大分弁の「むげねえ」は、
相手を思って胸がきゅっとなるときに出てくる言葉です。
意味としては
「かわいそう」「気の毒」 に近く、
同情・いたわり・やさしさがそのまま言葉になった表現です。
この記事では、
- 大分弁「むげねえ」の意味
- 日常での使い方・生活感のある例文
- 「かわいそう」とのニュアンスの違い
をまとめて紹介します。
大分弁「むげねえ」とは?
大分弁の むげねえ は、
「かわいそう」
「気の毒」
「見てられん」
という意味で使われる言葉です。
- 主に:相手を気づかう場面
- 対象:人・子ども・動物・状況そのもの
責める気持ちはなく、
相手の立場に立った感情を表すのが特徴です。
「むげねえ」の意味
むげねえ=かわいそう/気の毒
ニュアンスのポイント👇
- 同情・哀れみ
- 放っておけん気持ち
- 見ている側がつらくなる感じ
「あの子、むげねえなあ」
と言うときは、
「どうしてあげたらええんやろ…」という気持ちが含まれちょん感じです。
生活感のある例文
「雨に濡れちょる猫、むげねえなあ。」
=「雨に濡れている猫、かわいそうだなあ。」
「そんな言い方されたら、むげねえわ。」
=「そんな言い方されたら、気の毒だよ。」
「一人で全部せんといかんの、むげねえな。」
=「一人で全部やらないといけないのは、かわいそうだね。」
シチュエーション別
- 子ども
- 「熱出しちょるに、無理させたらむげねえ。」
=いたわり・心配。
- 「熱出しちょるに、無理させたらむげねえ。」
- 仕事
- 「あの人ばっか残業で、むげねえな。」
=立場を思う気持ち。
- 「あの人ばっか残業で、むげねえな。」
- 動物・弱い立場
- 「そんな置き去りにしたら、むげねえわ。」
=強い同情。
- 「そんな置き去りにしたら、むげねえわ。」
※ 感情は強すぎず、やさしく滲む感じ。
「かわいそう」との違い
標準語の「かわいそう」と比べると👇
- かわいそう
→ 状況説明・やや客観的 - むげねえ
→ 気持ちが入り、距離が近い
大分では
「かわいそう」より
「むげねえ」のほうが、
感情がそのまま伝わることが多いです。
かぼみ目線の一言コラム
かぼみ的に「むげねえ」は、
人のやさしさがそのまま出る言葉やと思っちょん。
正しいかどうかより、
まず「気になる」「放っとけん」。その一瞬の気持ちを、
そのまま言葉にできるのが
「むげねえ」なんよね。
叱る前に、
判断する前に、
まず気づかいが出る。
そんな大分弁やと思います。

地域差・言い回しの違い
大分弁の「むげねぇ」は、県内全域で広く使われる代表的な方言ですが、地域によってニュアンスや使用頻度に若干の差があります。
主に大分市周辺や豊後方面では「かわいそう」という同情の意で強く残っています。近年は共通語化が進んでいますが、高齢層を中心に今も深く根付いている言葉です。
似た大分弁
- 気の毒やな:標準語寄り
- いたましい:やや文語的・年配寄り
関連大分弁
まとめ|「むげねえ」は相手を思う気持ちの大分弁
- 「むげねえ」=かわいそう/気の毒
- 同情やいたわりを自然に表せる
- 人・動物・状況すべてに使える
- 判断より先に、やさしさが出る言葉
かぼみの大分弁講座では、
強い言葉だけじゃなく、やさしい言葉も
ちゃんと残していきたいと思っちょんけん、
「この言葉、好きなんよなあ」ってのがあったら、
また教えてな😊
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