大分弁「ぎゅうらしい」って有名やけど、
実際は 使う人・聞く人が分かれるタイプの方言っぽい。
今回のコメント欄をまとめると、
- 意味の中心は「大げさ/仰々しい(オーバー)」
- そこに「うるさい/耳障り」も乗る(地域・家庭で濃淡あり)
- 言い方は 【大分寄りに“ぎゅうらしい】【西日本寄りに“ぎょうらしい”】【さらに“ぎょ〜らしい”】【も混在】
…という感じでした。
(ちなみに「仰々しい」は標準語側でも“言動が大げさ”の意味を持つ言葉です。
ぎゅうらしいとは?意味と使い方

意味(コメント欄+辞書系の一致)
- 大げさ/仰々しい(最頻)
- うるさい/やかましい/賑々しい(次点)
大分の地域語として「ぎゅうらしい=大げさ・仰々しい」という説明も確認できます。
使い方(例文の雰囲気)
コメントで出てた使い方はだいたいこの2系統👇
A. “リアクションが大げさ”にツッコむ
- ちーっと指切ったぐれぇで、そげぇ包帯ぐるぐる巻いて ぎゅうらしい やっちゃなー
- そんくらいの擦り傷で、ぎゃーぎゃー言いなさんな。ぎゅうらしい で
B. “言い方・文句がうるさい”に寄せる
- いちいち言うことが ぎゅうらしい なぁ
- 耳障りでうるさいときに ぎゅうらしい(という人も)
※日田の方からは「大袈裟」と「うるさい」両方のニュアンスを挙げる声もありました。
ぎょうらしいとは?意味と使い方
「ぎょうらしい」はコメントでも一定数いて、しかも 北九州・豊前あたりでも言うという報告がありました。
実際、福岡県側の方言資料でも「ぎょうらしい=おおげさ/やかましい/騒々しい」系で載っています。
使い方(コメント例の型)
- 怪我して大したことないのに「痛い!」って騒ぐと
→ ぎょうらしい(=大げさ)って言われる - 大げさなリアクションされた時に
→ ぎょうらしい!
H2:由来は?「仰々しい」とのつながり
「ぎゅうらしい/ぎょうらしい」は、どちらも意味の中心が “大げさ・仰々しい”。
この一致から、由来としていちばん自然に考えられるのが、標準語の 「仰々しい(ぎょうぎょうしい)」 とのつながりです。
実際に、大分の地域語紹介では 「ぎゅうらしい=大げさな。仰々しい」 と説明されていて、意味がそのまま対応しています。
また、福岡(糸島)などでは 「ぎょうらしい=仰々しい/大げさ」 として紹介されており、西日本側で「ぎょう〜」の形が残っていることも分かります。
さらに「仰々しい」自体の古い表記を見ると、室町時代に 「げう」「ぎょう」 と書かれていた、という説明があります。
この “ぎょう/げう” 系の音が土台にあり、そこから地域や話し言葉の流れで
- ぎょうらしい(西日本寄りの形)
- ぎゅうらしい(より大分寄りの音)
のように分かれていった――と考えると、コメント欄で「両方ある」状況とも整合します。
※補足:九州の別地域の方言資料でも「ぎゅうらし=仰々しい」のような対応が見られ、音自体は“広く九州圏にあるタイプ”の可能性もあります(大分だけの専売特許、というより「九州のどこかで残りやすい音」みたいなイメージ)。
コメント欄から見えた「地域差・世代差」
ここ、めちゃくちゃ面白かったところ。
ざっくり傾向(今回のコメント範囲)
- 「ぎゅうらしい派」:やや多め(大分の言い方として定着してる感)
- 「ぎょうらしい/ぎょ〜らしい派」:県内でも存在+県外(北九州など)で普通に出る
- 「聞いたことない/自分は使わない」:意外と多い(特に現役世代)
地域のヒント(コメント由来)
- 県北寄り(国東・日出など)で“ぎゅうらしい”を初めて聞いた/よく聞いたという声
- 佐伯は「ぎゅうらしい」報告も「ぎょ〜らしい」報告も両方出ていて、家庭差が出やすそう
- 日田は「大げさ+うるさい」の両面で語られていた
世代のヒント(コメント由来)
- 「親・祖父母が使ってた」
- 「60歳以上なら普通に使うと思う」
- 「親は使うけど、自分(50代)は使わない」
- 逆に「20代でもたまに使う(家族も使う)」という例外もあり
→ まとめると、“年配語っぽさ”はあるけど、家の言葉として残ってる所では若い人にも残る、そんなタイプ。
どっちが正しい?(結論:どっちも正解)
あなたの補足の通り、これは「正誤」より **音の違い(地域・家庭差)**で捉えるのが自然やと思う。
- ぎょうらしい:西日本側で広く見かける形(北九州などの報告とも相性がいい)
- ぎゅうらしい:大分で「大げさ/仰々しい」として定着した形(方言資料にも載る)
- ぎょ〜らしい:会話のテンポで縮まった形として出がち(コメントにも複数)
まとめ
- 意味の中心は「大げさ/仰々しい」、そこに **「うるさい」**が乗ることもある
- 言い方は ぎゅうらしい/ぎょうらしい/ぎょ〜らしい が混在し、地域・世代・家庭で揺れる
- 普段の会話では「ぎゅうらしい/ぎょうらしい」でOK。相手の地域に合わせて“音”が変わるくらいの感覚が自然


