大分弁の「こらえきらん」は、
何かを我慢しきれない時に使う言葉です。
笑い、怒り、涙、におい、眠気など、
気持ちや反応がもう抑えられん時に自然に出る大分弁です。
この記事では、
- 大分弁「こらえきらん」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「こらえきらん」とは?

大分弁の こらえきらん は、
「我慢できない」
「こらえられない」
という意味で使われます。
- 主に:感情・反応・生理的なつらさ
- 場面:笑い/怒り/涙/におい/眠気
「こらえる」だけではまだ耐えちょる感じがありますが、
「こらえきらん」になると、もう限界を超えた感じが強く出ます。
「こらえきらん」の意味【大分弁 → 標準語】
こらえきらん=我慢できない
ニュアンスのポイント
- もう抑えられない
- 感情や反応があふれそう
- “限界を超えた”感じがある
「おかしすぎて、笑いがこらえきらん。」
=おかしすぎて、笑いを我慢できない。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「このにおい、こらえきらんわ。」
=このにおいは、我慢できない
「おかしすぎて、笑いがこらえきらん。」
=おかしすぎて、笑いを我慢できない
「眠たすぎて、もうこらえきらん。」
=眠すぎて、もう我慢できない
シチュエーション別
- 家庭
- 「辛すぎて、子どもにはこらえきらんやろ。」
=辛すぎて、子どもには我慢できないだろう
- 「辛すぎて、子どもにはこらえきらんやろ。」
- 仕事
- 「この暑さは、外じゃこらえきらんな。」
=この暑さは、外では我慢できないね
- 「この暑さは、外じゃこらえきらんな。」
- 日常
- 「涙が出そうで、こらえきらんかった。」
=涙が出そうで、我慢できなかった
- 「涙が出そうで、こらえきらんかった。」
※ 笑いだけでなく、
暑さ・におい・眠気・感情など、幅広く使える言葉です。
標準語との違い
- 標準語:我慢できない
- 大分弁:こらえきらん
標準語の「我慢できない」よりも、
「こらえきらん」はいままさに抑えきれん感じが強く出ます。
ただ状態を説明するだけでなく、内側からあふれそうな感じまで一緒に伝わる言い方です。
かぼみ目線の一言コラム
「こらえきらん」って、
ほんとにギリギリまで耐えた感じがあるんよね。
最初から無理やったんじゃなくて、
こらえようとしたけど、もうだめやった。
その一段階が入っちょるけん、感情がよう伝わる言葉やなぁって思うんよ。

地域差
大分弁の「こらえきらん」は、「我慢できない」の中でも“もう無理、耐えきれん”という限界感が強く出る言い方っちゃ。
県内では意味は通じやすいけど、形には少し地域差があって、コメントでは日田は「こたえーん」と言うかも、という声があったね。
ほかには「こらえきれん」の形で言う人もいて、こちらは標準語に近いぶん広く通じやすい印象。対して「こらえきらん」は、大分や九州らしい“〜きらん”の形が残っちょるぶん、方言色が濃い。
ニュアンスの違いもおもしろくて、「こらえきらん」は“能力的にもう無理”“最初から耐えきらん”感じ、「こらえきれん」は“途中までは耐えたけど限界が来た”感じが少し強いっちゃ。笑いを我慢できん時にも、腹が立って言い返してしまう時にも使えるけど、どちらも感情が外に漏れそうな場面によう合う。
豆知識として、この「〜きらん」は大分弁らしい可能否定の形で、「できん」よりも“その人の限界”がにじむのが特徴。言葉ひとつで、しんぼうの切れ具合まで見えるのが大分弁のおもしろさやね。
まだ把握できていない部分もあるので、分かり次第更新していきます。
関連大分弁
まとめ
- 「こらえきらん」=我慢できない
- 感情や反応を抑えきれない時に使う
- “限界を超えた感じ”が強く出る
- 地域によって近い表現に言い換わることがある
かぼみの大分弁講座では、
気持ちや反応の限界まで伝わる大分弁も、これからも一つずつ丁寧に残していきます。
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