大分弁の「こげなもん」は、
「こんなもの」 を表す言葉です。
物そのものを指す時にも使いますが、
「大したもんやないけど」「こんくらいのもんやけど」という、少しへりくだった感じや親しみも出しやすい言い方です。
この記事では、
- 大分弁「こげなもん」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「こげなもん」とは?

大分弁の こげなもん は、
「こんなもの」
「このくらいのもの」
という意味で使われます。
- 主に:目の前の物・渡す物・状況の程度
- 場面:日常会話/物の説明/ちょっとしたへりくだり
ただ物を指すだけでなく、
“こんなもんでよかったら” みたいな、やわらかい距離感を出しやすい言葉です。
「こげなもん」の意味【大分弁 → 標準語】
こげなもん=こんなもの
ニュアンスのポイント
- 目の前の物を指しやすい
- 「この程度のもの」という感覚もある
- 謙遜ややわらかい言い方に合いやすい
「こげなもんでよかったら、持って帰りよ。」
=こんなものでよかったら、持って帰ってね。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「こげなもんでよかったら、持って帰りよ。」
=こんなものでよかったら、持って帰ってね
「うちにあるんは、こげなもんしかねえで。」
=うちにあるのは、こんなものしかないよ
「こげなもんで足りるんかえ?」
=こんなもので足りるの?
シチュエーション別
- 家庭
- 「こげなもんでも、晩ごはんの足しにはなるやろ。」
=こんなものでも、晩ごはんの足しにはなるでしょ
- 「こげなもんでも、晩ごはんの足しにはなるやろ。」
- 日常
- 「こげなもん、どこに置いちょったんか忘れたわ。」
=こんなものを、どこに置いていたか忘れたよ
- 「こげなもん、どこに置いちょったんか忘れたわ。」
- 近所づきあい
- 「こげなもんやけど、よかったら食べて。」
=こんなものだけど、よかったら食べて
- 「こげなもんやけど、よかったら食べて。」
※ 物そのものを指す時にも使いますが、
“たいした物じゃないけど”という気持ちを込める時にもよく合う言葉です。
標準語との違い
- 標準語:こんなもの
- 大分弁:こげなもん
意味はほぼ同じですが、
「こげなもん」は会話に入るとぐっとやわらかく、生活の距離感が出ます。
特に、何かを渡す時や控えめに言う時には、標準語よりも親しみや照れが乗りやすい表現です。
かぼみ目線の一言コラム
「こげなもん」って、
物を指しよるだけやなくて、ちょっと気持ちも入っちょるんよね。
「たいしたもんやないけど」
「まあ、こんくらいやけど」
っていう、あのへりくだり方によう合う。
大分のやわらかさが出る言葉やなぁって思うんよ。

地域差

大分弁の「こげなもん」は「こんなもの」の意味で、県内でもかなり自然に使われる言い方っちゃ。
SNSのコメントを見ると、「こげなもん」「こげんもん」「こいなもん」「こげなん」など形に揺れがあり、地域や家庭で少しずつ違うみたい。福岡でも同じように使うという声もあり、大分だけに限らず九州北部に広がる言い方とも見られるね。
使い方は大きく分けると二つ。
ひとつは「こげなもんでよかったら持って帰りよ」「こげなんしかねぇけんど持っち帰るかえ」みたいに、自分の物を少しへりくだって渡す言い方。
もうひとつは「こげなもん、こげなとこに置いちょきぃ!」や「こげん、すもつくれんもん」みたいに、つまらん物・邪魔な物へのツッコミとして使う形やね。
日田でも「あまり良い意味では使わんかな」という声があり、言い方次第で謙遜にも小言にもなるのが面白い。
豆知識として、「こげな」は「このような」に近い指示語で、「そげな」「あげな」「どげな」とセットで覚えると分かりやすい。何気ない一言やけど、物を渡す時の照れも、片付けろという小言も出せる、生活感の強い方言っちゃ。
ただ、まだ把握できていない部分もあるので、分かり次第更新していきます。
関連大分弁
まとめ
- 「こげなもん」=こんなもの
- 目の前の物や、その程度のものを指す時に使う
- 謙遜ややわらかい言い方にも合いやすい
- 家庭や近所づきあいの会話で自然に出やすい
かぼみの大分弁講座では、
物だけじゃなく気持ちのやわらかさまで伝わる大分弁も、これからも一つずつ丁寧に残していきます。
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