大分弁の「かれえ」「かろうなる」は、
味が 辛い ことや、食べた時に 辛くなる ことを表す言葉です。
唐辛子の辛さだけでなく、地域や人によっては塩気の強さまで含めて言うこともあり、食卓の会話にかなり生活感が出る大分弁です。
この記事では、
- 大分弁「かれえ/かろうなる」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「かれえ/かろうなる」とは?

大分弁の かれえ/かろうなる は、
「辛い」
「辛くなる」
という意味で使われます。
- 主に:食べ物の味
- 場面:食事/料理の感想/味の変化
一味やこしょうを足した時の辛さにも使えますし、味が強くなった時の表現として出ることもあります。
「かれえ/かろうなる」の意味【大分弁 → 標準語】
かれえ/かろうなる=辛い/辛くなる
ニュアンスのポイント
- 食べ物の辛さを表す
- 味が強くなった時にも使いやすい
- 食卓の会話で自然に出やすい
「カレーに一味足したら、かろうなった。」
=カレーに一味を足したら、辛くなった。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「この漬物、ちょっとかれえな。」
=この漬物、ちょっと辛いね
「こしょう入れすぎて、かろうなったわ。」
=こしょうを入れすぎて、辛くなったよ
「この味噌汁、今日は少しかれえかもしれん。」
=この味噌汁、今日は少し辛いかもしれない
シチュエーション別
- 家庭
- 「子どもにはちょっとかれえけん、水足そうか。」
=子どもにはちょっと辛いから、水を足そうか
- 「子どもにはちょっとかれえけん、水足そうか。」
- 食事
- 「唐辛子入れたら、いっぺんにかろうなったな。」
=唐辛子を入れたら、一気に辛くなったね
- 「唐辛子入れたら、いっぺんにかろうなったな。」
- 日常
- 「昨日より今日の方が、味がかれえ気がする。」
=昨日より今日の方が、味が辛い気がする
- 「昨日より今日の方が、味がかれえ気がする。」
※ 唐辛子の辛さだけでなく、
味の強さ全体として言う場面もあります。
標準語との違い
- 標準語:辛い/辛くなる
- 大分弁:かれえ/かろうなる
標準語の「辛い」は、唐辛子の刺激を思い浮かべやすいですが、
大分弁の「かれえ」は会話の中で、もう少し広く“味が強い”方向に使われることがあります。
そのため、文脈によっては「塩辛い」に近い感覚で受け取られることもあります。
かぼみ目線の一言コラム
「かれえ」って、
食べた時の顔まで一緒に浮かぶ言葉なんよね。
「辛い」よりも、
口に入れた瞬間の反応がそのまま出る感じがある。
食卓でぽろっと出る、暮らしの味の言葉やなぁって思うんよ。

地域差

大分弁の「かれえ」は「辛い」の意味で、県内ではかなり通じる言い方っちゃ。
コメントでも「かれぇは言う」「だんご汁に柚子胡椒入れすぎち、かろうなった」みたいに、食卓で自然に出る声が多かった。言い方の揺れとしては、「かろうなった」だけでなく「かろなった」「かぁーれなった」などもあり、地域や家で音が少し変わるみたい。
面白いのは、大分では「辛い」が唐辛子系だけじゃなく、塩気が強い時にも使われること。煮詰まった味噌汁や塩をかけすぎた料理に「かれぇ」「塩かれぇ」と言う人がおって、標準語でいう「しょっぱい」との境目が少し違うんよね。日田のコメントにも「塩辛え」と「胡椒辛え」があり、どちらも“辛え”で表す感覚が見える。
豆知識として、「かろうなる」は「辛くなる」が変化した形で、「笑った→わろうた」みたいな音の流れと近いと考えると分かりやすい。
食べた瞬間の「かれぇ!」に、土地の味覚と言葉の感覚がそのまま出る方言やね。
まだ把握できていない部分もあるので、分かり次第更新していきます。
関連大分弁
- すいい(すっぱい)
- あめぇ(甘い)
- えぎい(えぐい渋さ)
まとめ
- 「かれえ/かろうなる」=辛い/辛くなる
- 食べ物の辛さや味の強さを表す
- 食卓の会話で自然に出やすい
- 地域や人によっては塩辛さまで含めることがある
かぼみの大分弁講座では、
暮らしの中の味の感じ方までそのまま伝わる大分弁も、これからも一つずつ丁寧に残していきます。
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