大分弁の「よがむ」は、
ゆがむ という意味で使われる言葉です。
まっすぐやった物が曲がったり、形がぐにゃっと崩れたりした時に、
「よがむで」のように使われます。
この記事では、
- 大分弁「よがむ」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「よがむ」とは?

大分弁の よがむ は、
「ゆがむ」
「形が曲がる」
「まっすぐでなくなる」
という意味で使われます。
- 主に:箱・線・板・形のある物
- 場面:物を持つ時/形が崩れそうな時/曲がりを見つけた時
ただ「曲がる」というより、
本来まっすぐやったものが、ずれたり形を崩したりする感じ に合いやすい言葉です。
「よがむ」の意味【大分弁 → 標準語】
よがむ=ゆがむ
ニュアンスのポイント
- まっすぐな物の形が崩れる
- 曲がる・ずれる感じがある
- 箱や板など、形のある物に使いやすい
- 壊れる前の注意としても出やすい
「それ、そんな持ち方したら箱がよがむで。」
=それ、そんな持ち方をしたら箱がゆがむよ。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「それ、そんな持ち方したら箱がよがむで。」
=それ、そんな持ち方をしたら箱がゆがむよ
「上に重たいもん置いたら、板がよがむんやない?」
=上に重たい物を置いたら、板がゆがむんじゃない?
「そげん力入れたら、形がよがむで。」
=そんなに力を入れたら、形がゆがむよ
シチュエーション別
- 家庭
- 「箱の上に荷物置いたらよがむで。下ろしちょき。」
=箱の上に荷物を置いたらゆがむよ。下ろしておきなさい
- 「箱の上に荷物置いたらよがむで。下ろしちょき。」
- 作業
- 「片方だけ強う締めたら、全体がよがむかもしれんで。」
=片方だけ強く締めたら、全体がゆがむかもしれないよ
- 「片方だけ強う締めたら、全体がよがむかもしれんで。」
- 日常
- 「そげん無理に押し込んだら、ふたがよがむで。」
=そんなに無理に押し込んだら、ふたがゆがむよ
- 「そげん無理に押し込んだら、ふたがよがむで。」
※ 「よがむ」は、
まっすぐやった形がずれたり、曲がったりする時にしっくりくる言葉です。
標準語との違い
- 標準語:ゆがむ
- 大分弁:よがむ
意味は「ゆがむ」とかなり近い言葉です。
標準語の「ゆがむ」は、形・線・顔・考え方など幅広く使われます。
一方で「よがむ」は、日常会話では箱や板など、目に見える物の形が崩れる場面 で使うと分かりやすい表現です。
「曲がる」とも近いですが、
単純に方向が変わるというより、
「まっすぐやったのに形がずれる」
「圧がかかって形が崩れる」
という時に「よがむ」がしっくりきます。
かぼみ目線の一言コラム
「よがむ」って、
ぐにゃっと形がずれる感じがよう出る言葉っちゃ。
「曲がる」ともちょっと違って、
元はまっすぐやったものが、なんかズレちょる。「そげん持ったら箱がよがむで!」って、
物が壊れる一歩手前の注意にもよう合うんよね。見た目の違和感を、そのまま言葉にしたような大分弁やなぁって思うんよ。

地域差

大分弁の「よがむ」は「ゆがむ」の意味で、まっすぐやった物や形が、曲がったりズレたりしちょる時に使う言葉っちゃ。
「箱がよがむ」「字がよがむ」「白線がよがんじょる」「背筋がよがんじょん」みたいに、物・線・姿勢・顔まで、見た目の“まっすぐじゃなさ”に幅広く使われちょるね。
ただ、SNSのコメントを見ると県内では言い方がかなり揺れるみたい。
「よがむ」のほかに「いがむ」「えがむ」、「よごうじょる」「えごうじょる」「えごちょる」などもあり、「ひょこくれる/ひょこくれとる」という言い方まで出てきた。一方で「今はゆがむしか使わん」という声もあり、地域差だけでなく世代差・家庭差もありそうやね。大分寄りの熊本でも「よがむ」を使うという声があったのも興味深いところ。
また、「物にはよがむ、性格や根性にはゆがむ」と使い分ける人もおれば、「心がよごうじょる」「性格はいがむ」と言う人もおる。ここは地域や個人で感覚が違いそう。
豆知識として、「ひょごひょごよがんじょる」みたいに擬態語と組み合わせると、曲がり具合まで目に浮かぶ。大分の“まっすぐじゃない”表現、思った以上に種類が多いっちゃ。
まだ把握できていない部分もあるので、分かり次第更新していきます。
関連大分弁
- いがむ(ゆがむ)
- まぐる(曲げる)
- ひんまがる(激しく曲がる)
まとめ

- 「よがむ」=ゆがむ
- まっすぐな物が曲がったり、形を崩したりする時に使う
- 箱・板・ふたなど、目に見える物の形に使いやすい
- 「曲がる」より、元の形からずれる感じがある
- 地域や家庭によっては「いがむ」を使う
- 「よがむ/いがむ」で言い方に差が見られる
かぼみの大分弁講座では、
物の形がちょっとずれた時の感覚まで伝わる大分弁も、これからも一つずつ丁寧に残していきます。
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