大分弁の「おろいい」は、ひとことで言うと “良くない状態(もの・こと・人)” をまとめて言える言葉。
ただし
「物に使う(古い・ボロい)」の意味が県内で広く通じる一方で、「人に使う(意地が悪い・ずるい)」は地域(特に県北・日田・国東あたり)で濃く出る、という傾向がありそうです。
おろいいとは?意味と使い方
「おろいい」は大きく 2系統あります。
画像のまとめどおり、どっちも“良くない”方向だけど、対象が違うのがポイント。
① 人に使う「おろいい」
意味(ニュアンス)
- 意地が悪い
- 性根がよくない
- ずるい/せこい
- 嫌なことを言う・する(“おろいいこと言うな”系)
例文
- 「あん人、おろいいなぁ…」
- 「おろいいこと言うなえ」
- 「おろいーやっちゃ(=せこい/卑怯なやつ)」
地域・世代感(コメント反映)
- 「県北・日田はネガティブ寄り」「日田弁で“おろいい”は意地悪の意味」など、人に対する意味を“強め”に感じる人が多い印象。
- 一方で「県南でも“あんやつはおろいいやつ”って言う」「豊肥でも人に使う」など、県南・豊肥でも“人”用法がゼロではない(ただし人に向けると語気が強い、という空気は共通)。
使い方のコツ:
人に使うときは、わりと 刺さる言い方になりやすいので、冗談のつもりでも注意(コメントでも「口汚く罵る」みたいな表現が出てた)。
代わりに「おろいことするな」「おろいいこと言うな」みたいに “行動や発言”に向けると、まだ角が立ちにくいです。
② 物に使う「おろいい」
意味(ニュアンス)
- 古い
- ボロい
- 粗悪/安物
- 壊れかけ・壊れやすい
- 使い物にならん(実用性が落ちた)
例文
- 「この靴、おろいいわ〜」
- 「やしーもん買うけん、すぐおろいくなる」
- 「このタオル、おろいくなったき捨てるばい」
- 「100均の道具、やっぱおろいいなぁ(=質が悪い)」
地域・世代感(SNSコメント反映)
- 物の意味は「県内ほぼ共通」寄りで、コメントでも 大分市/県南/豊後大野/豊肥/国東など広く“物=古い・ボロい・粗悪”が出てました。
- 「年配の人が普通に使う」「祖母が言ってた」系の声が多く、世代差(若い人はあまり言わない)もありそう。
どう使い分ける?(ざっくり)

- 物が対象なら:
「古い・ボロい・粗悪・壊れかけ」= おろいい がいちばん通じやすい - 人が対象なら:
「意地悪・ずるい・性根が悪い」= おろいい(ただし言い方が強いので注意) - こと(行動)に向けるなら:
「おろいこと言うな」「おろいことすっかー」みたいに、“嫌なことするな”**の感じで使える
近い言い方・バリエーション(コメント反映)
コメントでは近県(熊本など)で
- 「おろいか」「おろゆか」「おろゆなっとっけん」
みたいな形も出ていて、九州圏で似たニュアンスを共有してる可能性もありそうです。
(ここは“方言分布の話”として、今後の追加調査ポイントにもできるやつ)
まとめ
- おろいい(物):古い/ボロい/粗悪/壊れかけ・壊れやすい(県内広め+年配語感あり)
- おろいい(人):意地悪/ずるい/性根が悪い(県北・日田・国東で濃いと言われがち。ただし県南・豊肥でも使う人はいる)
- 共通点:どっちも “良くない状態” をひとことで言える便利ワード
言い切り文(結論):
普段の会話では「物が古い・ボロい」意味で使うのがいちばん自然で、
人に使うときは「意地悪・ずるい」の意味になりやすい──そんな感覚で使い分けるとズレにくいです。
