大分弁の「ほぐ」は、
(穴を)開ける 時に使う言葉です。
ふつうの「開ける」よりも、
紙・袋・布・地面などに穴を作る感じが強くて、工作や暮らしの場面でよう出てくる大分弁です。
この記事では、
- 大分弁「ほぐ」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「ほぐ」とは?

大分弁の ほぐ は、
「(穴を)開ける」
「穴を作る」
という意味で使われます。
- 主に:紙・袋・布・土・物の表面
- 場面:工作/手作業/日常会話
ドアを開ける、店を開ける、みたいな「開ける」ではなく、
何かに穴を作る動きにしっくりくる言葉です。
「ほぐ」の意味【大分弁 → 標準語】
ほぐ=(穴を)開ける
ニュアンスのポイント
- 穴を作る感じが強い
- 紙や袋、地面などにも使いやすい
- 「開ける」より動作が具体的に見える
「そこに紐通すけん、先に穴ほいじょって。」
=そこに紐を通すから、先に穴を開けておいて。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「袋にちょっと穴ほいじくりい。」
=袋にちょっと穴を開けてください
「釘で段ボールに穴をほいだ。」
=釘で段ボールに穴を開けた
「そこに支柱立てるけん、先に土ば穴をほいじょって。」
=そこに支柱を立てるから、先に土に穴を開けておいて
シチュエーション別
- 家庭
- 「それ、紐通すけん小さく穴ほいどって。」
=それ、紐を通すから小さく穴を開けておいて
- 「それ、紐通すけん小さく穴ほいどって。」
- 工作
- 「画用紙に穴ほいで、そこからリボン通すんよ。」
=画用紙に穴を開けて、そこからリボンを通すんだよ
- 「画用紙に穴ほいで、そこからリボン通すんよ。」
- 日常
- 「畑に苗植えるけん、等間隔で穴ほいじょく。」
=畑に苗を植えるから、等間隔で穴を開けておく
- 「畑に苗植えるけん、等間隔で穴ほいじょく。」
※ 「開ける」の中でも、
穴を作る作業にかなり特化した言い方です。
標準語との違い
- 標準語:(穴を)開ける
- 大分弁:ほぐ
標準語の「開ける」は意味が広いですが、
「ほぐ」は穴を作る動作にぐっと寄った言葉です。
そのため、何をするかが一言で伝わりやすく、作業の会話でも使いやすいのが特徴です。
かぼみ目線の一言コラム
「ほぐ」って、
ただの「開ける」より手の動きまで見えるんよね。
紙に穴ほぐ、土に穴ほぐ、袋に穴ほぐ。
あの“ちょん”と一点に力を入れる感じが、そのまま言葉になっちょる気がするんよ。
地味やけど、暮らしの中でよう働く大分弁やなぁって思うんよ。

地域差

大分弁の「ほぐ」は、「開ける」の中でも特に「穴を開ける」時に使われる言葉っちゃ。
SNSのコメントを見ると、大分市でも「使う」、日田でも「ほぐ」と言う声があり、県内ではわりと通じる部類に見えるね。ただ、日田では「穴をほがす」と言う人もいて、「ほぐ/ほがす/ほげる/ほぐる」みたいに形が少し揺れるのがおもしろいところ。
使い方は「穴をほぐ」「穴ほぎが肩いとなる」みたいに、紙や袋だけでなく、原木に穴を開ける作業にも出る。さらに「トンネルがほげた」みたいに、大きな穴や通り道が開いた時にも使えるらしい。
豆知識として、「ほじる/ほいじる」と近い感覚があり、掘ったりつついたりして“穴を作る”動きが芯にある言葉と見ると分かりやすいっちゃ。穴そのものを「す」と言う地域・家もあるようで、大分の“穴まわり語彙”は意外と深いね。
まだ把握できていない部分もあるので、分かり次第更新していきます。
関連大分弁
まとめ
- 「ほぐ」=(穴を)開ける
- 紙・袋・土などに穴を作る時に使う
- 「開ける」より動作が具体的に伝わる
- 関連する言い方には地域差も見られる
かぼみの大分弁講座では、
暮らしや手作業の動きまでそのまま伝わる大分弁も、これからも一つずつ丁寧に残していきます。
▶︎ 大分弁の一覧はこちら
