大分弁の「はい」は、早くという意味で使われる言葉です。
相手を急かす時や、急いで行動してほしい時に、「はい、行かんと」のように使います。
この記事では、
- 大分弁「はい」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「はい」とは?

大分弁の「はい」は、
「早く」
「急いで」
という意味で使われます。
- 主に:相手を急かす時
- 場面:出かける準備/仕事や作業/時間に遅れそうな時
「はい、行かんと」のように動詞の前に置き、早く行動するよう促します。
返事の「はい」と同じ文字ですが、前後の会話や言い方によって意味が変わります。
*後述しますが、「はよ(早く)」という西日本共通の言葉も大分ではよく使われます。
「はい」の意味【大分弁 → 標準語】
はい=早く/急いで
ニュアンスのポイント
- 相手に早く動いてほしい時に使う
- 時間が迫っている場面で出やすい
- 短いので、とっさに相手を急かしやすい
- 「はよ」に近い発音として聞こえる場合もある
「はい、行かんと遅れるで〜。」
=早く行かないと遅れるよ。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「はい、行かんと遅れるで〜。」
=早く行かないと遅れるよ
「はい、支度せんと間に合わんで。」
=早く支度しないと間に合わないよ
「もうみんな待っちょるけん、はい行きよ。」
=もうみんな待っているから、早く行きなさい
シチュエーション別
- 朝の支度
「はい、起きんと学校に遅れるで。」
=早く起きないと学校に遅れるよ
- 出かける時
「車が来たで。はい、乗りよ。」
=車が来たよ。早く乗りなさい
- 作業中
「暗うなるけん、はい終わらせよう。」
=暗くなるから、早く終わらせよう
※「はい」は、単に動作の速さを表すよりも、相手に「早くして」と促す場面で使いやすい言葉です。
標準語との違い
- 標準語:早く/急いで
- 大分弁:はい/はよ
標準語の「早く」にあたる言い方として、大分では「はい」や「はよ」が使われます。
「はよ」は、標準語の「早く」が変化した言い方で、大分だけでなく、西日本の広い範囲の日常会話で使われる共通性の高い表現です。
一方の「はい」は、「はよ」よりさらに音が短くなったように聞こえる言い方です。
ただし、人によっては「はい」と「はよ」を明確に使い分けているのではなく、話す速さや発音によって、その中間のように聞こえることもあります。
また、返事の「はい」と区別するには、前後の言葉が大切です。
「はい、分かりました」
=返事の「はい」
「はい、行かんと遅れるで」
=「早く」という意味の「はい」
となります。
かぼみ目線の一言コラム
「はい」って、文字だけ見ると普通の返事にしか見えんのよね。
でも、
「はい、行かんと!」
「はい、支度しよ!」って聞くと、「早く」の意味やと自然に分かるんよ。
急かされる時に聞きよった人も多そうやけど、自分では「はい」と言いよるんか、「はよ」が短う聞こえよるんか、意外と分からん言葉でもあるんよね。
短いひと言やけど、朝の慌ただしい家の中まで浮かんでくる大分弁やなぁと思うっちゃ。

地域差

大分弁の「はい」は、「早く/急いで」の意味で、人を急かす時に使われる言葉っちゃ。
「はい、行かんと遅れるで」「はいせな間に合わん」「はい行けちゃ!」みたいに、家を出る時や仕事中、車の流れが遅い時など、とっさに短く出やすい。言葉が短いぶん、「はよ」より少し勢いよく聞こえることもありそうやね。
コメントを見ると、臼杵・蒲江・宇佐・別府・大分市などで使う声があり、県内では比較的広い範囲に残っちょるみたい。ただし、「はい」だけを使うというより、「はい」と「はよ」の両方を使う人が多い印象。
「はいしょ/はょーしょ」「はよせぇ」「はよせんか」「はあよしぃ」など、地域や家庭で形もかなり揺れる。
一方、日田では「はよしよ」のほか、「ぐーるぐるしよ」「しょいしょいしよ」といった別の急かし言葉も出てきた。
豆知識として、「はよ」は「早う」が変化した西日本に広い言い方。「はい」は、その「はよ」が会話の速さや発音によって変わった形とも考えられるけど、「はよ」と「はい」の境目が自分でも曖昧という声もあり、きれいに分けるのは難しそうやね。
「しゃんしゃんせんか!」まで含めると、大分の“早くして”は意外と種類が豊富。急かされる場面ほど、地元の言葉が素で出るんかもしれんね。
まだ把握できていない部分もあるので、分かり次第更新していきます。
関連大分弁
まとめ
- 「はい」=早く/急いで
- 相手を急かしたり、早く行動するよう促したりする時に使う
- 「はい、行かんと遅れるで」のように使う
- 返事の「はい」とは、前後の会話で区別する
- 「はよ」は大分だけでなく、西日本の広い範囲で使われる
- 「はい」と「はよ」の境目が曖昧な人もいる
- 地域や家庭によって「はいしょ/はょーしょ」のような形も聞かれる
かぼみの大分弁講座では、
急いじょる時に思わず口から出る、短くて生活感のある大分弁も、これからも一つずつ丁寧に残していきます。
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