大分弁の「こたゆる/こたう」は、
体がしんどい時や、気持ちまでへたった時に出てくる言葉です。
標準語の「疲れる」にあたりますが、ただ体力が減っただけではなく、ぐったりした感じやへばった感じまで含んで使われることがあります。
この記事では、
- 大分弁「こたゆる/こたう」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「こたゆる/こたう」とは?

大分弁の こたゆる/こたう は、
「疲れる」
「くたびれる」
という意味で使われます。
- 主に:体の疲れ・気力の消耗
- 場面:仕事終わり/歩いた後/気持ちがへたった時
「つかれた」よりも、
体にずしっと来る感じや気持ちまでしぼむ感じが出やすい言葉です。
「こたゆる/こたう」の意味【大分弁 → 標準語】
こたゆる/こたう=つかれる
ニュアンスのポイント
- 体力的なしんどさを表す
- 気持ちまでへたる感じが出ることもある
- 口に出した時点で、もうかなり疲れちょる雰囲気がある
「今日は歩きすぎて、もうことうたわ〜。」
=今日は歩きすぎて、もう疲れたよ。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「今日は朝から動きっぱなしで、ことうた。」
=今日は朝から動きっぱなしで疲れた
「階段ばっかりで、足がこたゆるわ。」
=階段ばかりで、足が疲れる
「気ぃ使いすぎて、なんかことうたなぁ。」
=気を使いすぎて、なんだか疲れたね
シチュエーション別
- 家庭
- 「買い物行って帰っただけやのに、ことうたわ。」
=買い物に行って帰っただけなのに、疲れたよ
- 「買い物行って帰っただけやのに、ことうたわ。」
- 仕事
- 「今日は接客が多くて、こたゆるなぁ。」
=今日は接客が多くて、疲れるね
- 「今日は接客が多くて、こたゆるなぁ。」
- 日常
- 「歩きすぎたけん、もうこたゆる。」
=歩きすぎたから、もう疲れる
- 「歩きすぎたけん、もうこたゆる。」
※ 体だけでなく、
人付き合いや気疲れにも使いやすい言葉です。
標準語との違い
- 標準語:つかれる
- 大分弁:こたゆる/こたう
標準語の「疲れる」よりも、
「こたゆる/こたう」はへたり込みたくなる感じやしんどさの実感が強く出ます。
特に「ことうた」は、ただの報告というより“もうだめや〜”という空気までにじみやすい言い方です。
かぼみ目線の一言コラム
「こたゆる」って、
言葉の音からもう疲れちょる感じがあるんよね。
「疲れた」よりも、
体の重たさとか、気持ちのしぼみ方まで入っちょる気がする。
大分弁らしい、しんどさのにじむ言葉やなぁって思うんよ。

地域差

大分弁の「こたゆる/こたう」は「疲れる」で、ただの疲労より“体も気持ちもへたる”感じがにじむ言葉っちゃ。
県内のゆれとしては、動詞の形が少し分かれて「こたゆる」「こたう」「ことうた(疲れた)」が並び、コメントでは日田でも普通に使う声があったね。
会話では「こーら、こたゆるねぇ」「今日は歩きすぎて、ことうたわ〜」みたいに、作業後や移動後のしんどさによう合う。さらに日田では「もうこたえーん(もう耐えられん/もうイヤだ)」の形もあって、“疲れ”から“限界”へ意味が伸びるのもおもしろい。
豆知識として、「疲れた」を言う方言は地域ごとにかなり違って、「よおねぇ」「こえ〜な」など別語も並ぶけん、大分の“しんどさ語彙”の豊かさが見える言葉やね。
ただ、まだ把握できていない部分もあるので、分かり次第更新していきます。
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まとめ
- 「こたゆる/こたう」=つかれる
- 体のしんどさや気疲れにも使える
- 「疲れる」より、へたった感じが強く出る
- 地域によって「こたゆる」「こたう」など言い方に揺れがある
かぼみの大分弁講座では、
体と気持ちのしんどさがそのまま出る大分弁も、これからも一つずつ丁寧に残していきます。
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