大分弁の「こらいい」は、
感情や行動を抑えるように促すときに使われる言葉です。
意味としては
「こらえろ」/「我慢しろ」
にあたり、命令というより強めの励まし・叱咤として使われます。
この記事では、
- 大分弁「こらいい」の意味
- 日常での使い方・生活感のある例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「こらいい」とは?
大分弁の こらいい は、
「今は耐えろ」
「踏ん張れ」
という意味で使われる言葉です。
- 主に:感情・痛み・衝動
- 場面:叱るとき/励ますとき
乱暴に聞こえることもありますが、
実際は距離の近い関係での実用語です。
「こらいい」の意味【大分弁 → 標準語】
こらいい=こらえろ/我慢しろ
ニュアンスのポイント👇
- 一時的に耐える
- 今だけ踏ん張る
- 感情を抑える
「今は文句言わんで、こらいい。」
は、
「今は我慢しなさい」という意味になります。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「泣きよんなえ、こらいい。」
=感情を抑えるよう促す
「歯抜くん、すぐ終わるけん。ちょいとこらいい。」
=一時的な痛みを我慢
「腹立つやろけど、今はこらいい。」
=衝動を抑える
シチュエーション別
- 家庭
- 「兄弟げんかは、こらいい。」
=落ち着かせる。
- 「兄弟げんかは、こらいい。」
- 仕事
- 「今は言い返さんで、こらいい。」
=場を収める。
- 「今は言い返さんで、こらいい。」
- 昔話
- 「熱がなかったら、こらえち学校行けち言われよった。」
=昭和感。
- 「熱がなかったら、こらえち学校行けち言われよった。」
👉 どの例文も
「我慢しろ」の意味が一読で分かる形です。
標準語との違い
標準語と比べると👇
- 我慢しろ/耐えろ
→ 強く直接的 - こらいい
→ 生活語・即応性が高い
大分では
説明より先に、
まず抑えるための言葉として使われます。
かぼみ目線の一言コラム
かぼみ的に「こらいい」は、
感情が爆発する一歩手前で出る言葉やと思っちょん。
正論を言う前に、
まず落ち着け。その合図が
「こらいい」なんよね。

イメージ画像案【かぼみイラスト】
地域差
「こらいい(=こらえろ/我慢しろ)」は県内でも通じるけど、使う地域・世代で濃淡が出る言葉っぽい。コメントでは「父世代がよく言いよった」「子どもの頃よく言われた」一方で「子どもにも言ったことない」「そもそも忘れた」もあり、年配寄り・叱咤激励寄りで残りやすい印象。日田では「こらえない(=こらえなさい)」という言い方の声もあって県西は別表現に寄る可能性あり。
使い方は短く強い命令で「ちょいとこらいい!(一瞬我慢せぇ)」みたいに“瞬間耐えろ”で刺さる。派生としては
- こらえちょけ!(完了形で「我慢しちょけ」)
- こらえちくりぃ(相手にやわらかく頼む形)
がセットで出やすい。
豆知識として面白いのが、「こらいい」が「我慢しろ」と「これは良い(コレはいい)」で同音になる点。文脈で一瞬迷うのも“大分の会話あるある”で、暑い日に「コーラいい」とか、ダジャレが自然発生しやすい言葉でもある。
ただ、まだ把握できていない部分もあるので、
分かり次第更新していきます。
関連大分弁
まとめ|「こらいい」は踏ん張れの大分弁
- 「こらいい」=こらえろ/我慢しろ
- 感情や衝動を抑える言葉
- 叱咤・励ましの両面あり
- 生活の中でよく使われる
かぼみの大分弁講座では、
感情の制御まで含めて伝わる大分弁も
これからも一つずつ残していきます。
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