大分弁「ほたる」と関西弁「ほる」の違い|捨てる?放っとく?投げる?

大分弁の「ほたる」って、文脈によって
「放置する(ほったらかす)」にも 「捨てる」にも使われることがあるんよね。

この“意味の幅”、最初は「地域差かな?」と思ったんやけど、
調べてみたら 関西にも「ほる/ほうる(捨てる)」みたいに似た言い方があって、ちょっと面白い一致が見えてきました。

今回は、まず大分の「ほたる」の意味と使い方を整理して、
そのうえで「なんで似た言葉があるん?」ってところを、関西の例も添えて比較してみます。

ほたるとは?意味と使い方(大分)

「ほたる」は資料によって 意味の幅が広めに扱われる言葉です。

  • 捨てる/放る(処分する・投げ捨てる)
  • 放っておく/そのままにする(放置する)
  • 投げる(国東の方言として「投げる」で載せている例も)
    例:「そん荷物は ほたる な(=投げるな)」

つまり「ほたる」は、捨てる寄りにも、投げる寄りにも、放置寄りにも動ける言葉。
SNSのコメントでも「ほたる=捨てる」派と「ほたる=ほったらかす」派が両方出てたのは、まさにこの幅の広さが理由っぽいです。


ほるとは?意味と使い方(関西)

関西の「ほる」は、穴を掘るじゃなくて “捨てる” の意味で使われる方言としてよく知られています。

  • 例:「それ、ほっといて」=(文脈によっては)“捨てといて”
    ※この誤解あるあるを解説した記事もあります。

語源側の「放る(ほうる)」自体は、
投げる/放置する/投げ出すなどの意味を持ち、(方言として)**関西などで“捨てる”**にもなる、と整理されています。

あと関西は「ほかす(捨てる)」も強い定番。
会話での出番は「ほる/ほかす」がセットで語られがちです。


どう使い分ける?

ほたる

比較の軸

大分「ほたる」:捨てる/投げる/放置…まで “文脈で広がる”
関西「ほる」:会話だと「捨てる」に寄る(放置は「ほっとく」が別にある)

大分側は「ほたる系」が枝分かれしてる(SNSコメント反映)

今回のSNS収集で特に多かった&記事に入れると親切なのが、この仲間たち👇
(※ここは“コメント由来の実態”として、地域差込みで紹介)

  • ほたっちょく/ほたっちょけ:放っとく(頻度高い、という声が多数)
    「ほうっておく → ほたっちょく」は用例集にも載っています。
  • ほたくる:放り投げる/放り捨てる(怒って投げ散らかす感じ)
    用例集に「何でンかんでン ほたくっち歩くんで」など。
  • ほたりこむ:放り込む(「手紙をポストにほたりこむ」みたいな説明あり)
  • ほたくりかえす/ほたくりかやす:散らかしっぱなし/やりっぱなし
    コメントでも「末尾が“かえす”派」「“かやす”派」が割れていて、言い回しの地域差っぽさが出てました。

どっちを使えば自然?

  • 大分の会話の中なら:
    放置を言いたいなら「ほたっちょく」、投げる・乱暴さなら「ほたくる」、捨てる寄りなら「ほたる」…みたいに、ほたる系の使い分けが自然になりやすいです。
  • 関西の会話の中なら:
    「ほる=捨てる」で通じやすい。放置は「ほっとく」に寄る(※「ほっといて」は捨てる意味も混ざることがあるので文脈注意)。
  • 県外向けに誤解を避けたいなら:
    「捨てる/放っとく/投げる」を一言添えるのが安全(特に“ほる”は標準語話者だと「掘る?」って一瞬なる)。

まとめ

  • 大分「ほたる」は、資料上も 捨てる/放る/放っておくまで意味が広く、地域によって「投げる」寄りの説明もある。
  • 関西「ほる」は、会話では **「捨てる」**で使われる代表格。語源側の「ほうる(放る)」には放置の意味もあるが、日常では「ほっとく」と分担しがち。
  • SNSコメント上は、大分側は「ほたっちょく」頻度高め&「ほたくりかえす/かやす」など地域差が見えた。


普段の会話では大分は「ほたる(+ほたっちょく等)」、関西は「ほる」。
ただし“捨てる・放っとく・投げる”が混ざりやすいので、迷ったら意図(処分/放置/投げる)を一言添えると自然です。