大分弁の「なき」は、
場所や物の内側・内部を指すときに使われる言葉です。
意味としては
「なか(〜の中)」
にあたり、日常会話の中でとても自然に使われます。
この記事では、
- 大分弁「なき」の意味
- 日常での使い方・生活感のある例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「なき」とは?【結論】
大分弁の なき は、
「中」
「〜の中」
という意味で使われる言葉です。
- 主に:場所・物の内部
- 場面:家庭/作業/会話全般
「中」と言うよりも、
より口語的で近い感覚があります。
「なき」の意味【大分弁 → 標準語】
なき=なか(〜の中)
ニュアンスのポイント👇
- 物理的な中
- 身近な場所
- 指さしと相性がいい
「押入れのなき、入っちょる?」
は、
「押入れの中、入ってる?」という意味になります。
生活感のある例文
「箱のなきに入れちょって。」
=箱の中に入れておいて
「カバンのなき、入っちょんやろ。」
=カバンの中を確認して
「さみいけん、家んなき入っちょきよ」
=家の中に入っておきなさい
シチュエーション別
- 家庭
- 「引き出しのなき、片付けちょって。」
=内部の整理。
- 「引き出しのなき、片付けちょって。」
- 仕事
- 「資料は封筒のなきにあります。」
=中に入っている。
- 「資料は封筒のなきにあります。」
- 日常
- 「先に店んなき、入っちょくで」
=中に入る行動。
- 「先に店んなき、入っちょくで」
👉 どの例文も
「〜の中」という意味が一読で分かる形です。
標準語との違い
標準語と比べると👇
- 中(なか)
→ 共通語・説明的 - なき
→ 口語的・近い
大分では
身近な物ほど、
短く言う傾向があります。
かぼみ目線の一言コラム
かぼみ的に「なき」は、
生活の動線そのものやと思っちょん。
開けて、
覗いて、
手を入れる。その動きが
そのまま言葉になっちょる感じやな。

地域差
「なき(=なか/〜の中)」は県内でも通じ方に差があり、地域差が出やすい。
コメントでは「こたつんなき」「家んなき」など“〜んなき”で使う人がいる一方、大分市内や日田・佐伯では「使わない/聞けばわかる」声が多く、県南寄り・一部地域で強い可能性がある。佐伯・臼杵などでは同じ場所概念を「ねき(側)」で言う例もあり、別形が優勢な地域がある。
また日田弁として「なき=だから(接続)」として捉える人もいて、意味の衝突が起きやすい語でもある。
ただ、まだ把握できていない部分もあるので、
分かり次第更新していきます。
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まとめ|「なき」は“中”を表す大分弁
- 「なき」=なか(〜の中)
- 物や場所の内部を指す
- 口語的で身近
- 日常会話でとてもよく使う
かぼみの大分弁講座では、
暮らしの動きが見える大分弁も
これからも一つずつ残していきます。
