大分弁の「のいて」「のいちょくれ」は、
どいて/どいてください という意味で使う言葉です。
通りたい時や、そこを空けてほしい時に使いやすく、
「どいて」よりも少しやわらかく聞こえることがある表現です。
この記事では、
- 大分弁「のいて/のいちょくれ」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「のいて/のいちょくれ」とは?

大分弁の のいて/のいちょくれ は、
「どいて」
「どいてください」
という意味で使われます。
- 主に:お願い・声かけ
- 場面:通りたい時/場所を空けてほしい時/作業中の声かけ
「のいて」は短く声をかける感じ、
「のいちょくれ」は少しお願いの響きが強くなります。
「のいて/のいちょくれ」の意味【大分弁 → 標準語】
のいて/のいちょくれ=どいて/どいてください
ニュアンスのポイント
- 場所を空けてほしい時に使う
- 「どいて」よりやわらかく聞こえることがある
- 家庭や仕事中の声かけで出やすい
「そこ通るけん、のいちょくれ〜。」
=そこを通るから、どいてください。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「そこ通るけん、のいちょくれ〜。」
=そこを通るから、どいてください
「ちょっと荷物運ぶけん、のいて。」
=ちょっと荷物を運ぶから、どいて
「掃除するけん、そこからのいちょくれ。」
=掃除するから、そこからどいてください
シチュエーション別
- 家庭
- 「掃除機かけるけん、ちょっとのいてな。」
=掃除機をかけるから、ちょっとどいてね
- 「掃除機かけるけん、ちょっとのいてな。」
- 仕事
- 「台車通すけん、そこ のいちょくれ。」
=台車を通すから、そこをどいてください
- 「台車通すけん、そこ のいちょくれ。」
- 日常
- 「後ろから人が来よるけん、こっちべたにのいちょき。」
=後ろから人が来ているから、こちら側にどいておいて
- 「後ろから人が来よるけん、こっちべたにのいちょき。」
※ 「のいちょくれ」は、
命令というより、通るために場所を空けてもらうお願いとして使いやすい言葉です。
標準語との違い
- 標準語:どいて/どいてください
- 大分弁:のいて/のいちょくれ
標準語の「どいて」は、言い方によって少し強く聞こえることがあります。
一方で「のいて」「のいちょくれ」は、日常の声かけとして使うと、少しやわらかく、生活の会話になじみやすい表現です。
特に「のいちょくれ」は、「ちょっとお願い」という空気が出やすい言い方です。
かぼみ目線の一言コラム
「のいちょくれ」って、
通りたい時にすっと出る言葉なんよね。
「どいて」って言うと、ちょっと強く聞こえることもあるけど、
「のいちょくれ」やと、お願いの感じが少し丸くなる。
暮らしの中のちょっとした声かけに、よう合う大分弁やなぁって思うんよ。
地域差
大分弁の「のいて/のいちょくれ」は、「どいてください」の意味で、人に少し場所を空けてもらう時に使う言葉っちゃ。
もとは古い「のく=退く・どく」から来た言い方で、「のいて」「のいちょくれ」「のいちくれ」「のいちょっちくれ」など、地域や家で形が少しずつ変わるみたいやね。
SNSのコメントを見ると、「のいちょくれ」はやわらかい頼み方として受け取る人が多く、「そこ通るけん、のいちょくれ」「ちょっとのいちょれ、通しちょくれ」みたいに、日常のお願いに合う感じ。
一方で「のけっ」「のかんか」「のけよ」はかなり強めで、急いじょる時や怒っちょる時の言い方になりやすい。ほかにも「どいちょくれ」「どけて」「ひどっちょくれ」「そっち寄ってくれんかい」など、地域や場面で言い換えが多いのも面白いところ。
豆知識として、「のいてくれ」は標準語っぽく聞こえる人もおるけどコレはれっきとした大分弁。大分では「のいちょくれ」になると一気に地元の距離感が出る。やさしく言えばお願い、強く言えば命令。言い方ひとつで空気が変わる方言やね。
ただ、まだ把握できていない部分もあるので、分かり次第更新していきます。
関連大分弁
まとめ
- 「のいて」=どいて
- 「のいちょくれ」=どいてください
- 通りたい時や場所を空けてほしい時に使う
- 「のいちくれ」「どいちくれ」など、言い方に揺れがある
かぼみの大分弁講座では、
暮らしの中のちょっとした声かけに残る大分弁も、これからも一つずつ丁寧に残していきます。
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