大分弁の「せんし」は、
相手に行動をうながすときに使われる言葉です。
意味としては 「しなさい」 にあたり、
命令というよりは、やさしく背中を押すようなニュアンスで使われます。
この記事では、
- 大分弁「せんし」の意味
- 日常での使い方・生活感のある例文
- 「しなさい」との違い
をまとめて紹介します。
大分弁「せんし」とは?
大分弁の せんし は、
「しなさい」/「〜するといいよ」
という意味で使われる言葉です。
- 主に:親から子、年上から年下への声かけ
- 場面:家庭・学校・日常の注意や助言
きつい命令ではなく、
世話焼き・気づかいが含まれた言い方なのが特徴です。
「せんし」の意味
せんし=しなさい
ただしニュアンスは👇
- 強く言い切らない
- 相手のためを思った言い方
- 軽い指示・助言に近い
「早よ宿題せんし」と言われたら、
「怒られている」というより
「そろそろやりなさいよ」という感覚です。
生活感のある例文【会話形式】
「はよごはん食べんと、冷めるけん。せんし。」
=「早くごはん食べなさい。」
「雨降りよるけん、傘持って行きんし。」
=「雨が降ってるから、傘を持って行きなさい。」
「もう寝る時間やろ。はよ寝んし。」
=「もう寝る時間でしょ。早く寝なさい。」
※ 声のトーンで、やさしさにも強さにもなる言葉。

地域差・言い回しの違い
「〜しなさい」を意味する「せんし」は、特に臼杵市や大分市周辺で頻繁に耳にする温かい表現です。
臼杵周辺では「せんしえ」や「せんしな」と語尾を伸ばすことで、単なる命令ではなく「さあ、やりなさい」と優しく促すニュアンスが強調されます。臼杵を含む沿岸部は、より「大分らしい」柔らかな命令形が残っている地域といえます。
似た言い回し
- 〜しちょき:やっておきなさい
- 〜しよ:軽いすすめ
関連大分弁
- せんでええ(しなくていい)
- どっこんいかんで(引き止め)
- くびる(結ぶ)
まとめ|「せんし」はやさしく行動をうながす大分弁
- 「せんし」=しなさい
- 命令ではなく、思いやり寄りの表現
- 親子・家族・身内でよく使われる
かぼみの大分弁講座では、
暮らしの中で自然に出てくる大分弁を
これからも大切に紹介していくけん、
また「この言い方もあるよ〜」ってのがあったら教えてな〜。
