大分弁の「ひんのむ」は、
何かを飲み込むときに使う言葉です。
特に、苦い薬や大きめの食べ物などを、無理して・一気に飲み込む感じが強く出るのが特徴です。
この記事では、
- 大分弁「ひんのむ」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「ひんのむ」とは?

大分弁の ひんのむ は、
「飲み込む」
「無理して一気に飲み込む」
という意味で使われます。
- 主に:薬・食べ物・飲み物
- 場面:苦いものを我慢して飲む時/勢いよく飲み込む時
ただ「飲む」よりも、
勢いや無理している感じがにじむ言葉です。
「ひんのむ」の意味【大分弁 → 標準語】
ひんのむ=飲み込む(特に無理して・一気に)
ニュアンスのポイント
- ただ飲むのではなく、飲み込む感じが強い
- 我慢しながら一気にいく雰囲気がある
- 苦い薬や食べにくいものに使いやすい
「苦い薬やけん、ひんのんだ。」
=苦い薬だから、無理して飲み込んだ。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「錠剤が大きすぎて、ひんのむんが大変やった。」
=錠剤が大きすぎて、飲み込むのが大変だった
「子どもが涙目で薬ばひんのんじょった。」
=子どもが涙目で薬を無理して飲み込んでいた
「熱いお茶を一気にひんのんで、むせた。」
=熱いお茶を一気に飲み込んで、むせた
シチュエーション別
- 家庭
- 「そのまま噛まずにひんのんだら危ないで。」
=そのまま噛まずに飲み込んだら危ないよ
- 「そのまま噛まずにひんのんだら危ないで。」
- 体調不良
- 「苦い薬やけん、ひんのむしかなかった。」
=苦い薬だから、無理して飲み込むしかなかった
- 「苦い薬やけん、ひんのむしかなかった。」
- 日常
- 「急いで食べて、ほとんどひんのんじょった。」
=急いで食べて、ほとんど飲み込んでいた
- 「急いで食べて、ほとんどひんのんじょった。」
※ 飲み物にも使えますが、
特に薬や食べ物を無理して飲み込む場面でしっくりくる言葉です。
標準語との違い
- 標準語:飲み込む
- 大分弁:ひんのむ
標準語の「飲み込む」よりも、
「ひんのむ」は勢いや我慢している感じが強く出ます。
単なる動作の説明だけでなく、「えいっといった感じ」まで伝わるのが大分弁らしいところです。
かぼみ目線の一言コラム
「ひんのむ」って、
ただ飲むだけやないんよね。
苦かったり、つらかったりしても、
えいっと飲み込む感じがそのまま入っちょる。
我慢と勢いが一緒になった、生活感のある言葉やなぁって思うんよ。

地域差

大分弁の「ひんのむ」は、ただの「飲む」じゃなくて、苦い薬・飴・小骨つきのご飯みたいなものを、ぐっと無理して一気に飲み込む感じが強い言葉っちゃ。
コメントでも大分市・日田ふくめ広く通じる一方、「飲み干す」より「流し込む」に近いという声が多かったね。
また、「ひんのんじょけ!」のように、自分で言う言葉ではなく、「人に言う」「人に言われる」言葉という意見もありました。
豆知識として、「ひん」は勢い・強引さを足す接頭辞で、「ひっこけた」みたいな言い方にも通じる系統らしい。つまり「ひんのむ」は“勢いで無理やり飲み込む”が芯にある、大分らしい臨場感ある動詞やね。
ただ、まだ把握できていない部分もあるので、分かり次第更新していきます。
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まとめ
- 「ひんのむ」=飲み込む
- 特に無理して・一気に飲み込む感じが強い
- 薬や食べ物の場面で使いやすい
- 勢いと我慢のニュアンスが入る言葉
かぼみの大分弁講座では、
暮らしの中の細かい動きまで見える大分弁も、これからも一つずつ丁寧に残していきます。
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