大分弁の「ちっしゃぐ/ぴっしゃぐ」は、
力を加えて形がなくなるほどつぶす場面で使われる言葉です。
意味としては
「強くつぶす」
にあたり、ただ潰れるよりも、圧力・勢い・結果がはっきり伝わる表現です。
この記事では、
- 大分弁「ちっしゃぐ/ぴっしゃぐ」の意味
- 日常での使い方・生活感のある例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「ちっしゃぐ/ぴっしゃぐ」とは?
大分弁の ちっしゃぐ/ぴっしゃぐ は、
「強くつぶす」
「原形が分からんほど押しつぶす」
という意味で使われる言葉です。
- 主に:物・形のあるもの
- 場面:事故/作業/失敗談
結果の激しさまで含めて伝えられるのが特徴です。
「ちっしゃぐ/ぴっしゃぐ」の意味
ちっしゃぐ/ぴっしゃぐ=強くつぶす
ニュアンスのポイント👇
- 圧が強い
- 形が崩れる
- 回復不能な感じ
「車がぴっしゃげちょった」
は、
「車が激しく潰れていた」という意味になります。
生活感のある例文
「箱、踏んでちっしゃげちしもうた。」
=「箱を踏んで潰してしまった。」
「事故で前が、ぴっしゃげちょる。」
=「事故で前がひどく潰れている。」
「袋ごと、ちっしゃぐけん気をつけて。」
=「袋ごと潰すから気をつけて。」
シチュエーション別
- 作業
- 「力入れすぎて、ちっしゃいだ。」
=やりすぎた。
- 「力入れすぎて、ちっしゃいだ。」
- 事故・トラブル
- 「ロードローラーに、ぴっしゃげられたみたい。」
=完全につぶれた。
- 「ロードローラーに、ぴっしゃげられたみたい。」
※ 見た目の惨状を伝えるときによく使われます。
標準語との違い
標準語と比べると👇
- つぶす
→ 動作の説明 - ちっしゃぐ/ぴっしゃぐ
→ 結果の激しさまで含む
大分では
「どうなったか」を
一言で伝えるための言葉です。
かぼみ目線の一言コラム
かぼみ的に「ちっしゃぐ/ぴっしゃぐ」は、
見た瞬間のインパクトをそのまま言葉にした感じやと思っちょん。
ただ潰れた、やなくて
「うわ…」ってなる感じ。それが
「ちっしゃぐ/ぴっしゃぐ」なんよね。

地域差
「ぴっしゃぐ/ちっしゃぐ(強くつぶす)」は県内でも言い方の地域差が出やすい。コメントでは県央〜北側で「ぴっしゃぐ/ぴっしゃげる」を使う例がある一方、鶴崎・杵築・市内で「ひっしゃぐ/ひっしゃげる」が多く、日田では濁って「びっしゃげた/びっしゃぐ」も報告。県南は「ひしゃげる/しゃげる」など宮崎寄りの形になりやすいとの声もあり、県内で〈ぴ/ひ/び〉+〈しゃぐ/しゃげる/しゃげ〉の揺れがあります。
意味は共通で「原型が残る程度の潰れ」〜「ぺったんこ(ロードローラー級)」まで強さのニュアンスも段階化。応用で「踏みしゃぐ」など派生も報告がありました。
ただ、まだ把握できていない部分もあるので、
分かり次第更新していきます。
関連大分弁
まとめ|「ちっしゃぐ/ぴっしゃぐ」は激しさを伝える大分弁
- 「ちっしゃぐ/ぴっしゃぐ」=強くつぶす
- 結果のひどさまで含む
- 事故・作業・失敗談でよく使われる
- 見た目のインパクトを一言で伝えられる
かぼみの大分弁講座では、
状況が一瞬で伝わる言葉も
これからも一つずつ残していきます。
