレビの音しゃあしいけん、小さくして〜」
家庭・職場どっちでも使われる万能方言です。

地域差
大分県内でもニュアンスが微妙に違います。
- 臼杵・佐伯:わりと強めの「うるさい」
- 別府・大分市:音量より“気が散る”に近い使い方をすることも
- 中津方面:状況によって「せからしい」とほぼ同義で使われる地域も
県内でも感覚に幅があるため、
会話の文脈で判断するのがポイントです。
*関連する大分弁
- 「よだきぃ(めんどくさい)」
- 「しんけん(本気で)」
- 「なんち?(なんて?)」
まとめ
「しゃあしい」は、大分の日常で最も使われる方言のひとつです。
音量の“うるさい”だけでなく、
“なんか落ち着かん”“バタバタしちょん”という雰囲気も含みます。
生活のいろんな場面で役立つ大分弁なので、
大分の会話で耳にしたら、今回の意味を思い出してみてください。
