大分弁の「まぐる」は、
曲げる という意味で使われる言葉です。
物をぐいっと曲げる時や、無理に力を入れて曲げようとする時に出やすく、
「ひんまぐる」と言うと、さらに強く曲げる感じが出ます。
この記事では、
- 大分弁「まぐる」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「まぐる」とは?

大分弁の まぐる は、
「曲げる」
「折れそうなほど曲げる」
という意味で使われます。
- 主に:棒・針金・枝・薄い板・部品など
- 場面:作業中/子どもへの注意/物を扱う時
ただ軽く曲げるというより、
力を入れてぐいっと曲げる感じ が出やすい言葉です。
特に「ひんまぐる」は、
「無理に強く曲げる」「ぐいっと曲げる」ようなニュアンスになります。
「まぐる」の意味【大分弁 → 標準語】
まぐる=曲げる
ニュアンスのポイント
- 物を曲げる動作を表す
- 「ひん」が付くと、強く曲げる感じになる
- 壊れそうな物への注意にも使いやすい
- すでに曲がっている状態は「ひん曲がっちょる」などと言うこともある
「そげぇ、ひんまぐると折れるで!」
=そんなに強く曲げると折れるよ!
生活感のある例文【意味が分かる形】
「そげぇ、ひんまぐると折れるで!」
=そんなに強く曲げると折れるよ!
「それ以上まぐると、元に戻らんで。」
=それ以上曲げると、元に戻らないよ
「傘の骨、そげぇひんまぐると使えんごとなるで。」
=傘の骨をそんなに強く曲げると、使えなくなるよ
シチュエーション別
- 家庭
- 「それ、そげぇまぐると壊れるで」
=それ、そんなに強く曲げると壊れるよ
- 「それ、そげぇまぐると壊れるで」
- 作業
- 「この金具、無理に曲げるより、少しずつせんといけんで。そげぇまぐると割れるわ。」
=この金具は、無理に曲げるより、少しずつしないといけないよ。そんなに曲げると割れるよ
- 「この金具、無理に曲げるより、少しずつせんといけんで。そげぇまぐると割れるわ。」
- 日常
- 枝をそげぇまぐんと、ぽきっと折れるで。」
=枝をそんなに曲げると、ぽきっと折れるよ
- 枝をそげぇまぐんと、ぽきっと折れるで。」
※ 「まぐる」は意味としては「曲げる」ですが、
例文にすると「まぐって」「まぐったら」「まぐらん」のような形は不自然に感じるため、
実際の会話では「ひんまぐると〜」のような注意の形で使う方が自然です。
標準語との違い
- 標準語:曲げる
- 大分弁:まぐる
意味は「曲げる」と近いですが、
「まぐる」は会話に入ると、手元でぐいっと曲げるような動きが浮かびやすい言葉です。
特に「ひんまぐる」と言うと、
標準語の「強く曲げる」「無理に曲げる」に近い感じになります。
壊れそうな物を扱う時の注意にも、かなりしっくりくる表現です。
ただし、「まぐる」は何でも自由に活用して使うというより、
「そげぇ、ひんまぐると折れるで!」のような決まった言い回しの中で自然に出やすい言葉と考えた方がよさそうです。
かぼみ目線の一言コラム
「まぐる」って、
意味だけ見れば「曲げる」なんやけど、例文にすると意外とむずかしいんよね。
「まぐって」「まぐったら」「まぐらん」みたいに言うと、
なんか違う感じがする。でも、
「そげぇ、ひんまぐると折れるで!」
これはしっくりくるんよ。大分弁って、単語の意味だけじゃなくて、
“どの形で言うと自然か”まで残していかんといけんなぁって思うんよ。

地域差

大分弁の「まぐる」は「曲げる」の意味で、まっすぐな物をぐいっと曲げる動作に使う言葉っちゃ。ただ今回のコメントを見ると、「まぐる」そのものより、「ひんまげる」「ひん曲がる」「ひん曲がっちょる」に反応した人が多い印象やね。「そげぇひんまげちから、折るっで!」みたいに、強く曲げすぎて壊れそうな時の注意として自然に出る地域・家庭がありそう。
ここで分けて見ると分かりやすいのが、「まぐる/ひんまげる」は自分が何かを曲げる動作、「ひん曲がる/ひん曲がっちょる」は物や性格が曲がっている状態という違い。
物だけでなく、「性格がひん曲がっちょる」「根性ひんまがっちょん」みたいに、人の性格や根性にも使われるのが面白いところやね。
豆知識として、頭に付く「ひん」は、ただ曲がるより“強く・ぐにゃっと・悪い方向に”という感じを足す言葉と見てよさそう。
県内でも「まぐる」より「まげる」「ひんまげる」の方が自然という声もあり、地域差・世代差がありそうな言葉っちゃ。
まだ把握できていない部分もあるので、分かり次第更新していきます
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まとめ
- 「まぐる」=曲げる
- 「ひんまぐる」は、強く曲げる感じが出る
- 実際の会話では「ひんまぐると〜」の形が自然に出やすい
- 「まぐって」「まぐったら」「まぐらん」のような形は不自然に感じる
- 「ひんまげる」「ひん曲がる」など、近い言い方にも地域差・家庭差がある
かぼみの大分弁講座では、
意味だけでなく、実際に自然に聞こえる形まで含めて、大分弁を一つずつ丁寧に残していきます。
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