大分弁の「のおならかす」は、
物を無くしてしまう時に使う言葉です。
ただ「無くす」よりも、
うっかり・いつの間にか・気づいたら見当たらん、という感じが強く出る言い方です。
この記事では、
- 大分弁「のおならかす」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「のおならかす」とは?

大分弁の のおならかす は、
「無くしてしまう」
「どこかへやってしまう」
という意味で使われます。
- 主に:小物・鍵・書類・日用品
- 場面:探し物/忘れ物/うっかりした時
意図して捨てるのではなく、
気づいたら無くなっちょった感じがある言葉です。
「のおならかす」の意味【大分弁 → 標準語】
のおならかす=無くしてしまう
ニュアンスのポイント
- うっかり無くす
- どこにやったか分からなくなる
- ちょっと呆れや困り感がにじむ
「また鍵をのおならかした。」
=また鍵を無くしてしまった。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「財布をのおならかして、朝から探しよる。」
=財布を無くしてしまって、朝から探している
「大事な紙をのおならかしたら、えらいことや。」
=大事な紙を無くしたら大変だ
「この前買うたペン、もうのおならかした。」
=この前買ったペンを、もう無くしてしまった
シチュエーション別
- 家庭
- 「リモコンのおならかすんは、だいたい父さんや。」
=リモコンを無くすのは、だいたいお父さんだ
- 「リモコンのおならかすんは、だいたい父さんや。」
- 仕事
- 「伝票のおならかしたら困るけん、そこに置いちょき。」
=伝票を無くしたら困るから、そこに置いておいて
- 「伝票のおならかしたら困るけん、そこに置いちょき。」
- 日常
- 「買い物メモのおならかして、また思い出せん。」
=買い物メモを無くして、また思い出せない
- 「買い物メモのおならかして、また思い出せん。」
※「落とした」よりも、
手元からどこかへいってしまった感じに合う言葉です。
標準語との違い
- 標準語:無くしてしまう
- 大分弁:のおならかす
標準語よりも、
「のおならかす」はうっかり感や困った感じがよく出ます。
ただ事実を説明するだけでなく、「またやった…」という空気まで一緒に乗る言い方です。
かぼみ目線の一言コラム
「のおならかす」って、
聞いただけで“探し回りよる姿”が浮かぶんよね。
ただ無くしただけじゃなくて、
ちょっと情けない感じとか、困った感じまで入っちょる。
暮らしの失敗にぴったりの言葉やなぁって思うんよ。

地域差

大分弁の「のおならかす」は、「無くしてしまう」の中でも“またやったん?”という呆れと、うっかり置き忘れた感じが強く出る言い方っちゃ。
県内ではかなり広く通じるみたいやけど、地域で音が揺れていて、
・のおならかす
・のーならかす
・ねーならかす
が並ぶのが特徴。
コメントでは日田は「のーなってしもうた」、宇佐は「ねーならかす」寄りという声があり、同じ意味でも少しずつ形が違うんよね。
会話では「財布のおおならかした」「鍵、のーならかしたんかえ?」みたいに、家の中でよう出る“うっかり定番語”。
豆知識としては、「無くなる」を大分では「のーなる/ねーなる」と言う地域もあるけん、その延長で「なくしてしまう」まで自然に方言化しちょる。標準語の「紛失した」より、生活感と小言の温度がしっかり乗る言葉やね。
ただ、まだ把握できていない部分もあるので、分かり次第更新していきます。
関連大分弁
まとめ
- 「のおならかす」=無くしてしまう
- うっかり無くす感じが強い
- 困り感や呆れもにじむ言い方
- 探し物の場面でよく合う大分弁
かぼみの大分弁講座では、
暮らしの中の“やってしもうた”が伝わる大分弁も、これからも一つずつ丁寧に残していきます。
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