【大分弁】てがてえとは?意味・使い方・例文まとめ|かぼみの大分弁講座

大分弁の「てがてえ」は、恥ずかしい/気恥ずかしいという意味で使われる言葉です。

大分県内でも広く共通して使われる言葉というより、日田方面などに残ると言われる地域性の強い表現です。

同じ「恥ずかしい」を表す言葉でも、地域によって「めんどしい」「めんどらしい」など別の言い方があります。

この記事では、

  • 大分弁「てがてえ」の意味
  • 生活感のある使い方・例文
  • 標準語との違い
  • 地域差

をまとめて紹介します。

大分弁「てがてえ」とは?

大分弁の「てがてえ」は、

「恥ずかしい」
「気恥ずかしい」

という意味で使われます。

たとえば、人前で何かをするのが恥ずかしい時に、

「人前でそげえするんは、てがてえなぁ。」

=人前でそんなことをするのは、恥ずかしいなあ。

というように使います。

ただし、大分県内でも知らない人がおり、「てがてえ」より「めんどしい」の方が馴染みがあるという地域もあります(主に日田方面で使われている)。


「てがてえ」の意味【大分弁 → 標準語】

てがてえ=恥ずかしい/気恥ずかしい

ニュアンスのポイント

  • 人前で恥ずかしい時に使う
  • 見られたり注目されたりして気恥ずかしい時にも使える
  • 大分県内でも地域によって通じないことがある
  • 「めんどしい」など別の言葉を使う地域もある

「そげえみんなに見られたら、てがてえわ。」
=そんなにみんなに見られたら、恥ずかしいよ。


生活感のある例文【意味が分かる形】

「人前でそげえするんは、てがてえなぁ。」
=人前でそんなことをするのは、恥ずかしいなあ

「そげえ褒められたら、てがてえわ。」
=そんなに褒められたら、恥ずかしいよ

「みんなの前に出るんは、てがてえなぁ。」
=みんなの前に出るのは、恥ずかしいなあ

シチュエーション別

  • 人前に出る時

「みんなの前で話すんは、てがてえなぁ。」
=みんなの前で話すのは、恥ずかしいなあ

  • 褒められた時

「そげえ褒めんでくれ。てがてえわ。」
=そんなに褒めないで。恥ずかしいよ

  • 注目された時

「みんなこっち見よるけん、てがてえなぁ。」
=みんなこっちを見ているから、恥ずかしいなあ

「てがてえ」は、単に失敗して恥をかいた時だけでなく、照れくさい・人前では気恥ずかしいという場面にも使いやすい言葉です。


標準語との違い

  • 標準語:恥ずかしい/気恥ずかしい
  • 大分弁:てがてえ

意味としては標準語の「恥ずかしい」に近い言葉です。

ただ、大分県内では「恥ずかしい」を表す方言が一つではありません。

プロジェクト内では、

「てがてえ」
「めんどしい」
「めんどらしい」

などが挙がっています。

「てがてえ」は日田方面などに残ると言われる一方、ユーザー自身は「めんどしい」の方が馴染みがあるなど、同じ県内でも自然に出てくる言葉が違うのがおもしろいところです。


かぼみ目線の一言コラム

「てがてえ」って、初めて文字で見たら、


「手堅い?」

っち思ってしまいそうなんよね。

実際、コメントでも、

「てがてえって間違いないと思ってました(恥)」

という反応がありました。

「手堅え」みたいな意味に見えるのに、実際は「恥ずかしい」。

しかも、うちは「めんどしい」の方が馴染みがあるけん、同じ大分でも「恥ずかしい」の言い方がこんなに違うんやなぁと思うんよ。

方言って、県境だけやなくて県内にも境目があるんやなぁ。


地域差

大分弁:地域差

大分弁の「てがてえ」。日田・玖珠など県西部では、「恥ずかしい/照れくさい」という意味で使われる言葉っちゃ。

今回も日田からは「当たり前に使う」「てがてぇ一択」という声があり、思いっきり恥ずかしい時に「でがぁ〜てえ」と強める人も。県西部では、今も比較的意味がはっきり残っちょるみたいやね。

一方、大分市・臼杵では「初めて聞いた」という声が多く、「恥ずかしい」なら「めんどしい」の方が馴染みがあるという反応が目立った。佐伯では「めんどらしい」を使うという声もあり、“恥ずかしい”の言い方にはかなり地域差がありそう。

さらに面白いのが、県東部・北部では「てがてえ」が別の意味で出てくること国東・杵築方面では「不器用」「見ちょられんほど歯がゆい」宇佐方面では「耐えがたい」や「手堅い」佐伯でも「てがてえやり方=無駄がなく確実なやり方」という例が寄せられた。同じ地域でも「聞かない」という人がおるけん、市町村だけできれいには分けられんみたい。

つまり、「てがてえ=恥ずかしい」と県全体へ広げるのは注意が必要。県西部の“恥ずかしい”と、ほかの地域に残る“手堅い・不器用・歯がゆい・耐えがたい”系の「てがてえ」は、意味の違う言葉として見た方がよさそうやね。

語源についても「耐え難い」由来説や「手堅い」との関係を考える声があり、ここはまだ慎重に見たいところ。同じ「てがてえ」で意味まで変わる、地域差がかなり濃い大分弁っちゃ😊


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まとめ

  • 「てがてえ」=恥ずかしい/気恥ずかしい
  • 人前に出たり、注目されたりして恥ずかしい時に使う
  • 日田方面などに残ると言われる地域性の強い言葉
  • 大分県内どこでも共通して使われるわけではない
  • 「めんどしい」の方が馴染みのある地域もある
  • 佐伯方面では「めんどらしい」という形も聞かれる
  • 「めんどしい」は福岡県田川地域でも使うというコメントがあり、県境を越えた言葉のつながりも見える
  • 同じ「恥ずかしい」でも、県内の地域によって言い方がかなり違う

かぼみの大分弁講座では、
「てがてえ」「めんどしい」のように、同じ気持ちを表す言葉でも地域によって呼び方が変わる大分弁を、これからも一つずつ丁寧に残していきます。


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