【大分弁】すとは?意味・使い方・例文まとめ|かぼみの大分弁講座

大分弁の「す」は、
という意味で使われる言葉です。

共通語では「大根にすが入る」「茶碗蒸しにすが立つ」のように、食べ物や材料の中にできる空洞を表すことが多い言葉ですが、大分の一部地域では、もっと広く「穴」の意味で使われる例があります。

※かぼみ注釈
添付資料では、大分県南西部、竹田市・旧岡藩領周辺の方言資料に「す=穴」として確認できる例がありました。
ただし、県内全域で同じように使われるかは要確認です。この記事では、確認できる資料と寄せられた声をもとに、大分弁としての「す」をまとめています。

この記事では、

  • 大分弁「す」の意味
  • 生活感のある使い方・例文
  • 標準語との違い
  • 地域差

をまとめて紹介します。

大分弁「す」とは?

大分弁の す は、

「穴」
「小さく細長い穴」

という意味で使われます。

  • 主に:鼻の穴・耳の穴・尻の穴などの身体の穴
  • 場面:体の部位を言う時/小さな穴を指す時/食べ物の中に空洞ができた時

特に資料上では、

  • はなんす=鼻の穴
  • みみんす=耳の穴
  • けつんす=尻の穴

のような形で確認できます。

「穴」全般というより、
小さく奥へ通じる穴 に使われやすい言葉と考えると分かりやすそうです。


「す」の意味【大分弁 → 標準語】

す=穴

ニュアンスのポイント

  • 小さな穴を表す
  • 身体の穴に使われる例がある
  • 「はなんす」「みみんす」のように、前の言葉とくっついて使われることがある
  • 共通語では「大根にすが入る」のような食品内部の空洞として残っている

「はなんすに土がついちょるで。」
=鼻の穴に土がついているよ。


生活感のある例文【意味が分かる形】

「はなんすに土がついちょるで。」
=鼻の穴に土がついているよ

「みみんすに水が入らんごつしよ。」
=耳の穴に水が入らないようにしなさい

「この大根、ちょっとすが入っちょるな。」
=この大根、ちょっと中に空洞ができているね

シチュエーション別

  • 子ども
    • 「外で遊んじょったら、はなんすまで砂だらけやん。」
      =外で遊んでいたら、鼻の穴まで砂だらけじゃない
  • 水遊び
    • 「みみんすに水が入ったら気持ちわりいけん、気ぃつけよ。」
      =耳の穴に水が入ったら気持ち悪いから、気をつけなさい
  • 食べ物
    • 「見た目はええけど、中にすが入っちょるかもしれん。」
      =見た目はいいけど、中に空洞ができているかもしれない

※ 「す=穴」は、
現代共通語では食材の空洞に残りやすい言葉ですが、方言では身体の穴にも使われる例があります。


標準語との違い

  • 標準語:穴
  • 大分弁:す

標準語の「穴」は、壁の穴、地面の穴、服の穴など、かなり広く使える言葉です。

一方で、大分弁としての「す」は、
資料上では「はなんす」「みみんす」「けつんす」のように、身体の小さな穴を表す形で確認できます。

また、共通語にも「す」は残っていますが、
現代では「大根にすが入る」「茶碗蒸しにすが立つ」のように、食べ物や材料の中にできる細かな空洞を表す言い方が中心です。

つまり、

  • 共通語の「す」
    • 食材や材料の中にできる空洞
  • 大分弁の「す」
    • 小さく奥へ通じる穴、特に身体の穴

という違いで見ると分かりやすそうです。


かぼみ目線の一言コラム

「す」って、
たった一文字なのに、ちゃんと穴の感じが残っちょる言葉なんよね。

今の共通語では、
「大根にすが入る」みたいな言い方の方が知られちょるけど、
大分では「はなんす」「みみんす」みたいに、体の穴の言い方として残っちょる地域がある。

こういう言葉を見ると、
方言って新しい言葉というより、昔の日本語の一部が地域に残っちょることもあるんやなぁって思うんよ。


地域差

大分弁:地域差

大分弁の「す」は「穴」の意味で使われることがある言葉っちゃ。

ただし、今回のコメントと資料を見ると、県内どこでも普通に「穴=す」と言うわけではなさそう。特にはっきり残っちょるのは「鼻んす」「耳んす」「けつんす」みたいな体の穴の言い方で、「けつんす」はコメントでもかなり多く出ちょったね。

一方で、中津や日田では言わない、初耳という声もあり、地域差・世代差は大きそう。

また、共通語でも「大根にすが入る」「茶碗蒸しにすが立つ」「豆腐にすが入る」のように、食べ物や材料の中にできる小さな空洞を「す」と言う使い方は残っちょる。コメントでも、きゅうり・大根・豆腐・コンクリートの気泡などに使う声があり、これは方言というより全国的にも通じやすい用法やね。

豆知識として、「す」は昔はもっと広く、鼻の穴や筒の穴のような“奥へ通じる小さな穴”にも使われた言葉らしい。大分の「鼻んす」「けつんす」は、その古い言い方が生活の中に残ったものと見ると面白いっちゃ。

まだ把握できていない部分もあるので、分かり次第更新していきます。


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まとめ

  • 「す」=穴
  • 大分県南西部の資料では「す=穴」として確認できる
  • 「はなんす」「みみんす」「けつんす」のような形がある
  • 共通語では「大根にすが入る」など、食材内部の空洞として残りやすい
  • 大分弁では、小さく奥へ通じる穴として使われる例がある
  • 県内全域で同じように使われるかは要確認

かぼみの大分弁講座では、
たった一文字に昔の言葉の名残が見える大分弁も、これからも一つずつ丁寧に残していきます。


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