【大分弁】おらぶとは?意味・使い方・例文まとめ|かぼみの大分弁講座

大分弁の「おらぶ」は、大声で叫ぶ/大きな声を出すという意味です。

遠くにいる人を呼んだり、周りに聞こえるほど大きな声を出したりする場面で使われます。

この記事では、

  • 大分弁「おらぶ」の意味
  • 生活感のある使い方・例文
  • 標準語との違い
  • 地域差

をまとめて紹介します。

大分弁「おらぶ」とは?

大分弁の「おらぶ」は、

「大声で叫ぶ」
「大声を出す」
「大きな声で呼ぶ」

という意味で使われます。

ただ声を出すだけではなく、周りに響くような大きな声を出すイメージがあります。

「叫ぶより、もっと大きな絶叫に近い感じ」と捉えている人もいます。

「そげえおらばんでも聞こえるっちゃ!」
=そんなに大声で叫ばなくても聞こえるよ!


「おらぶ」の意味【大分弁 → 標準語】

おらぶ=大声で叫ぶ/大声を出す

ニュアンスのポイント

  • 遠くの人へ大声で呼びかける
  • 周囲に響くほど声を張る
  • 怒った時の大声にも使える
  • 単なる「話す」より、かなり声量が大きい
  • 「おらばん」のような否定形もよく聞かれる

「そげえおらばんでも、ちゃんと聞こえるで。」
=そんなに大声で叫ばなくても、ちゃんと聞こえるよ。


生活感のある例文【意味が分かる形】

「そげえおらばんでも聞こえるっちゃ!」
=そんなに大声で叫ばなくても聞こえるよ!

「遠くにおるけん、ちょっとおらんでみよ。」
=遠くにいるから、ちょっと大声で呼んでみよう

「そげえ大きな声でおらばんでんええで。」
=そんなに大きな声で叫ばなくてもいいよ

シチュエーション別

  • 遠くにいる人を呼ぶ時

「向こうまで聞こえるように、おらんでみよ。」
=向こうまで聞こえるように、大声で呼んでみよう

  • 声が大きすぎる時

「そげえおらばんでん、聞こえちょるで。」
=そんなに大声を出さなくても、聞こえているよ

  • 静かにしてほしい時

「そげえおらばんで、こめぇ声で話しよ。」
=そんなに大声を出さないで、小さい声で話しなさい

「おらぶ」は、ただ「叫ぶ」というより、声の大きさそのものに注目した言葉として使われることが多いようです。


標準語との違い

  • 標準語:叫ぶ/大声を出す
  • 大分弁:おらぶ

標準語の「叫ぶ」は、驚き・恐怖・怒りなどで声を上げる場面にも使います。

「おらぶ」もそうした場面で使えますが、

「遠くに聞こえるように声を張る」
「声が大きすぎる」

といった、単純に声量が大きい場面にも自然に使われます。

たとえば、

「そげえ叫ばなくても聞こえる」

より、

「そげえおらばんでも聞こえる」

の方が、「声が大きすぎるで」という日常の注意に近い感じになります。

また、会話では、

「おらぶ」
「おらばん」
「おらびよ」

など、文の形に合わせていろいろな形で出てきます。


かぼみ目線の一言コラム

「おらぶ」って、昔から普通に聞きよった人には、方言やという意識すら薄い言葉かもしれんね。

「そげえおらばんでも聞こえるっちゃ!」

なんて言われたら、声のでかい人がおる場面がすぐ浮かぶんよ。

「叫ぶ」よりも、なんかもっと生活の中の“大声”に近い感じ。

遠くの人を呼ぶ時も、声がでかすぎて怒られる時も使えるところが、「おらぶ」らしいなぁと思うっちゃ。


地域差

大分弁:地域差

大分弁の「おらぶ」は、「大声で叫ぶ/大きな声を出す」という意味の言葉っちゃ。

今回のコメントを見ると、宇佐では「普通に使う」日田でも「おらぶと言う」という声があり、ほかにも県内から「今でも普通に出る」「子どもの頃、大人が日常的に使いよった」という反応が多数。かなり広い範囲で知られちょる言葉みたい。ただ、「昔は普通に聞いたけど今は聞かなくなった」という声や、「大分ではあまり聞かなかった」という人もおり、地域だけでなく世代・家庭による差もありそうやね。

形もいろいろあって、
「そげえおらばんでも聞こえる」
「何おらんどんじゃ?」
「誰かおらびよった」
「おらんじょる」

など、活用すると一気に大分の会話らしくなる。

面白いのは、「おらぶ」は怒って叫ぶ時だけの言葉ではないこと。チェーンソーや草刈り機のそばで「おらばんと聞こえん」、船のエンジンがうるさくて「大声でおらぶ」のように、単純に“声を張る”場面でも使われちょる。

県外からも北九州・福岡・阿蘇で使うという声が寄せられたけん、大分だけの言葉というより、九州の広い範囲にまたがる表現として見る方がよさそう。

豆知識として、過去形は「おらんだ」、進行形は「おらびよる/おらんじょる」。標準語の「叫ぶ」より生活の中に入り込んだ、“大声を出す”の普段使いの言葉なんやね😊


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まとめ

  • 「おらぶ」=大声で叫ぶ/大声を出す
  • 遠くの人を呼ぶ時や、周囲に響くほど大きな声を出す時に使う
  • 「叫ぶより大きな絶叫」というイメージを持つ人もいる
  • 「そげえおらばんでも聞こえる」のような使い方が自然
  • 日田では「そげーおらばんじいいぞ。こめぇこえじはなせ」という例もある
  • 「おらばん」「おらびよ」「おらびきらん」など、さまざまな形で使われる
  • 大分だけでなく、宮崎など周辺地域にも似た表現がある

かぼみの大分弁講座では、
遠くの人を呼ぶ声や、「そげえおらばんでも聞こえる!」と怒られる場面まで浮かんでくる大分弁も、これからも一つずつ丁寧に残していきます。


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