【大分弁】いっすんずりとは?意味・使い方・例文まとめ|かぼみの大分弁講座

大分弁の「いっすんずり」は、
道路が混んで、車が少しずつしか進まないときに使う言葉です。

意味としては
「渋滞でのろのろ進むこと」
にあたり、進みたいのになかなか前へ動けない様子が伝わります。

この記事では、

  • 大分弁「いっすんずり」の意味
  • 日常での使い方・生活感のある例文
  • 「渋滞(標準語)」との違い

をまとめて紹介します。

大分弁「いっすんずり」とは?

大分弁「いっすんずり」とは?

大分弁の いっすんずり は、

「渋滞で少しずつしか進まないこと」
「混雑して、なかなか前へ進めない状態」

という意味で使われる言葉です。

  • 主に:車の流れが悪く、進むのに時間がかかるとき
  • 場面:朝の通勤/休日のお出かけ/帰省や初詣の混雑

漢字では「一寸ずり」と書きます。車の渋滞が代表的ですが、今回のコメントには、初詣の人の流れに重ねて使うという声もありました。


「いっすんずり」の意味【大分弁 → 標準語】

「いっすんずり」の意味【大分弁 → 標準語】

いっすんずり=渋滞で少しずつしか進まないこと/のろのろとしか進めない状態

ニュアンスのポイント

  • ただ車が多いだけでなく、前へ進みにくい様子を表す
  • 止まったり、少し動いたりする混雑の感じが伝わる
  • 遅れた理由や、その道を避けたい気持ちを話すときにも使える

「朝からいっすんずりやった〜」
は、
「朝から渋滞で、少しずつしか進めなかったよ」という意味になります。


生活感のある例文

いっすんずり:生活感のある例文

「朝からいっすんずりやった〜。」
=「朝から渋滞で、少しずつしか進めなかったよ。」

「10号線が一寸ずりじゃけん、帰るのが遅うなった。」
=「国道10号が渋滞していたから、帰るのが遅くなった。」

「いっすんずりの道はよくる。」
=「渋滞でなかなか進まない道は避ける。」

シチュエーション別

  • 【日常】
    • 「買い物に行ったら、帰りはいっすんずりやった。」
      =休日の買い物帰りなどに、道路の混み具合を伝えるときに。
  • 【仕事・学校など】
    • 「道がいっすんずりで、着くのが遅うなった。」
      =通勤や送迎などで、到着が遅れた理由を説明するときに。
  • 【別の使い方】
    • 「初詣の列が、いっすんずりやなあ。」
      =人の列が混んで、少しずつしか前へ進めない様子を表すときに。

※ 人の流れへの使い方は、今回寄せられた声をもとにしたものです。車以外にも使うかどうかは、人や場面によって違いがあります。


「渋滞」との違い

標準語と比べると

  • 渋滞
    → 車などの流れが滞っている状態を表す言葉。
  • いっすんずり
    → 混雑の中で、ほんの少しずつしか進めない様子が浮かぶ言葉。

大分では
「道が混んじょる」だけやなく、
「いっすんずり」で、なかなか進まん感じまで伝えられるんやね。


かぼみ目線の一言コラム

かぼみ的に「いっすんずり」は、
「まだ、ここなん?」って気持ちまで入っちょる感じがする言葉やと思っちょん。

ちょっと進んで、また止まって。

さっきから、同じ看板が見えよるんやけど😂

「少しは動きよるけど、なかなか着かん」。そんな時間を、ひと言で思い出せるんよね。


地域差

大分弁:地域差

大分で使われる「いっすんずり」は、渋滞で少しずつしか進まないこと。

SNSのコメントで目立ったのは、「しょっちゅう使う」という声と、「これ、標準語やないん?」という反応でした。それくらい、普段の暮らしに入り込んじょる言葉なんやね。

大分市在住の方からは、今もよく使うという報告がありました。県外の友達に渋滞のとき教えたら、「特徴をよくとらえてるね」と言われたそうです。住んでいる場所だけで言葉の育った地域までは分からんけど、大分市での現在の使用例として受け取れます。

県北の人がよく使う、という観察もありました。また、「大分弥生」の昭和30年代の思い出として、車を運転するお兄さんがよく使っていたという声も。今の通勤だけやなく、昔の家族との車の時間にも出てくる言葉なんよ。

国道10号が混んで、大分から野津への帰りが遅くなったというコメントには、いつもの道の様子が浮かびました。「いっすんずりの道はよくる」という声もあって、混んだ道を避けるところまで、日々の会話につながっちょるね。

一方、北九州の方からは「初耳」という声。福岡で使ったら、どこの人かと聞かれたという体験もありました。福岡のどこでも通じない、という意味ではないけど、県外に出て初めて地元の言い方と気づくこともあるんやね。

東京生まれ東京育ちの同僚が使っていた、という報告もありました。ただ、一人が使っていたことと、全国で同じように通じることは別。地域の方言として紹介される一方、大分以外にも使用例がある言葉、と捉えるのがよさそうです。

そして、ここでひとつ豆知識。

「一寸ずり」の「一寸」は、長さでいうと約3センチ。


大分弁の「ずる」には、少し動くという使い方があります。「一寸」と「ずる」が合わさると、ほんの少しずつしか進まん様子が見えてくるんよ。もちろん、実際に毎回3センチずつ動くという意味ではありません😂
参照:city.taketa.oita.jp

もうひとつの豆知識は、遠く離れた新潟県上越地方との共通点。 上越タウンジャーナルの取材記事でも、車が少しずつしか進まないことを「一寸ずり」と呼ぶと紹介されています。大分県の教育委員会に問い合わせたところ、渋滞については同じ使い方だったそうです。
参照:上越タウンジャーナル


今回も、延岡の方から「延岡弁で言うのを知ってる?」と聞かれた、という体験が寄せられました。どこで生まれ、どう広がったかまでは分からんけど、大分だけに限った言葉ではないんやね。

そして初詣の人の流れにも使う、という声。車でも人でも、前へ進みたいけど少しずつ。混雑の中のあの感覚を、よう表しちょるなあ。

みんなは今でも「いっすんずり」って使う?「使う/使わん」だけでも教えてな。使う地域や、車以外の行列にも言うかどうかも、よかったら聞かせてください。


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まとめ|「いっすんずり」は渋滞で少しずつしか進めない状態を表す大分弁

  • 「いっすんずり」=渋滞で少しずつしか進まないこと
  • 漢字では「一寸ずり」と書く
  • 通勤やお出かけ、帰省などの道路の混雑に使える
  • 今回は、初詣の人の流れに使うという声もあった
  • 大分以外にも使用例があり、全国どこでも通じるとは限らない

かぼみの大分弁講座では、
いつもの道や家族とのお出かけで、自然に口から出る言葉を
ちゃんと残していきたいと思っちょんけん、
「うちでも、いっすんずりっち言うで」って言葉があったら、
また教えてな。
これからも一つずつ残していきます。


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