大分弁の「しとめん」は、耐えられない/もちこたえられないという意味です。
暑さや寒さ、重たい物などに耐えきれず、「もう無理や」と感じる時に使われます。
この記事では、
- 大分弁「しとめん」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「しとめん」とは?

大分弁の「しとめん」は、
「耐えられない」
「もちこたえられない」
「これ以上は無理」
という意味で使われます。
- 主に:暑さ・寒さ・重さ・きつさ
- 場面:体力の限界を感じた時/我慢できなくなった時
「もうしとめん」のように、これ以上は耐えられないという場面で出やすい言葉です。
「しとめん」の意味【大分弁 → 標準語】
しとめん=耐えられない/もちこたえられない
ニュアンスのポイント
- 暑さや寒さに耐えられない
- 重たい物を持ち続けられない
- 体力的にこれ以上もちこたえられない
- 「もう無理」という限界の感覚がある
「暑うて、もうしとめん〜。」
=暑くて、もう耐えられないよ。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「暑うて、もうしとめん〜。」
=暑くて、もう耐えられないよ
「こげえ寒かったら、外にはしとめんなぁ。」
=こんなに寒かったら、外では耐えられないね
「この荷物は重てえわ。長いことはしとめん。」
=この荷物は重たいよ。長い時間はもちこたえられない
シチュエーション別
- 夏の暑さ
「今日は暑すぎるわ。外仕事はしとめんで。」
=今日は暑すぎるよ。外仕事には耐えられないよ
- 冬の寒さ
「手がかじかんで、もうしとめん。」
=手がかじかんで、もう耐えられない
- 重たい物
「ちょっと代わってくれん? もうしとめんわ。」
=ちょっと代わってくれない? もうもちこたえられないよ
※「しとめん」は、単に「きつい」と言うよりも、これ以上は耐え続けられない状態を表す時にしっくりくる言葉です。
標準語との違い
- 標準語:耐えられない/もちこたえられない
- 大分弁:しとめん
標準語の「耐えられない」は、体のきつさだけでなく、音や気持ちなど幅広い場面に使えます。
大分弁の「しとめん」は、暑さ・寒さ・重さなど、実際に体へ負担がかかり、もう限界に近い時に使われやすい表現です。
「暑くてきつい」よりも、
「暑うて、もうしとめん」
と言う方が、これ以上はもちこたえられんという切実さが伝わります。
かぼみ目線の一言コラム
「しとめん」って、ただ「きちい」だけやなく、もう限界が来ちょる時の言葉なんよね。
暑さにしとめん。
寒さにしとめん。
重たさにしとめん。「もう無理!」を少し我慢しながら言いよる感じもあるんよ。
特に夏の外仕事で「暑うて、もうしとめん〜」って言うと、言葉だけで汗だくの姿まで浮かんでくるっちゃ。

地域差

大分弁の「しとめん」は、「耐えられない/これ以上もちこたえられない」という意味で使われる言葉っちゃ。
「暑うて、もうしとめん」「重たすぎてしとめん」みたいに、暑さ・寒さ・疲れ・重さなどが限界に来た時の“もう無理”によう合う。ただ、臼杵の「あんしゃ、しとめんしじゃなあ」のように、わけの分からんことばかり言う人へ“付き合いきれん・たまらん人”という感じで使う例もあり、体力だけでなく気持ちの限界にも広がる言葉みたいやね。
SNSのコメントを見ると、日田では「しとめん」を使うという声がある一方、「こたえん/こたえ〜ん」の方が自然という人もおる。
竹田では「ひとめん」という形を使う人がいて、音が少し変わって残っちょるのが面白いところ。ほかにも「せれれん/しぇれれん」「やっちょられん」など、地域ごとに“耐えられない”の言い方が違う。一方、別府などでは初耳という声もあり、県内全域の共通語というより、地域差・世代差の大きい言葉と見た方がよさそう。
豆知識として、「しとめん」は単なる「できん」より、“しばらく我慢したけど、もう限界”というニュアンスが強い印象。暑さにも仕事にも、困った人にも使える、限界の気持ちがそのまま出る大分弁っちゃ。表現と使い分けられている方言と見るのがよさそうです。
まだ把握できていない部分もあるので、分かり次第更新していきます。
関連大分弁
まとめ
- 「しとめん」=耐えられない/もちこたえられない
- 暑さ・寒さ・重さなどに耐えきれない時に使う
- 「もうしとめん」のように、限界を感じた場面で出やすい
- 日田でも使われ、「こたえん」と言うこともある
- 地域によっては「せれれん/しぇれれん」などの言い方もある
- 大分県内でも、知っている人と初めて聞いた人に分かれる
かぼみの大分弁講座では、
体のきつさや「もう限界」という感覚まで伝わる大分弁も、これからも一つずつ丁寧に残していきます。
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