大分弁の「〜しちくりぃ」は、
相手に何かをお願いするときに使う、やわらかい表現です。
意味としては 「〜してくれ」 にあたり、
命令ではなく、距離の近さや甘えがにじむ言い方になります。
この記事では、
- 大分弁「〜しちくりぃ」の意味
- 日常での使い方・生活感のある例文
- 「〜してくれ」とのニュアンスの違い
をまとめて紹介します。
大分弁「〜しちくりぃ」とは?
大分弁の 〜しちくりぃ は、
「〜してくれ」/「〜してほしい」
という意味で使われるお願い表現です。
- 主に:家族・友だち・身近な人に対して使う
- 場面:日常の頼みごと/ちょっとしたお願い
強く言わず、
相手に気持ちよく動いてもらうための言い方なのが特徴です。
「〜しちくりぃ」の意味
〜しちくりぃ=〜してくれ
ニュアンスのポイント👇
- 命令ではない
- どこか甘えがある
- 親しさ前提の言い方
「これ、取っちくりぃ」
と言われたら、
「ちょっとお願いされちょるな」って感じです。
生活感のある例文【会話形式】
「そのリモコン、取っちくりぃ。」
=「そのリモコン、取ってください」
「あとで電話しちくりぃ。」
=「あとで電話してね。」
「勘弁しちくりぃ」
=「勘弁してください」
※ 親しさが前提。丁寧な場面では使わない。
「〜してくれ」との違い
標準語の「〜してくれ」と比べると👇
- 〜してくれ
→ 直接的・場合によっては強め - 〜しちくりぃ
→ やわらかい・甘え・生活感あり
大分では
「お願いしたいけど、きつく言いたくない」
そんな時に自然と出てくる言い方です。
かぼみ目線の一言コラム
かぼみ的に「〜しちくりぃ」は、
頼ることを許してくれる大分弁やと思っちょん。
全部自分でせんでもええ。
ちょっと人に頼ってもええ。そんな気持ちを
そのまま言葉にできるんよね。
言われた側も、
「はいはい」って動きやすい、不思議な言葉です。

地域差・言い回しの違い
地域差
- 臼杵周辺:
→ 「しちくりぃ」をよく使う。 - 佐伯方面:
→ 「しちくれぇ」と短くなることも。 - 大分市周辺:
→ 「〜してくれん?」と混ざる場合も。
似た言い回し
- 〜してくれん?:より丁寧
- 〜しちょき:やっておいて
- 〜せんし:しなさい(指示)
関連大分弁
- せんし(しなさい)
- せんでええ(しなくていい)
- どっこんいかんで(引き止め)
まとめ|「〜しちくりぃ」はやさしいお願いの大分弁
- 「〜しちくりぃ」=〜してくれ
- 命令にならず、親しさが伝わる
- 家族・友だちなど近い関係で使う
- 日常の頼みごとにぴったり
かぼみの大分弁講座では、
人との距離が近づく大分弁も
これから大事に紹介していくけん、
「これ、家で使いよる!」って言葉があったら、
また教えてな〜。
