大分弁の「つぶし」は、
ひざ小僧 という意味で使われる言葉です。
転んでひざをすりむいた時や、
ひざの前の丸い部分を指す時に使われる、かなり生活感のある大分弁です。
この記事では、
- 大分弁「つぶし」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「つぶし」とは?

大分弁の つぶし は、
「ひざ小僧」
「ひざの前の丸い部分」
という意味で使われます。
- 主に:体の部位
- 場面:転んだ時/けがをした時/子どもへの声かけ
ひざ全体というより、
ひざの前に出ている丸い部分 を指す言葉として使われやすい表現です。
「つぶし」の意味【大分弁 → 標準語】
つぶし=ひざ小僧
ニュアンスのポイント
- ひざの前の丸い部分を指す
- 転んだ時のけがの話で出やすい
- 子どもへの声かけにも使いやすい
- 地域によっては別の言い方もある
「転んで、つぶしすりむいた。」
=転んで、ひざ小僧をすりむいた。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「転んで、つぶしすりむいた。」
=転んで、ひざ小僧をすりむいた
「つぶしから血が出よるで。」
=ひざ小僧から血が出ているよ
「そこにぶつけて、つぶしが痛えわ。」
=そこにぶつけて、ひざ小僧が痛いよ
シチュエーション別
- 子ども
- 「走りよって転んだん? つぶし見せちみよ。」
=走っていて転んだの? ひざ小僧を見せてみなさい
- 「走りよって転んだん? つぶし見せちみよ。」
- 家庭
- 「つぶしすりむいちょるけん、消毒しちょこうな。」
=ひざ小僧をすりむいているから、消毒しておこうね
- 「つぶしすりむいちょるけん、消毒しちょこうな。」
- 日常
- 「机に当たって、つぶし打ったわ。」
=机に当たって、ひざ小僧をぶつけたよ
- 「机に当たって、つぶし打ったわ。」
※ 「つぶし」は、
けがをした時や、ひざの前側を指す時にしっくりくる言葉です。
標準語との違い
- 標準語:ひざ小僧
- 大分弁:つぶし
標準語の「ひざ小僧」は、ひざの前の丸い部分を表す言葉です。
大分弁の「つぶし」も意味は近く、特に子どもが転んだ時や、ひざをすりむいた時に使いやすい表現です。
「ひざ」と言うと関節全体を指す感じがありますが、
「つぶし」はもっと具体的に、前に出た丸い部分を指す感覚があります。
そのため、
「つぶしすりむいた」
「つぶし打った」
のように、けがの場面と相性がいい言葉です。
かぼみ目線の一言コラム
「つぶし」って、
うちの周りではわりと自然に出る言葉なんよね。
子どもが転んで、
「つぶしすりむいた〜」って言うと、
どこをけがしたかすぐ分かる。「ひざ小僧」って標準語で言うと、ちょっとかわいい言葉やけど、
「つぶし」はもっと暮らしの中の言葉っち感じがするんよ。こういう体の部位の言い方って、
地域差が出やすいけん、残しておきたい大分弁やなぁって思うんよ。

地域差

大分弁の「つぶし」は「ひざ小僧」の意味で、転んでひざをすりむいた時や、年を取ってひざが痛む時に使われる言葉っちゃ。
「つぶしをケガした」「今日はつぶしが疼くんよなぁ」みたいに、体の部位として自然に使う地域・家庭がある一方で、「初めて聞いた」という声もかなりあり、県内全域で通じるというより、地域差・世代差が大きい言葉と見たほうがよさそうやね。
SNSのコメントを見ると、「つぶし」派のほかに、「ひざぼんさん」を使う人も多かった。県南では通じるはずという声や、祖父母世代が「ひざぼんさん」と言いよったという話もあり、かなり懐かしい響きのある言葉みたい。
中には「つぶしはばあちゃんが言ってた、自分はひざぼんさん」と、同じ家の中でも世代で言い方が分かれる例もあった。
豆知識として、「ひざぼんさん」は熊本でも聞くという声があり、大分だけでなく九州内に近い言い方が広がっている可能性もありそう。「あど」という言い方を聞いたことがある人もおって、ひざ小僧まわりの方言は意外と奥が深いっちゃ。
まだ把握できていない部分もあるので、分かり次第更新していきます。
関連大分弁
まとめ
- 「つぶし」=ひざ小僧
- ひざの前の丸い部分を指す
- 転んだ時や、ひざをすりむいた時に使いやすい
- 「ひざぼんさん」「ひざぼんず」など、地域によって別の言い方もある
- 体の部位の言い方は、地域差・家庭差が出やすい
かぼみの大分弁講座では、
子どものころのけがや家族の声かけまで思い出せる大分弁も、これからも一つずつ丁寧に残していきます。
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