大分弁の「しゃーしい」は、
周りの音や人の言動がうるさく、気に障るときなどに使う言葉です。
意味としては
「うるさい/わずらわしい」
にあたり、音の大きさだけでなく、しつこい話や気になる物事への気持ちも表します。
この記事では、
- 大分弁「しゃーしい」の意味
- 日常での使い方・生活感のある例文
- 「うるさい(標準語)」との違い
をまとめて紹介します。
大分弁「しゃーしい」とは?

大分弁の しゃーしい は、
「うるさい」
「わずらわしい・気に障る」
という意味で使われる言葉です。
- 主に:騒がしさや、繰り返される言葉などが気になるとき
- 場面:子どもに静かにしてほしいとき/何度も同じことを言われるとき/広告などを煩わしく感じるとき
「しゃあしい」「しゃーしぃ」などとも書かれます。
しゃーしい=うるさい・わずらわしい
大分では「うるさい」「気に障る」という意味で使われます。
ただし地域差があり、国東市では「忙しい」という意味の用例も確認されています。
語源は「せわしい」系と考えられますが、「しゃーしい」に至った詳しい音変化や発祥地域は未確認です。
「しゃーしい」の意味【大分弁 → 標準語】

しゃーしい=うるさい/わずらわしい/気に障る
ニュアンスのポイント
- 声や物音などの騒がしさに使う
- 同じ話の繰り返しや、しつこい言動へのうんざりした気持ちにも使う
- 強く言うと、相手の発言を遮ったり、黙らせたりする響きにもなる
「しゃーしい!ちったあ静かにしよ!」
は、
「うるさい!少しは静かにしなさい!」という意味になります。
生活感のある例文

「しゃーしい!ちったあ静かにしよ!」
=「うるさい!少しは静かにしなさい!」
「何べんも言わんでいい。しゃーしい。」
=「何度も言わなくていいよ。しつこくてうるさい。」
「広告がしゃーしいんよ。」
=「広告がわずらわしいんだよ。」
シチュエーション別
- 【日常】
- 「ほんと、しゃぁしい子じゃのう。」
=よくしゃべる子に、少し静かにしてほしいと思ったときに。
- 「ほんと、しゃぁしい子じゃのう。」
- 【仕事・学校など】
- 「しゃーしいき、後んしちくれない。」
=忙しくて手が離せず、用件を後にしてほしいときに。「忙しい」の意味で使う例。
- 「しゃーしいき、後んしちくれない。」
- 【別の使い方】
- 「しゃーしー!ガタガタゆーな!」
=相手の言い分を、強い口調で打ち切ろうとする場面に。
- 「しゃーしー!ガタガタゆーな!」
※ 人に向けて強く言うと、きつく聞こえることがあります。親しい間柄でも、口調や場面で伝わり方が変わります。
「うるさい」との違い
標準語と比べると
- うるさい
→ 音が大きくて気になることや、しつこくて煩わしいことを表す言葉。 - しゃーしい
→ 同じような場面で使う大分の言い方。人によっては「忙しい・せわしい」の意味でも使う。
大分では
騒ぐ子にも、何度も出てくる広告にも「しゃーしい」。
音の大きさだけやなく、気に障る感じも伝えられるんやね。
かぼみ目線の一言コラム
かぼみ的に「しゃーしい」は、
子どもの頃に言われよった声まで、一緒に思い出す言葉やと思っちょん。
あの頃は「しゃーしい!」っち言われよったのに、
今は自分が、同じこと言いよるかもしれんなあ😂
言葉だけやなく、言い方や声の調子まで覚えちょること、あるんよね。

地域差

「しゃーしい!ちったあ静かにしよ!」
子どもの頃、親や先生からこんなふうに怒られた人、おるんやない?😂
大分弁の「しゃーしい」は、「うるさい」「わずらわしい」という意味。
今回のSNS投稿でも、「子どもの頃によく言われた」「今でも普通に使う」という声がたくさん寄せられたんよ。
ある方からは、
「おしゃべりな孫に、祖母が『ほんと、しゃぁしい子じゃのう』と言っていた」
という懐かしい思い出も。
一方で、
「しゃーしい!ガタガタゆーな!」
のように、相手の意見を強く遮る時にも使うという声がありました。
単に音が大きいだけじゃなく、しつこく言われたり、あれこれ口出しされたりする時の「わずらわしさ」も表せる言葉なんやね。
そして今回、特に面白かったのが、もう一つの意味。
「仕事がしゃーしいけん、後んしちくれない」
実は「しゃーしい」には、「忙しい」「せわしない」という使い方もあるんよ。
国東弁保存会の資料でも、「しゃあしい」は「忙しい」と「うるさい」の両方の意味で紹介されちょる。
「今日はしゃあしいけん残業じゃ」
という用例まであるんやね。
同じ「しゃーしい」でも、人が騒がしいのか、仕事が忙しいのか。使う場面によって意味が変わるのが面白いところ。
そして気になる県内の地域差。
国東では資料に記録があり、日田からも「日常茶飯事」「あんたしゃーしぃ!」という声が寄せられました。
一方、今回のコメントだけでは、大分市・別府・佐伯などでどの意味が多いかまでは、まだはっきり分かっていません。
ただ、県外の北九州や筑豊からも「普通に使う」という声が複数寄せられ、実際に筑豊の地域誌にも「しゃあしい」が紹介されています。
大分県だけでなく、福岡県東部にも親しまれている言葉なんやね。
そして、もう一つ盛り上がったのが似た方言。
「せせろしい」
「しぇしぇろしい」
「しょわしい」
「ぎゅうらしい」
子どもの頃、
「しゃーしい!」と言われても静かにならず、最後は「せせろしい!」になったという人も😂
別の方からは、
「父には『しゃーしい!』、母には『ぎゅうらしい!』と怒られていた」
という声もありました。
家庭によって言葉の選び方が違うのも面白いね。
そして豆知識。
大分の方言用例集には「しょしょろしい」という言葉も載っていて、「こうるさい」「煩雑な」という意味で紹介されています。
また「ぎゅうらしい」は、本来「大げさ」「仰々しい」という意味でも使われる言葉。
似た場面で使われても、必ずしも同じ意味ではないんよ。
「しゃーしい」は、ただ音がうるさいだけではなく、相手の言動が気に障ったり、忙しくて余裕がなかったりする気持ちまで表せる言葉。
子どもの頃は怒られる言葉やったのに、大人になって自分が使いよる。
そんな人も多いんやないかな?😊
みんなは「しゃーしい」、今でも使う?
「うるさい」と「忙しい」、どっちの意味で使いよる?
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まとめ|「しゃーしい」はうるささや煩わしさを表す大分弁
- 「しゃーしい」=うるさい/わずらわしい
- 音だけでなく、しつこい言動や気に障る物事にも使う
- 強く言うと、相手の発言を遮る響きにもなる
- 「忙しい・せわしい」という意味で使う例もある
- 今回は日田のほか、筑豊・北九州からも使用の声が寄せられた
かぼみの大分弁講座では、
子どもの頃に聞いた声や、今もつい口から出る暮らしの言葉を
ちゃんと残していきたいと思っちょんけん、
「うちでは、こんな言い方もしよった」って言葉があったら、
また教えてな。
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