【大分弁】ほんならとは?意味・使い方・例文まとめ|かぼみの大分弁講座

大分弁の「ほんなら」は、それなら/それではという意味で使われる言葉です。

相手の話を受けて次の行動につなげる時や、「それじゃあ、また」と会話を終える時など、日常会話のつなぎとして自然に出てきます。

この記事では、

  • 大分弁「ほんなら」の意味
  • 生活感のある使い方・例文
  • 標準語との違い
  • 地域差

をまとめて紹介します。

大分弁「ほんなら」とは?

大分弁の「ほんなら」は、

「それなら」
「それでは」
「それじゃあ」

という意味で使われます。

たとえば、

「明日は休みなん?」
「うん。」
「ほんなら、昼から行こうか。」
=それなら、昼から行こうか。

のように、相手の話を受けて、その次の話や行動につなげる時に使います。

また、

「ほんなら、またな。」
=それじゃあ、またね。

のように、別れ際の「それでは」にあたる使い方もあります。


「ほんなら」の意味【大分弁 → 標準語】

ほんなら=それなら/それでは/それじゃあ

ニュアンスのポイント

  • 相手の話を受けて次の話につなぐ
  • 条件を聞いて「それなら」と返す
  • 「じゃあ、こうしよう」と提案する時にも使う
  • 別れ際の「それじゃあ」にも使える
  • 単語そのものより、会話をつなぐ言葉としてよく働く

「明日は暇なん? ほんなら、どっか行こうえ。」
=明日は暇なの? それなら、どこか行こうよ。


生活感のある例文【意味が分かる形】

「今日は行かんの? ほんなら、うちもやめちょこう。」
=今日は行かないの? それなら、私もやめておこう

「もうご飯食べたん? ほんなら、お茶だけにしようか。」
=もうご飯を食べたの? それなら、お茶だけにしようか

「ほんなら、また明日な。」
=それじゃあ、また明日ね

シチュエーション別

  • 予定を決める時

「朝は忙しいん? ほんなら、昼からにしよう。」
=朝は忙しいの? それなら、昼からにしよう

  • 相手の話を受けて

「もう買っちょるん? ほんなら、買わんでええな。」
=もう買っているの? それなら、買わなくていいね

  • 電話を切る時

「ほんなら、また連絡するわ。」
=それじゃあ、また連絡するよ

  • 帰り際

「ほんなら、そろそろ帰るわ。」
=それでは、そろそろ帰るよ

「ほんなら」は、何か特別な物や動作を表す言葉ではなく、会話と会話の間をつなぐ言葉として使われます。


標準語との違い

  • 標準語:それなら/それでは/それじゃあ
  • 大分弁:ほんなら

意味はかなり近く、場面によって標準語への置き換え方が変わります。

「雨が降るん? ほんなら行かんわ。」
=雨が降るの? それなら行かないよ

「ほんなら、また明日。」
それじゃあ、また明日

「ほんなら、始めようか。」
それでは、始めようか

という具合です。

つまり「ほんなら=それなら」だけではなく、会話によっては「それでは」「じゃあ」に近くなります。

また、大分弁には会話をつなぐ言葉として、

「そしち」=そして

などもありますが、

「そしち」が話を続ける「そして」に近いのに対し、「ほんなら」は前の話を受けて「それなら次はこうしよう」と展開する言葉です。


かぼみ目線の一言コラム

「ほんなら」って、方言として紹介すると地味なんやけど、会話ではしんけん便利なんよね。

「そうなん?」
「ほんなら、こうしよう」

とか、

「もう帰るわ」
「ほんなら、またな」

とか。

自分では何も説明しちょらんような一言なのに、前の話を受けて次へ進めてくれる。

珍しい単語だけやなくて、こういう会話を自然につなげよる言葉にも、その土地らしさが出るんやなぁと思うっちゃ。


地域差

大分弁:地域差

「ほんなら」は、「それなら/それでは」を表す言葉。大分だけの方言ではなく、西日本の広い地域で使われる言い方っちゃ。

今回のコメントでも「ほんなら、またな」「ほんならね〜」と、話を切り上げたり別れたりする時の例が多かった。豊後高田では「ほんなら」を使いよったという声があり、県内ではほかにも「ほいなら」「ほいじゃ」「ほんじゃ」「そいじゃ」「そんなら」など、かなり形が豊富みたい。

特に面白いのが、
「ほなの。」
「ほなね。」
「ならね〜。」

のように、さらに短くなった“去り言葉”。「ほなの」は大分でも耳馴染みがある言い方で、「それじゃあね」「じゃあまたね」くらいの感覚で自然に出るんよね。

日田方面からは「ほんなら」のほか、「ほったら・なら・そんじゃ・ほんじゃ」なども挙がった一方、若い世代ではあまり使わなくなったという声も。地域差だけでなく、世代によっても残り方が違いそう。

また「ほしたら=それでは/そうしたら」「ほして=そして」のような似た言い方もあり、“ほ〜”で始まる接続の言葉がいろいろ残っちょるのも面白いところ。

豆知識として、「ほんなら」は意味そのものより、別れ際に「ほんならな」「ほなの」と口から自然に出るところに生活感がある言葉。大分独自ではないけど、大分の会話にも昔からしっかり馴染んじょる言葉やね😊


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まとめ

  • ほんなら」=それなら/それでは/それじゃあ
  • 相手の話を受けて、次の話や行動につなげる時に使う
  • 「ほんなら、昼から行こう」のように「それなら」の意味で使う
  • 「ほんなら、またな」のように別れ際にも使える
  • 場面によって「それなら」「それでは」「じゃあ」と訳し分けられる
  • 大分だけの独自語ではなく、西日本の広い地域で聞かれる
  • 大分県内には「そしち」「ほいでなぁ」「ほいちなー」など、ほかにもさまざまな接続表現がある
  • 県内の細かな使用地域や世代差については、今後さらに集めたい言葉

かぼみの大分弁講座では、
「ほんなら」のように、目立つ単語ではないけれど毎日の会話を自然につないでくれる大分弁も、これからも一つずつ丁寧に残していきます。


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