大分弁の「まりい/まりぃ」は、丸いという意味です。
形を表す言葉で、「しかきい=四角い」と対になるように使われることもあります。
この記事では、
- 大分弁「まりい」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「まりい」とは?

大分弁の「まりい」は、
「丸い」
「丸みがある」
という意味で使われます。
たとえば、
「まりい皿」
=丸い皿
「まりい顔」
=丸い顔
のように、物の形や見た目について使うことができます。
会話では、
「まりぃ」
「まりー」
のように、音を伸ばして聞こえることもあります。
「まりい」の意味【大分弁 → 標準語】
まりい/まりぃ=丸い
ニュアンスのポイント
- 円形や丸みのある形を表す
- 物だけでなく、人の顔などにも使える
- 「まりぃ」「まりー」のように発音されることもある
- 「しかきい=四角い」と対にして使われることがある
- 強く丸さを表す形として「まありい」「まんまりい」のような言い方も見られる
「この石、まりいなぁ。」
=この石、丸いね。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「この皿、まりいなぁ。」
=この皿、丸いね
「まりい石がようけあるなぁ。」
=丸い石がたくさんあるね
「あの子、まりい顔しちょるなぁ。」
=あの子、丸い顔をしているね
シチュエーション別
- 形を比べる時
「しかきいのと、まりいの、どっちがええ?」
=四角いのと、丸いの、どっちがいい?
- 石や果物を見た時
「これ、きれいにまりいなぁ。」
=これ、きれいに丸いね
- 顔の形
「子どもの頃は、しんけんまりい顔しちょったなぁ。」
=子どもの頃は、とても丸い顔をしていたね
- 形について話す時
「まりいもんは、こっちに置いちょって。」
=丸い物は、こちらに置いておいて
「まりい」は、難しい意味の言葉ではなく、形を見てそのまま「丸い」と表現する暮らしの言葉です。
標準語との違い
- 標準語:丸い
- 大分弁:まりい/まりぃ
意味は基本的に同じです。
標準語なら、
「丸い皿」
「丸い顔」
と言うところを、
「まりい皿」
「まりい顔」
のように言います。
大分弁では、形容詞の音が標準語と少し変わる言葉があり、
「せめえ」=狭い
「ひりい」=広い
「しりい」=白い
「くりい」=黒い
などと並べると、「まりい」も同じような大分らしい響きを持つ言葉だと分かります。
かぼみ目線の一言コラム
「まりい」って、意味を知ったらすぐ分かるんやけど、初めて文字で見ると、
「まりいって何?」
っちなる言葉なんよね。
でも、
「しかきいのと、まりいの」
っち並べると、一気に意味が分かりやすくなる。
丸、四角、長い、短い、大きい、小さい。
昔から使われてきた形や大きさの言葉を並べると、大分弁の“ものの見方”がそのまま残っちょる感じがして、おもしろいっちゃ。

地域差

大分弁の「まりい/まりぃ」は、「丸い」を表す言葉っちゃ。
「この石まりぃなぁ」「今日は月がまりぃなぁ」のように物の形に使うほか、「顔がまりいなった」のように人の顔つきにも使われよる。
さらに「あんたんギター、音がまりぃなぁ」というコメントもあり、形だけでなく、“角がなく柔らかい感じ”を音にまで広げて表すこともあるみたい。
SNSのコメントでは県内各地から「使う」という声が多く、津久見では「まりぃんよ」、県北では「まりい」より頭を伸ばして「ま〜りい」と言うという声もあった。
日田方面からも「まりぃ」という例があり、特定の一地域だけというより、比較的広く知られた言葉のよう。ただし、発音には家庭差・地域差がありそうやね。
面白いのが、丸さを強める言い方。「まりぃ→まぁりぃ→まんまりぃ」と、より丸いほど音を伸ばしたり、「まんまりぃ」と言ったりするという声もあった。「まんまりぃ」は“まん丸い”に近い感覚なんやろうね。
また「しかきぃ=四角い」も一緒に使うというコメントがあり、形を表す言葉にも大分弁らしいセットが残っちょる。
豆知識として、宮崎でも「まりい」を使うという声が寄せられたけん、大分だけの独自語というより、隣県にもつながる言い方の可能性がありそう。単なる「丸い」以上に、ころんとした形や柔らかい印象まで伝わる、響きも“まりぃ”言葉やね😊
関連大分弁
まとめ
- 「まりい/まりぃ」=丸い
- 物や顔など、丸みのある形を表す
- 「しかきい=四角い」と対になることがある
- コメントでは「まりぃ」「まりーのぉ」「まあぁりぃね」などの言い方が確認されている
- 「なげぇ・みじけぇ・おおけぇ・ちいせぇ」など、形や大きさを表す言葉と一緒に使われる
- 大分市では「しかきいもんとまりいもん」という実例もある
- 「まありい」「まんまりい」のように丸さを強める形も見られる
- 発音や強調の仕方には地域・家庭・世代による差がありそう
かぼみの大分弁講座では、
「まりい」「しかきい」のように、身近な形をそのまま表す大分弁も、これからも一つずつ丁寧に残していきます。
▶︎ 大分弁の一覧はこちら
