大分弁の「あど」は、かかとという意味で使われる言葉です。
体の「かかと」を指すほか、会話によっては靴の後ろ側、つまり「靴のかかと」を指して使うこともあります。
この記事では、
- 大分弁「あど」の意味
- 生活感のある使い方・例文
- 標準語との違い
- 地域差
をまとめて紹介します。
大分弁「あど」とは?

大分弁の「あど」は、
「かかと」
「足の後ろ側」
「靴のかかとの部分」
という意味で使われます。
たとえば、靴ずれをした時なら、
「靴ずれして、あどが痛え〜。」
=靴ずれして、かかとが痛い
のように使えます。
一方、靴そのものについて、
「あどをつぶして履くな!」
と言えば、
「靴のかかとを踏んで履くな!」
という意味になります。
「あど」の意味【大分弁 → 標準語】
あど=かかと
基本的には足の「かかと」を表す言葉ですが、実際の会話では、靴のかかと部分まで含めて「あど」と呼ぶことがあるのがポイントです。
ニュアンスのポイント
- 人の足のかかとを指す
- 靴の後ろ側を指すこともある
- 「あどが痛い」「あどをつぶす」のように使う
- 何を指しているかは前後の会話で分かる
「歩きすぎて、あどが痛えわ。」
=歩きすぎて、かかとが痛いよ。
生活感のある例文【意味が分かる形】
「靴ずれして、あどが痛え〜。」
=靴ずれして、かかとが痛い
「あどをつぶして履くな!」
=靴のかかとを踏んで履くな!
「新しい靴があどに当たって痛えわ。」
=新しい靴がかかとに当たって痛いよ
シチュエーション別
- 靴ずれした時
「今日はよう歩いたけん、あどが痛えわ。」
=今日はよく歩いたから、かかとが痛いよ
- 子どもが靴を踏んで履いている時
「あどをつぶして履いたらいけんで。」
=靴のかかとを踏んで履いたらだめだよ
- 新しい靴を履いた時
「この靴、あどんとこが当たるなぁ。」
=この靴、かかとのところが当たるね
「あど」という一語で、体のかかとにも、靴のかかとにも話がつながるところが、生活の中で使われる方言らしいところです。
標準語との違い
- 標準語:かかと
- 大分弁:あど
標準語では、人の足なら「かかと」、靴なら「靴のかかと」「靴の後ろ」と言うことが多いですが、「あど」は両方に使われることがあります。
たとえば、
「あどが痛え」
=足のかかとが痛い
「あどをつぶして履く」
=靴のかかとを踏んで履く
という違いです。
つまり、「あど=人体のかかと」とだけ覚えるより、かかと周辺を指す暮らしの言葉として捉えると、実際の使われ方が分かりやすくなります。
かぼみ目線の一言コラム
「あど」って、知らん人が聞いたら体のどこか全然分からん言葉なんよね。
でも、
「あどが痛え」
だけじゃなく、
「あどをつぶして履くな!」
まで出てくると、一気に昔の玄関の風景が浮かぶんよ。
靴のかかとを踏んで履きよって、親やじいちゃんばあちゃんに怒られた記憶。
方言って、意味だけやなくて、こういう暮らしの場面まで一緒に残っちょるんやなぁと思うっちゃ。

地域差

大分弁の「あど」は、「かかと」を表す言葉っちゃ。
SNSのコメントが増えて見えてきたのは、単純に「この地域で使う」と線を引ける言葉ではなさそう、ということ。
別府では「あどっち言いよん」、国東でも「言う」という声があり、日田でも「母は言います」という回答があった。一方、大分市や日田在住者から「聞いたことがない」という声もあり、同じ地域でも家庭や世代によって差がかなり大きそうやね。
そして面白いのが、「体のかかと」以上に「靴のかかと部分」の思い出が多いこと。
「靴んあどを踏まんので!」
「あどをつぶして履くな!」
「あど踏んで歩くな」
と、親や祖父母に怒られた記憶が続々。今も自分の子どもに「あどを踏まない!」と言う人もいて、叱り言葉と一緒に世代を越えて残っちょる例もあるみたい。
一方で、「自分は使わんけど年配の人が使う」「子どもの頃は言いよった」という声もあり、現在は「かかと」に置き換わりつつある家庭もありそう。
県外では阿蘇でも「あど」と言うというコメントがあり、大分だけに限った言葉ではなさそうやね。
豆知識として、方言は単語単体より「決まり文句」の中に残ることがある。「あど=かかと」を普段は使わん人でも、「靴のあどを踏むな!」だけは覚えちょる――そんな“お叱り言葉の中に残った方言”として見ると、かなり面白い言葉っちゃ😊
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まとめ
- 「あど」=かかと
- 人の足のかかとを指して使う
- 「あどが痛え」のように使う
- 靴のかかと部分を「あど」と呼ぶ使い方もある
- 実際に「あどをつぶして履くな!」と怒られたという記憶も寄せられた
- 人によって「体のかかと」「靴のかかと」のどちらを強くイメージするかに違いがある
- 地域・家庭・世代による使用差もありそう
かぼみの大分弁講座では、
体の名前だけでなく、「あどをつぶして履くな!」のように暮らしの記憶と一緒に残っちょる大分弁も、これからも一つずつ丁寧に残していきます。
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