【大分弁】あげえ/あげなとは?意味・使い方・例文まとめ|かぼみの大分弁講座

大分弁の「あげえ/あげな」は、あんな/あんなにという意味で使われる言葉です。

離れたところにいる人や物、その場で話題になっているものの様子などを指して、

「あげえ高いとこ、よう登るなぁ。」

のように使います。

「あげえ」だけでなく、「こげえ」「そげえ」も一緒に使うという声が寄せられており、大分弁の指し示す言葉の一つとして見ると分かりやすい表現です。

この記事では、

  • 大分弁「あげえ/あげな」の意味
  • 生活感のある使い方・例文
  • 標準語との違い
  • 地域差

をまとめて紹介します。


大分弁「あげえ/あげな」とは?

大分弁の「あげえ/あげな」は、

あんな/あんなに

という意味で使われます。

たとえば、

「あげえ高いとこ、よう登るなぁ。」
=あんなに高いところ、よく登るね

という使い方です。

また、

「あげなもん」

なら、

「あんなもの」

という意味になります。

「あげえ/あげな」は、標準語の「あんな」「あんなに」にあたる言葉として、会話の中で人や物、その様子などを指す時に使われます。


「あげえ/あげな」の意味【大分弁 → 標準語】

あげえ/あげな=あんな/あんなに

ニュアンスのポイント

  • 離れたものや、話題になっているものを指す時に使う
  • 人や物の様子・程度を表す時にも出てくる
  • 「こげえ」「そげえ」と一緒に使う人もいる
  • 「あげえ」と「あげな」の両方の形がある
  • 細かな使い分けについては、ここでは無理に分けず「あんな/あんなに」の仲間として扱う

「あげえ高いとこ、よう登るなぁ。」
=あんなに高いところ、よく登るね。


生活感のある例文【意味が分かる形】

「あげえ高いとこ、よう登るなぁ。」
=あんなに高いところ、よく登るね

「あげえ言わんでもいいに。」
=あんなに言わなくてもいいのに

「あげな大きいん?」
=あんなに大きいの?

「あげなもん。」
=あんなもの

シチュエーション別

  • 高い場所にいる人を見て

「あげえ高いとこ、よう登るなぁ。」
=あんなに高いところ、よく登るね

  • 誰かが強く言っているのを見て

「あげえ言わんでもいいに。」
=あんなに言わなくてもいいのに

  • 大きさを聞いて

「あげな大きいん?」
=あんなに大きいの?

「あげえ/あげな」は、文章で説明するより、「こげえ・そげえ・あげえ」と並べてみると感覚がつかみやすい言葉です。


標準語との違い

  • 標準語:あんな/あんなに
  • 大分弁:あげえ/あげな

たとえば、

「あんなに高いところ」

が、

「あげえ高いとこ」

となります。

「あんなもの」

なら、

「あげなもん」

という言い方も出てきます。

大分弁では、

「こげえ」
「そげえ」
「あげえ」

のような言葉が会話の中に自然に入り込みます。

コメントでも、

「“あげえ”も“そげえ”も」

と、「こげえ」と一緒に使うという声がありました。

そのため「あげえ」だけを単独で覚えるより、

こげえ・そげえ・あげえ

という並びで覚えると、大分弁らしい感覚が分かりやすいです。


かぼみ目線の一言コラム

「あげえ」って、一語だけ見ると、


「何のこと?」

っちなる人もおるかもしれんけど、


「こげえ・そげえ・あげえ」


っち並べると、急に分かりやすくなるんよなぁ。


SNSのコメントでも、

「“あげえ”も“そげえ”も」

っち、セットで使う人がおったんよ。

標準語なら、

「こんなに・そんなに・あんなに」


みたいなところが、

「こげえ・そげえ・あげえ」。


こういう指す言葉が丸ごと方言になっちょる感じ、大分弁らしくておもしろいなぁと思う。


地域差

大分弁:地域差

大分弁の「あげえ/あげな」は、「あんなふうに/あんなに」「あんな」という意味で使われる言葉。

「あげえ言わんでも良かろうが」
「あげな高けぇ山に登るんかえ?」
「あんしは、あげえある」

SNSのコメントを見ると、別府をはじめ県内各地から「あげえを使う」という声があり、今でも比較的よく残っちょる言葉みたい。

ただ、日田では少し形が変わって、

「あげん・こげん・そげん・どげん」
「あげな・こげな・そげな・どげな」

という言い方が自然という声があった。

ほかにも、
「あんげえ・そんげえ・こんげえ」
のように「ん」が入る形もあり、県内でも「あげえ」一つに統一されちょるわけではなさそうやね。

「あげえ」は単独で見るより、

こげえ=こんなふうに
そげえ=そんなふうに
あげえ=あんなふうに
どげえ=どんなふうに

という“四兄弟”で見ると分かりやすい。

一方の「あげな」は、
「あげな大きいん?」
「あげなこと言わんでも」
のように、後ろの名詞や状態を説明する「そんな/あんな」に近い使い方になるんよ。

そして今回おもしろかったのが、

「あんしは、あげえある」

という言い方。

直訳すると「あの人はあんなふうだ」やけど、実際の会話では「あの人は、まあ……ああいう人やけん」という、ちょっと含みのある人物評になることもあるみたい😂
「あげえ」が悪口というより、前後の文脈と声の調子でニュアンスが決まるんやね。

豆知識として、「こ・そ・あ・ど」のセットが方言にもきれいに残っちょるのがこの言葉の面白いところ。

「こげえ・そげえ・あげえ・どげえ」
と並べると、標準語の
「こう・そう・ああ・どう」
と同じ仕組みなのが見えてくる。

県外でも久留米から「あげーん/そげーん」という声があり、九州には似た言い方が広くあるみたい。

「あげえ」一語だけ見るより、
「こげえ・そげえ・あげえ・どげえ」
まで並べると、一気に“大分の会話”が聞こえてくる言葉やね😊


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まとめ

  • 「あげえ/あげな」=あんな/あんなに
  • 人や物、その様子などを指す時に使う
  • 「あげえ高いとこ、よう登るなぁ」=あんなに高いところ、よく登るね
  • 「あげなもん」=あんなもの、という形もある
  • 「こげえ・そげえ・あげえ」を一緒に使うというコメントがある
  • 同じ系列には「こげん・こげな」「あげなん」など別の形もある
  • 地域や家庭によって使う形に違いがある可能性がある
  • 「あげえ/あげな」の細かな県内分布は、今後さらに使用例を集めたい

かぼみの大分弁講座では、
「あげえ/あげな」のように、「こんな・そんな・あんな」という普段の会話の中に自然に残っちょる大分弁も、これからも実際の声と一緒に一つずつ丁寧に残していきます。


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